カメさんのチャイナ♪チャイナ♪

中国大好きなカメさんの自由空間

台湾6日目 雨港・基隆

2012-02-21 20:58:58 | 想い出の台湾一周

基隆の街は台湾では高雄に次いで貨物取扱量の多い港町であり、台湾鉄道の最重点基幹線である縦貫線の起点駅であり、以前はこの基隆駅から全ての特急列車が台北経由で高雄方面へと運行されていた駅でもあります

 

それが今回の台湾訪問に於いての基隆駅の地位は落ちぶれたのかして、その取扱いがまるで盲腸線のような運用をされています

台北から直接基隆に向かう列車は区間車が大半で、以前のように花形特急のほぼ全部に近い列車は基隆の手前、七堵駅止まりでして利用することが出来ません

 

七堵駅の次の駅である八堵駅は縦貫線と花蓮方面に向かう宜蘭線との分岐駅で、以前の宜蘭線は非電化の単線であって、電化複線の縦貫線から見るとローカル線の雰囲気でしたのが、今や完全に逆転となってしまったようです

 

七堵駅に車両基地が設けられている関係もあるでしょうが、台北と基隆の関係は台北が首都であることからすれば、基隆の位置づけとしては東京に対して横浜とも言える関係だとも断言してもいいくらいでしょうが、鉄道に関しては寂しい限りです

 

この基隆には過去に二度訪問しております

一度は基隆市内観光。二度目は基隆郊外にある奇岩で有名な野柳公園観光

当時二度とも台北から鉄道利用で訪問しており、その際に台北郊外に出ると列車は基隆河の流れに沿ってうねりくねりしながら立派な複線電化幹線でありながらも速度を上げることなく悠然と走行していた記憶がありますが、反面、今回の区間車での移動は雨で霧が出ている中を低速での走行ですから余計に盲腸線に格下げになった感が否めません

 

一度目と三度目の今日は雨の天気。基隆の街は雨が大変多いので有名でして、別名『雨港』とも呼ばれています

天気がよければ中山公園の観音像に上れば、港全体を望むことが出来るのですが

 

基隆駅に到着しても主力が貨物ですから駅構内にはその貨物用の引込み線が無数に敷設されていたのが工事で大半が撤去されており、人間様を運ぶホームがちょこんと残り運用されていると言ったかっての栄光の面影は感じられませんでした

 

画像は雨の基隆駅