快晴の台中を後に台中駅発10時33分の自強号に乗車、車内は台中からの乗客で満席となって定刻に発車。
この日の座席は残念なことに通路側でして、隣の窓側に乗車した乗客みすぼらしい服をまとった男性客でしで,年齢はなんと御歳100歳のご老人でした
どうしてこの方が100歳だと判ったのかと申しますと、退屈しのぎに飴を舐め始めた際に一粒差し上げましたところ、この老人よりひどく感謝されると同時に何故かIDカードを提示してきて、そのカードを見ましたところ1912年生まれの本籍地が大陸の広州との記載となっていたからです
台湾生まれの高齢者は日本語教育を戦前に受けていましたから、今でも日本語が通じますが、戦後台湾に移り住んだいわゆる外省人と呼ばれる人達は日本語教育を受けていないので当然通じません
この乗客も最初こちらが日本語で話しかけたのですが、意味不明のためにIDカードで外省人である事が理解出来、後はこちらのつたない中国語での会話となったしだいでした
乗車した列車が台北駅に到着するのは12時50分で、昼食を大好きな台湾鉄道弁当を買い求めようと考えていましたところ手洗いに行く際に車内販売とすれ違い、慌てて手洗いを済ませ販売員を追いかけましたところが既に完売との事
空腹を覚えつつ列車は台北に近付いて行きましたが、同時に晴れていた空に雲が多くなり、青空が全く見えない曇り空の台北に到着