カメさんのチャイナ♪チャイナ♪

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台湾6日目 やはり雨か?

2012-02-19 20:07:21 | 想い出の台湾一周

快晴の台中を後に台中駅発1033分の自強号に乗車、車内は台中からの乗客で満席となって定刻に発車。

この日の座席は残念なことに通路側でして、隣の窓側に乗車した乗客みすぼらしい服をまとった男性客でしで,年齢はなんと御歳100歳のご老人でした

 

どうしてこの方が100歳だと判ったのかと申しますと、退屈しのぎに飴を舐め始めた際に一粒差し上げましたところ、この老人よりひどく感謝されると同時に何故かIDカードを提示してきて、そのカードを見ましたところ1912年生まれの本籍地が大陸の広州との記載となっていたからです

 

台湾生まれの高齢者は日本語教育を戦前に受けていましたから、今でも日本語が通じますが、戦後台湾に移り住んだいわゆる外省人と呼ばれる人達は日本語教育を受けていないので当然通じません

この乗客も最初こちらが日本語で話しかけたのですが、意味不明のためにIDカードで外省人である事が理解出来、後はこちらのつたない中国語での会話となったしだいでした

 

乗車した列車が台北駅に到着するのは1250分で、昼食を大好きな台湾鉄道弁当を買い求めようと考えていましたところ手洗いに行く際に車内販売とすれ違い、慌てて手洗いを済ませ販売員を追いかけましたところが既に完売との事

 

空腹を覚えつつ列車は台北に近付いて行きましたが、同時に晴れていた空に雲が多くなり、青空が全く見えない曇り空の台北に到着

 

 


台湾6日目 再見台中

2012-02-18 21:15:29 | 想い出の台湾一周

台中での夜遊びははかなく消え去り、健全すぎる現在の台湾と同様の一夜となってしまい台湾6日目の朝を迎えることとなりました

 

このホテルでの朝食は台湾滞在中の中で一番内容が充実している食事でして、さすが料金と比例しているのですが、それでは一体初日の台北のホテルは2020元、2日目花蓮のホテルは1580元の料金の割には内容が少しショボイ感が否めません。

満腹になるまで美味しくいただきチェックアウト

 

チェックアウトの際に領収書をお願いしましたところ快く作成してくれましたが、その領収書には氏名から始まり、自宅住所やパスポートNoまで記載された完璧な内容となっています

昨日チェックインの際に書き写された内容が全て記載された領収書でした

 

ホテルを出発する際に日本語の達者な係員より、今日はこれからどちらに行かれますか?との問いに対し、基隆に行きます!と答えたところ、笑顔で傘はお持ちですか?との助言

この日の台中は雲ひとつ無い快晴の天気

台中から基隆までは直線距離だと150キロ程度ですから気圧の関係からしても日中は大丈夫ではと思いつつ、呼んでもらったタクシーで台中駅へと向かった次第です

 

画像は台中駅前付近

駅前付近は予備校が目立ち、ホテルの係員からの話では以前は街の中心地であったが、今や中心地が移動し寂れているとの通りでした


台湾5日目 今の日式は・・・

2012-02-17 21:31:30 | 想い出の台湾一周

台中のホテルでいろいろと教えてもらった現在の台湾の夜遊び事情

それでも淡い期待を抱いて駐在員の迎えを待ち、一緒に食事に出掛けました。食事の際にいろいろと聞いてみますとやはり情報不足は否めない様子でして、それでもいろいろな方面に電話連絡をして捜してくれていましたが、結果的にはホテル等に置いてある日本人向けのガイドブックの範疇以外の知識は無いとの事 

 

特に最近台中では風俗店で火災事故が生じ、死傷者が出た関係で当局の取締りが厳しくなっており、その影響もあり公然と営業している店が少ないとの意味不明な説明に終始していました

 

それでもガイドブック情報に基づき駐在員がとある一軒の日式スナックに連絡し、その店に突撃しましたところ、店内は日本が正月休み期間中との関係もあって閑古鳥が鳴いている状態でして、女の子がお茶を引いておりました

 

女の子は20台前半が中心で、その会話内容も日本のAKB48系中心ばかりで、オジサンにとっては話題に付いていく事はとても無理でシラケの連続 

 

しかも大好きな冷えた台湾ビールの瓶ビールは置いてなく、ぬるい缶ビールだけが注文すれば出てくると言った有様

腹いせにカラオケでもと思いリクエストしますが、そんな古い曲は知らないとの返事の連続で、もう降参状態 

 

二時間近くつまらん時間を過ごしたでしょうか。料金は駐在員二人で3700元と言った今回の台湾旅行で一番の高額消費で、折半してスタスタと退散

 

以前の台湾遊びを体験し、今の大陸でのカラ遊びを知っている者にとっては今の台湾での遊びはとても内容・料金的に無理だと判断した瞬間でもありました

 

しかしこの日の台中でのホテル、今回の台湾旅行での宿泊した中で最高の部屋です。この部屋が一泊1750元で利用できたのは嬉しいのですが、部屋の広さに比較して一人で寝るには広すぎて寂しい一夜を過ごしたものでした

 

画像は一人寂しく寝た部屋


台湾5日目 台中のホテル

2012-02-16 21:36:38 | 想い出の台湾一周

 

嘉義の街で阿里山鉄道関係を十二分に堪能し、いよいよ台中に移動です

台中では今回の台湾訪問前に台中に駐在している会社関係者に事前メールをし、台中での夜遊び紹介を依頼していました。

2011/12/21 一筋の光明)を参照していただけましたらその辺り経過が理解できます

 

男性天国台湾との異名をとった台湾ですが、それはもう過去の悪名であって、現在の台湾での夜遊びは非常に困難であるとの評価を聞いていましたので、大陸のように夜ともなると激しい押し売りまがいの売込み等は全く期待できない現状です

 

当初、今回の台湾訪問の日程を考える上で台中に立ち寄ると言った考えは無かったのですが、しかし悲しいオトコの性とでも言いましょうか、昔の体験が悪い深層心理として形成されているのでしょうか、多少でも昔を思い出して遊んでみたい気持ちが強く、またそれに協力してくれる地元の方が台中には居るものですから期待はいやがうえに盛り上がっての台中行きとなりました

 

嘉義駅を二時過ぎ発の自強号に乗車し、台中駅には三時半頃到着。列車での移動中に駐在員に連絡をしていたものですから台中駅に迎えに来てもらい、到着後今夜のホテルに移動です。

台中でのホテルも駐在に依頼しておりました。いろいろな意味で安全なホテルをお願いし、駐在員もその辺りは心得たつもりでの予約だと思い、到着後チェックインの手続き

 

その際に何と日本語が超堪能なフロント係員のおば様と表現すると多少差しさわりがあるかも知れませんが、この係員がパスポートの自宅住所・連絡先の電話番号を全て宿帳に記入しているではありませんか?

今までに無い経験でして、ちょっと問題が生じた場合はヤバイのではと不安感が脳裏を横切った瞬間でもありました

 

駐在員は仕事があるので夕方再度迎えに来ると言って一旦事務所に戻って行き、こちらはそれまでの時間潰しに市内を散策すべくフロントに降りていくと例の係員が笑顔で話しかけてくれます

最初は台中の簡単な散策場所の案内でしたが、こちらが30年振りの台湾・台中訪問であることを説明すると、そこから話は弾み、当時の戒厳令下の話題にまで発展したものです

 

当然夜遊びに関係する事を聞きましたところ、この係員、以前は台中駅前にあるホテルに勤務していたとの事でその辺りの事情はよくご存知でして、当時のホテルではホテルそのものや、ボーイ等の関係者がそう言った女性の斡旋をしていたが、現在の台湾では少ないとの事。このホテルでも斡旋はしていないので希望するなら勝手にドウゾとの説明

宿泊客で時々そのようなお客が居るとも笑顔で解説してくれました

 

更にこの係員曰く、先程チェックインの際に駐在員より当ホテルからの斡旋・紹介を依頼されましたが丁重にお断り申し上げましたとの説明を受け、訪問前の安心感は既に疑心暗鬼となりました

 

画像はその宿泊したホテルのフロントです


台湾5日目 阿里山鉄道嘉義駅

2012-02-15 19:58:41 | 想い出の台湾一周

阿里山鉄道の北門機関区・北門駅見学を十分に堪能した後、そこから再度徒歩で嘉義駅の方向に戻って行きました

 

途中の駅近くの繁華街にて昼食を食べ、駅前付近を散策し、その後は駅そのものをいろいろと見学の開始です

一番驚いたのは駅の西側に真新しい駅舎が完成し、この駅舎内に長距離バスセンターが営業開始しており、さらに駅前広場も整備されていることからして、いずれこの駅舎が嘉義駅の中心駅舎になって、現在の東側のメイン駅舎は改築されるのではないかと思われます

 

その後、入場券を購入し阿里山鉄道嘉義駅プラットホームを詳細に見学です

運休状態が続いている関係かして可愛らしいレールは錆びが浮いており、またレール側には建設廃材のようなものが置かれ、見るからにこのまま廃線になるのではないかと心配するような現状でした

 

これで30年振りの嘉義での阿里山鉄道再訪は終わり、次の目的地である台中に向かう特急に乗りました

 

画像は阿里山鉄道嘉義駅ホーム

このホームから発車した阿里山鉄道は次の停車駅である北門駅まで1キロ余りの間は、まさに住宅密集地を通過するものですから、車両と住宅との間がまさにかすめて通過すると言った状態だったと記憶してます、


台湾5日目 阿里山鉄道北門駅

2012-02-14 19:44:31 | 想い出の台湾一周

北門機関区公園での楽しい時間を過ごし、次に向かったのが隣に位置する阿里山鉄道北門駅

人気の有る阿里山鉄道に30年前の前回、台北の知人を通じて現地旅行社に依頼して初めて嘉義からの乗車券を入手したものの、乗車当日の嘉義駅では乗車客が僅かで、これなら当日にでも入手出来たのでは、と思いつつ列車は発車し数分後には最初の停車駅であるこの北門駅に到着。到着と同時に多くの乗客が乗り込み座席は満席の上、通路に立つ客で溢れかえった記憶があります

まさに北門駅が阿里山鉄道にとっては嘉義での中心駅であることが認識させられた瞬間でもありました

 

その北門駅に到着してみたところで現在阿里山鉄道は運休中で、駅舎には二人だけの係員が事務所内で何もすることなく居り、当然窓口も閉じられたままの状態ですが、何故だかホームには注意を受ける事なく簡単に立ち入ることが出来ました

 

ホームから見る周りの風景から、向かいに完成間近な観光ホテルがほぼ出来上がり、そのホテルの1階部分と直結した感じの真新しい駅舎とホームも完成しており、北門駅との看板も掲示されています

 

今後阿里山鉄道の運行が近い将来再開となった時には、このホテルを利用する観光客がこのホームから乗車して阿里山に向かうことでしょう

そうなれば木造の北門駅は当然廃止となり鉄道観光公園にでも変身するのではと思われます

 

実際のところ訪問した時点でも駅舎の周りは綺麗に整備されており、隣には最近開園したと思える文化園なる施設があり、戦前の日本家屋を復元した建物を初め、当時の生活道具の展示や思い出の写真パネルも掲示されています

 

ただ残念なことに当日は休館日で入場は出来ませんでした

 

画像は北門駅


台湾5日目 阿里山号

2012-02-13 19:50:01 | 想い出の台湾一周

嘉義の阿里山鉄道北門機関区にて復元された想い出のディーゼル特快・中興号を職員の好意で見学することが出来、運休状態である中を訪問して良かったと感激したものでして、他にも珍しい車両も多く展示されています

 

古くは戦前から使用されていた日本製のディーゼル機関車

案内板によると

B7頓機関車。1926年製の東京加藤鉄工所にて製造の内燃機初期型ディーゼル機関車で1977年に廃車

全長4340mm 全幅1450mm 高さ2400mm 重量はB7頓機関車ですから7トンでしょう

 

これ以外の古い機関車としては1953年製の新三菱重工三原車両製作所にて製造されたDL2のディーゼル機関車も展示されています

 

一方、現役の車両は機関区の保全工場付近に停留されており、中には一番新しい観光車両である阿里山号が洗車場に置かれ、内部を見ると座席は全てロングシートになっています。

 

1984年に阿里山鉄道を利用した際に、往路はディーゼル特快の中興号で、復路は登場したばかりの観光車両・阿里山号でした

阿里山号は観光列車の異名通り空調完備で座席は中興号と同じく通路を挟んで一人掛けと二人掛けの一列三人掛けですが、特徴はリクライニングシートが採用され、窓の大きさは大きく、乗り心地は良かったものの何だか物足りなさも感じたものでした

 

その阿里山号がロングシートに変更されています。この車両は最初見たときに山頂付近の日の出観光用とも思ったのですが、車体には嘉義-阿里山との表示があるものですから、多くの乗客を運ぶ関係でこのようなシートに変更したのかとも考えてしまいました?

 

画像はその時の阿里山号

前回乗車したときも一番に感じましたが、この車両は阿里山の風景には全くマッチしません。

人一倍暑がりのカメさんですら阿里山鉄道には空調は不要だと思います。むしろ窓の開閉が出来る車両で、山の外気をたっぷり味わえることが出来る以前のような車両に戻してもらいたいと思うのですが・・・勝手な考えでしょうかね?


台湾5日目 中興号復活?

2012-02-12 21:26:47 | 想い出の台湾一周

嘉義駅の近くにある阿里山森林鉄道の北門機関区、機関区と言うものの大半は森林鉄道公園となっており、歴代の阿里山森林鉄道で活躍した車両が静態保存展示されています。

 

独特なシリンダーの形状をしたシェー型蒸気機関車を始め、木造客車から現行運用されているエアコン完備の阿里山号まで、マニア必見の車両がまさに無料で大解放

これらの車両の中に混じって退役した日本車両製のディーゼルカー『中興号』も公園から少し離れた修理工場隅に赤錆だらけで放置されています

 

見学しつつ本来立ち入り禁止地区に迷い込んで偶然見つけたのですが、その際に係員が近付いて来て立ち入り禁止地区であると注意を受けましたが、その際に係員に対し以前この中興号に乗車した事があると説明すると、じゃ着いて来いとの事?

 

本当の立ち入り禁止である修理工場の中に招き入れてくれ、そこには修理が済んだ赤いペンキの色が真新しいディーゼルカーがヘッドマーク『中興号』を付けて置いてあるではありませんか?

 

阿里山森林鉄道では昔は蒸気機関車、その後はディーゼル機関車に変わっていますが、機関車が客車を牽引運行するのが大半です。

その中でもこのディーゼルカー中興号は二両一組で前後に運転席があり、強力なカミング製のエンジンを搭載し、重心も低く安定性を高めている関係上、特急扱いに相当する『特快』として1963年に導入されて以来長年にわたり活躍してきたものの、観光用車両として窓の開かないエアコン完備の阿里山号の登場で退役したとの事を聞いていました

 

この中興号には前回と言っても、30年前に初めて阿里山森林鉄道に乗車した車両がこの中興号でして、復路は運用開始直後のエアコン完備の阿里山号でした

中興号には当時服務小姐も乗務しており、車内は通路を挟んで二人掛けシートと一人掛けシートの一列三人掛けとなっており、まさにバスより狭い感じのする車内でして、エアコンも当然無く、乗車したのが7月でしたから嘉義駅を発車する際から全ての窓は全開で、天井の扇風機も常時まわって熱風をかき回していました

 

画像は修理工場の中興号

以前乗車した際の中興号に関しては2007/8/2【阿里山鉄道】を参照ください


台湾5日目 阿里山鉄道北門機関区

2012-02-11 21:20:40 | 想い出の台湾一周

 

台湾鉄道の嘉義駅は阿里山森林鉄道嘉義線の起点駅でもあり、この駅から世界三代登山鉄道の一つである阿里山鉄道が阿里山に向かって70数キロの路線があります

 

しかし残念なことに1999年に発生した台湾大震災によって大きな被害を受け、さらに2008年の台湾を襲った台風被害を受け、路線は大きな被害を受け関係で現在は一部を除いて運休している事は事前に知っていましたが、どうしても再度嘉義駅で降り、この目で見てみたいとの事で嘉義駅にやって来たしだいです

 

嘉義駅から西に2キロ程離れたところに阿里山森林鉄道の北門駅があり、この駅が実質的な阿里山森林鉄道嘉義線の中心駅となり、その駅の手前には北門機関区があり、ここで車両の整備・管理が行われており、前回阿里山森林鉄道に乗車した際には車窓から一瞬見ただけでして、今回阿里山森林鉄道を利用出来ないならせめてこの機関区の見学を計画

 

嘉義駅に降り立つと昨日もカキコしましたが阿里山行き白タクならぬ白バスとおぼしきバスの客引きオバサンに遭遇し、それから逃れるべく『要らない・要らない』を連呼。やっと諦めてくれたオバサンですが、このオバサンなかなか親切な一面もあり、駅の手荷物預り窓口を捜していたところ案内してくれ感謝です

 

その後、こちらが駅構内の観光案内所に入って行くと一緒に着いて来て、こちらが北門駅行きのバス乗り場を訪ねていることを聞いており、構内から出てくると今度は『北門駅150元』と熱心な営業再開です

 

苦笑いしながらバスを待つ時間が惜しいものですから北門駅に徒歩で行く事にしました

実際歩いてみると15分程度で先に機関区に到着

 

機関区と言うより実際は観光客にも大部分が開放された機関区公園となっており、多くの車両が展示され、一部の車両は内部に入ることも可能となっていると言った愛好家にとってはパラダイスとも言える機関区です

しかも入場料は無料開放

 

画像はその機関区案内板


台湾5日目 嘉義駅到着

2012-02-10 20:13:37 | 想い出の台湾一周

高雄のホテルで初めて体験する豪華朝食を済ませ、9時発の自強号に乗車です。この日の天候は昨日と違って曇り空でしたが雨の心配はなさそうな感じ。その中を自強号はほぼ満席状態で高雄駅を出発していきましたが10分程して最初の停車駅に到着となります。

 

この停車駅は台湾新幹線の高雄側終点である新左営駅。当然昔はこんな接続駅は無かったものでして、高雄から台南までの間は特急利用だとノンストップ走行でして、空調の良く効いたグリーン車並のシートに座りながら水田風景の続く車窓を楽しんだ記憶があり、今日もその記憶が甦るかなぁと思っていました。

しかし今回の乗車では車窓の風景はいつまで経っても発展した高雄市のベットタウンの様子を伺わせる様な高層住宅と各種工場ばかりが目に付き、そのままの状態で台南駅に到着となりました

 

この台南は30年前の台湾一周の際に下車し、1泊したことがあります。当時桃園空港に昼頃に到着し、バスで台北に移動して、台北駅から15時頃の特急に乗車して台南駅に到着したのは日没後の19時頃だったと記憶しております。

初めての台南であり、辺りは暗くなっており、方向も何も分からないものですから駅前のホテル『台南大飯店』に飛び込み宿泊したものでした

当時、この台南大飯店は台南でも一流のホテルでして宿泊料金が一万円(1500元)程度だったと記憶し、台湾初日から無駄遣いしてしまったと悔やんだ記憶が残っております

 

台南駅を出発しても沿線は高雄付近と同様な風景が続き、昔のように広い水田の中で水牛が遊んでいると言ったのどかな様子は最後までお目にかかることが無く1019分定刻に嘉義駅到着

 

この嘉義駅も30年振りの訪問で、駅舎そのものは当時と同様の建物が利用されていますが、付属の建物や駅付近の様子はまるっきり当時の面影はありません

一緒だったのは改札口を出ると数人の客引きが近づき『アリシャンバス 350元』の売り込み。

台湾屈指の観光地阿里山はこの嘉義駅から阿里山森林鉄道を利用するか、またはバスを利用して行くのが観光客にとっては一般的でして、そのうちの阿里山森林鉄道は台湾大地震と2009年の台風の影響を受け未だに不通状態

 

その関係もあって、しきりにバスの利用を売込むのは理解出来ますが、今の台湾でこれほど観光客にしつこく付き纏う客引きに遭遇したのはこの時だけでした

 

画像は30年前の嘉義駅