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台湾鉄道の料金

2012-02-29 19:38:34 | 想い出の台湾一周

一昨日の台湾鉄道のTR-PASSの件に関して五日間有効で台湾鉄道全ての列車を乗り放題出来て料金が2500元。それに対して今回の台湾周遊での個別購入の料金がほぼ同額になったと書込みしました

 

どちらが得か損かは別問題として台湾の鉄道料金は他の物価水準と比較してまだまだ安いと感じられます

一例として台北-台中間の特急・自強号の料金は今回が375元、30年前は232元ですから、この30年の間に1.7倍の値上がりだと言えます

30年で1.7倍の値上がり率が高いか安いかは判断つきかねますが、カメさん個人的には他の物価からすれば安いとも感じられます

 

台湾の鉄道料金を考える上で、その運賃体系は日本に於けるJRの運賃体系とは異なる方法で算出されています

JRの場合は最初に距離に応じた普通運賃があり、その区間を普通列車を利用すればその料金で移動が可能。しかし特急を利用する場合は別途距離別の特急料金が加算され、更にグリーン車を利用する場合はグリーン料金が加算される。と言った体系ですから、短距離、例えば50キロ程度の距離を特急のグリーン車で移動する際には、運賃より特急料金等の方が数倍になり、利用するのに躊躇してしまいます

 

その点、台湾鉄道の運賃体系は列車別の運賃体系となっておりまして、1キロ当たり幾らとなって適応しています

特急に相当する自強号の場合は2.27

急行に相当する莒光号の場合は1.75

区間車は更に安くなって   1.46

一例として台北とその近郊区間である桃園駅間をそれぞれの列車で移動する場合

自強号の場合は66元で乗車可能

莒光号の場合は51

区間車の場合は42

となり、日本のように特急料金を節約するために時間をかけて次の普通車を待つ必要が無く、移動が出来ます

 

ただある意味では特急関係を利用しやすいので短距離のみの利用者が多くなり、長距離客の乗車券入手が困難になる場合も想定されます

台湾の鉄道は区間車以外は全て指定席制となっており、窓口で乗車券の購入を申し出た際に、その全区間を通じて座席がない場合は『没有』といわれる場合があります

窓口担当者によればこの区間は座席無しで、あとの区間は指定席として販売案内してくれる場合もあります

 

特に今回の台湾旅行で強く感じたのが特急・自強号の本数が以前と比べようのないぐらいに増え、利用者にとっては有難いのですが、反面、停車駅が増え過ぎ、その関係で所要時間が長くなって特急の値打ちが低下してしまった。

これは短距離利用者の便宜を図っているものだと感じられました

 

画像は台北から花蓮に向かう際に乗車した特急・自強号を抜き去った特急・太魯閣号

この特急・太魯閣号は運用上は自強号扱いで料金は同額です。

ですから前にもカキコしましたが特急が特急を抜くと言えるでしょう


台湾鉄道の服務 行李房

2012-02-28 20:42:08 | 想い出の台湾一周

個人旅行の移動の際に困ることの一つに大きな旅行カバンの取り扱いが挙げられます。

団体旅行だと空港到着後にガイドに案内され、貸し切りバスに乗車となり、それと同時に旅行カバンはバスのトランクに収納して、ホテルに到着までは保管してもられるものですから身軽な状態で観光・ショッピング等が楽しめます

 

しかし個人旅行だとそう言う訳にはまいりません、切符の購入時から始まり、その日の宿泊所に到着するまでの間、大切な荷物が入っている大きな重たいカバンの保管は個人の責任

そんなカバンを持っての移動・観光はほぼ出来ませんが、それでも何らかの形で保管をする必要があります

 

今回の台湾旅行でも当然その問題が毎日・毎回発生しました

二日目の花蓮や最終日の台北では到着後、チェックインの時間には早いものの予約しているホテルに行き、荷物だけでも預かって貰らってから市内観光に出掛けたりして、その場の対応をしています。

 

次に有難かったのが有料ですが駅の荷物一時預かりの利用

今や台湾各地の鉄道駅やバスターミナルの待合室には『自動存物箱』なる名称のコインロッカーが普及しており、大きな旅行カバンにも対応出来るロッカーがありますが、問題は大型ロッカーが常時空いているか否かの場合も有り、更に利用料金がそのロッカーの大きさにも関係して20元~100元必要となります

 

その点、台湾鉄道局管内の主要駅では『行李房』なる手荷物一時預かり所があり、大きな荷物でも小さな荷物でも一個が一日17元の料金で預かってもらえます

 

かっての日本でも国鉄時代の駅で同様の取扱をしていましたが、今や全てがコインロッカーに置き換えられてしまい、東京駅・大阪駅と言った一部の大型駅にしかその光景を見かけることがありません

 

それが今の台湾鉄道では多くの駅で利用ができ、料金も非常にリーズナブルで対応して貰える訳ですから大変有難いものですが、少し手間な面もあります

それは営業時間が24時間ではなく8時から20時までの間だけの取扱となり、その時間内に引き取らないと翌朝まで取り出せないと言った制約があります

当然、利用する際には預書の半券を貰い、引取りの際にそれとの交換となる次第です

 

画像は枋寮駅で利用した行李房

画像の左側が切符売場の窓口で右端にあるのが一時預かり窓口

ここで預書の半券を無くしたのかして、引き取りの際にありませんでした。その際対応してくれた係員が何かしらの用紙を差し出し、これに住所・氏名を書き、身分証明書を提示するように要求され、無事に戻してくれました


台湾鉄道のTR-PASSはお得か?

2012-02-27 21:49:17 | 想い出の台湾一周

 

今回の台湾旅行に行く前の事前調査としましていろいろな事項を調べました

その中で一番重要だったのが鉄道での周遊旅行を計画するに当って、列車の運行状況と料金です

この両方に関しては台湾鉄路局のサイトを見ることにおいて全て事前に解決はしましたが、料金に関しては最後までどうするか迷いました

 

2011/10/12 付けのTR-PASSにカキコしましたように、この乗り放題券を購入し使用するか、はたまたその都度事に乗車券を購入するかを悩みました

 

TR-PASS 五日間有効が2500元。これだけで台湾鉄道の全てが五日間乗り放題の利用が出来ますので、その都度乗車券を購入する手間が省けますので便利と言えば便利

ただ単純に台湾一周の鉄道乗車するだけなら2500元も必要ではなく、その都度の乗車券購入総額が2000元少々で済みます

 

さて今回の利用はその都度の購入にしました

台湾到着した1229日の夜中に台北駅に行き、翌日の花蓮行き乗車券を購入する直前まで悩みましたが、窓口で花蓮行の太魯閣号が満席で購入出来ないことが判明した時点でTR-PASSを断念し、一般乗車券をその都度毎に購入する方法に決心した次第です

 

さてその方法がお得だったかどうかの収支決算としまして

1230日台北-花蓮 440

1231日花蓮-枋寮 568元 枋寮-台東 172

11日台東-枋寮 223元 枋寮-竹田 43元 竹田-高雄 47

12日高雄-嘉義 245元 嘉義駅入場券6元 嘉義-台中224元 

1 3日台中-台北 375元 台北-基隆 41元×2 82

合計2425

 

少し安かったかも???

 

画像は今回の全ての台湾鉄道乗車券


自由台湾旅行

2012-02-26 20:29:08 | 想い出の台湾一周

 

 年末年始の30年振りの台湾一週旅行からはや二ヶ月近く経過しております。1999年から10数年間は大陸中心の旅行熱が高まり、すっかり忘れていた台湾の風情でしたが、今回の旅行ですっかり台湾熱が盛り上がってしまいました

 

前回の台湾と今回の台湾旅行を比較して懐かしさだけでなく、大きく異なっていた点を中心に少しカキコしてみます

 

一番に感じたことが現在の台湾が中華民国でありながら台湾色が強く出ている点です

30年前の訪問時の台湾は戒厳令下の治安体制であったのが、1987年に解除され自由台湾に変貌していた点です

 

当時の台湾も夜間の外出規制があるとか、外国人の立入り禁止地区があるとかと言った制約が設けられていたわけではありませんが、街中にいろいろな戒厳令に関する標語が多く表示されていました

その辺りは2010/ 7/ 2 付けの復刻版台湾の想い出その4にカキコしていますように反共を中心とした政治体制が強く、鉄道関係に於いても列車の名称から始まり、トンネル・鉄橋は重要軍事施設として取り扱いされていたもので撮影の禁止。更にその周辺には軍による監視所が設けられ、銃を持った兵士が四六時中監視していたものでした

 

その監視所も今や過去の遺物となり、朽ち果てて放置されていたのが印象的ですが、反面、未だに当時を思い出させるものとして駅舎内に空襲時の避難掲示板が掲載されていた事です

 

画像は竹田駅に掲示されていた空襲時の避難案内板

竹田駅のようなローカル駅にすらこのような掲示板があったことには正直ビックリでした

 


台湾7日目 雨の松山空港

2012-02-25 20:44:38 | 想い出の台湾一周

1229日からの台湾旅行は終わり、14日の朝を迎え帰国となります。

帰国便は市内松山空港から945分の出発ですから、通常であれば搭乗手続きの関係で2時間前の745分過ぎには空港に到着する必要があり、その場合、宿泊している台北駅前のホテルからですと遅くとも7時過ぎには出発する必要となります

 

これは松山空港が市内中心部に位置しているからでして、これが台湾の空の玄関口である郊外の桃園空港であれば6時過ぎの空港行きリムジンバスに乗車することなり、そのため早朝よりの準備を強いられる訳です

まさに松山空港の有難さが感じられます

 

それにも関わらず横着なカメさんは当日6時半に起床し、7時からのホテルでの朝食を食べチェックアウトをしたのは8時前

ホテル近くのバス停から頻繁に運行されている空港行きバスを利用すれば20分程度で到着するであろうと予測し、ゆっくり目の出発となったのですが、この日の天気は昨夜からの雨が降り続いており、空港行きバス停まで歩くのと、バス停で待つ間にぬれることを考えた場合、地下鉄利用に急遽変更し、到着した時とは反対に台北駅から通勤ラッシュで混み合う地下鉄を乗り継ぎ、松山空港に到着したのは8時半過ぎでした

 

しかし松山空港が市内にある関係と、限定された国際線の就航状況から大変簡単に搭乗手続きが出来、出国手続きも超簡単に終了し、あっという間に搭乗待合エリアに到着したものですから、むしろ搭乗開始までの待ち時間を長く感じたものでした

 

搭乗待ちの間に免税店で台湾仕様のマイセンを1カートン買い求めました。490元ですから大変安く済みましたが、パッケージに印刷された警告はつらいものがあり、禁煙する必要性を大いに感じたものでした

 

画像は帰国に搭乗したJALの羽田行きB767


台湾6日目 夜の林森北路散策

2012-02-24 21:54:48 | 想い出の台湾一周

まさに思い出となった農安街にあった莉園大飯店を後にして台北一の歓楽街である林森北路を散策することになり、時間を掛けて南下していきました。

 

昔なら夜ともなればこの通りは日本人男性相手の各種風俗店で賑っており、ましてやオヤジ一人で歩いているとひっきりなしに遊んでいくようにとの呼び込みがあったものですが、どうしたことか今回の一人歩きではポン引きすら声を掛けてくれません 

 

戦前の日本統治時代にはこの林森北路付近は一条通りから始まり十条通りまであったとかで、当時から日本人に馴染み深い通りであったとの事で、30年前の台北の夜遊びもこの五条・六条を中心したカラ遊びや観光床屋に行き、食事もこの辺りの飲食店で台湾料理を始め、時には日本料理も頂いたものでした 

 

しかし今夜の台湾最後の食事は残念ながら懐かしの林森北路ではなく、少しはなれた通りすがりの飲食店でして、呼込みのお姐さんに声を掛けられてついフラフラと入店し、この店お勧めの小龍包と麺料理等を食しましたが、入店直後にビールはどうするか?とお姐さんから聞かれ、最後の夜だし『欲しい!』と返事をしたところ、じゃ近くのコンビニに行って買っておいでとの事? 

行き渋っていると別の店の娘が案内してくれました

 

その様子を見ていたお隣の席で食事をしていた70歳位の白髪のご婦人が日本語で話しかけてきました

話の内容はと言いますと

ここのお味は如何ですか?台湾には何度かお見えになっていますか?から始まりいろいろと会話です。会話をしていくうちにこのご婦人が、近くのカラオケ店で日本語のカラオケ同好会に参加し、一生懸命に日本の歌を練習しているとのことでして、自慢の曲を吹き込んだCDを見せてくれるではありませんか 

 

食事後に再び林森北路と中山北路の間の何々条通りと呼ばれていた繁華街を歩きつつ台北駅の方に近づいていきましたところ、生憎小雨が降り出したものですから散策は中止。

ホテル付近に急いで戻り、その付近のCDショップ等に入り、お土産に何か適当なものを買って最後の夜は終了となりました

 

画像は台湾最後の夜の晩餐

缶ビールを含んで合計230元でした


台湾6日目 思い出の莉園大飯店

2012-02-23 21:38:10 | 想い出の台湾一周

2011/11/6付けで莉園大飯店の思い出話を少しカキコしました

30年前の10数回に渡る台湾訪問の際に利用した台北でのホテルはこの莉園大飯店が最も多く、他に麒麟大飯店・中原大飯店・それと豪華版として華国大飯店が各一回づつの合計四つのホテル

 

今回の台湾訪問に際し台北のホテル情報調査をしたところ、現在でも同じ名称で営業をしているのが老舗の華国大飯店だけでして、それ以外のホテルは名称変更したのか、それとも移転・廃業したのか分かりませんが見当たりませんでした

 

当時利用の各ホテルはパックツアーに組み込まれており、事前の知識も無いまま到着当日にガイドの案内にて始めて分かると言ったものでしたが、その台湾旅行の第一回目に利用したのがこの莉園大飯店で、その時の印象が良かったのか以後の個人旅行に切り替えた後に於いては基本的にこのホテルに飛び込み利用したものでした

 

このホテルの位置は林森北路と交差する農安街だと記憶しており、当時でもタクシーの運転手に『農安街・莉園飯店』と告げれば簡単に目的地に行くことが出来、当時中国語が全く出来なくともある意味安心して利用出来るホテルでもありました

 

それだけに現在このホテルがどのようになっているのかを知りたく、また懐かしの中山北路とそれに平行している林森北路の散策をすれば、当時の楽しかった思い出が湧き出すのではないかと言った気持ちがあり、基隆からの帰路の際に立ち寄る計画を考え実行した次第です

 

MRT雙連駅から東に向かい林森北路を北上していくと農安街との交差点に着き、その交差点を右折して100メートル程歩いたところの右手に在るはずでしたが、ありません

確かホテルの隣が『紅花?』とか言った高級焼肉店立った事は鮮明に覚えており、その焼肉店は同じ名前で営業しておりますが、隣のホテルに該当するビルは何だか雑居ビルになっておりまして、そのビルの管理人に尋ねましても知らないとの事

 

そこで向かいで営業しているクリーニング店で尋ねたところ、まさにその雑居ビルが莉園飯店であったことが判明し、その雑居ビルの3階部分が今でもホテルになっているよと教えてもらい、早速教えられたとおりに3階に上がりましたところ、エレベーターの扉が開くとそこがフロントになっておりました

 

フロントの係員に尋ねましたが現在の名称は別となっていて莉園飯店とは全く関係ないとの返事で、ここでも思い出の確認は無残と言った形で終了となりました

 

画像はかって莉園飯店があった農安街

 


台湾6日目 林森北路散策

2012-02-22 20:15:26 | 想い出の台湾一周

台中でのホテル係員が言っていたようにまさしく雨港となってしまった基隆観光。観光と言うより雨のおかげで駅前だけを見て再び台北に戻る事となりました

戻るにあたって鉄道を利用するか、駅前より出ているバスを利用するかで少し悩みましたが、明日は帰国で鉄道に乗車出来るのは今日だけですから最後の台湾鉄道のミニ旅行で締めくくることにし、再び基隆駅に戻り、自動販売機を利用して切符を買い、雨が降り、霧深い中を40分余り乗車して台北に戻って行きました

 

基隆からの戻りにバス利用を考えたのは、鉄道利用だと一旦台北駅に到着してから地下鉄利用を強いられるからです

台北では林森北路を散策し、当時の思い出の場所を再訪する考えがあり、その為にはバス利用すれば途中のバス停で下車するほうが便利であると考えていたのですが、結果的に鉄道の利用となった次第です

 

基隆駅を出発して台北に近づいても雨は降り続き、やがて電車は地下にもぐり天候は不明となり台北駅に到着

台北駅からは地下道を通じてそのままMRT淡水線乗り場に移動して二駅乗車し雙連駅で下車し、そこから東方向に徒歩直ぐに台北の中心通り中山北路との交差点に到着。この交差点を更に東に数分歩くと目的の林森北路との交差点に出て、その交差点を次に左折して林森北路を北上していきました

 

ところで雙連駅を出て地上に出てみると曇り空で雨はまったく降っていませんし、今すぐにでも振り出しそうな空模様でもありません

台北の街が盆地の地形であって、渓谷を越え西側に当る基隆との天気の違いを改めて感じたものです

 

画像は基隆駅より乗車した区間車


台湾6日目 雨港・基隆

2012-02-21 20:58:58 | 想い出の台湾一周

基隆の街は台湾では高雄に次いで貨物取扱量の多い港町であり、台湾鉄道の最重点基幹線である縦貫線の起点駅であり、以前はこの基隆駅から全ての特急列車が台北経由で高雄方面へと運行されていた駅でもあります

 

それが今回の台湾訪問に於いての基隆駅の地位は落ちぶれたのかして、その取扱いがまるで盲腸線のような運用をされています

台北から直接基隆に向かう列車は区間車が大半で、以前のように花形特急のほぼ全部に近い列車は基隆の手前、七堵駅止まりでして利用することが出来ません

 

七堵駅の次の駅である八堵駅は縦貫線と花蓮方面に向かう宜蘭線との分岐駅で、以前の宜蘭線は非電化の単線であって、電化複線の縦貫線から見るとローカル線の雰囲気でしたのが、今や完全に逆転となってしまったようです

 

七堵駅に車両基地が設けられている関係もあるでしょうが、台北と基隆の関係は台北が首都であることからすれば、基隆の位置づけとしては東京に対して横浜とも言える関係だとも断言してもいいくらいでしょうが、鉄道に関しては寂しい限りです

 

この基隆には過去に二度訪問しております

一度は基隆市内観光。二度目は基隆郊外にある奇岩で有名な野柳公園観光

当時二度とも台北から鉄道利用で訪問しており、その際に台北郊外に出ると列車は基隆河の流れに沿ってうねりくねりしながら立派な複線電化幹線でありながらも速度を上げることなく悠然と走行していた記憶がありますが、反面、今回の区間車での移動は雨で霧が出ている中を低速での走行ですから余計に盲腸線に格下げになった感が否めません

 

一度目と三度目の今日は雨の天気。基隆の街は雨が大変多いので有名でして、別名『雨港』とも呼ばれています

天気がよければ中山公園の観音像に上れば、港全体を望むことが出来るのですが

 

基隆駅に到着しても主力が貨物ですから駅構内にはその貨物用の引込み線が無数に敷設されていたのが工事で大半が撤去されており、人間様を運ぶホームがちょこんと残り運用されていると言ったかっての栄光の面影は感じられませんでした

 

画像は雨の基隆駅


台湾6日目 雨の基隆

2012-02-20 20:41:25 | 想い出の台湾一周

13時前に台北駅に到着。1229日に台北に到着し、翌日から台北を離れ台湾一周の鉄道の旅に出掛けたので4日振り台北に戻ってきた訳ですが、この日の天台北の天候は曇り空

到着した夜は小雨模様の天気。翌日の朝も同じ小雨模様の天気。しかし今日はまだ雨は降っていません

 

次に向かうのは縦貫線の基点である港町・基隆ですが、荷物を抱えての移動は大変ですし、台北駅のコインロッカーに預けると時間料金が高く、面倒でも一旦駅前の予約しているホテルに行ってチェックイン時間には少し早いが荷物だけでも預かってもらおうと考えた次第です

 

今日の台北でのホテルは初日と同じホテルですから駅からの道筋も分かっており、1時過ぎにホテルに到着し、予約表を提示すると同時に荷物保管を依頼しましたところ、チェックインもOKとの返事を戴き、手続きを済ませ部屋の鍵を貰って部屋に荷物を置くと同時に再び台北駅に

 

このとき既に2時前となっており空腹感絶頂となっており、駅構内のレストランで昼食をとも考えましたが構内で営業している店はファーストフード関係が中心なもので、それなら台中からの自強号内で買いそびれた駅弁を買って、基隆までの移動中に車内で食べようと考え、切符と弁当を買い求めホームに降りていきました

 

台北から基隆行きの列車は全て区間車と表示されている普通電車ばかりで、ホーム到着と同時に乗り込みましたけど、誰もこの短距離の区間車両内で弁当を食べている乗客は居ません

 

しかし幸いなことにこの時間帯の乗客は疎らでしたのでガラ空きのボックス座を一人で占領し遅い昼食を戴きましたが、同じ台湾鉄道弁当でありますが台東で食べた池上弁当と比較するとお味はイマイチでした

 

台北駅周辺区間は昔と違って20年ほど前から交通渋滞を避ける為に地下化が進められ、台北駅から10分程度は地下部分を走行します。その間に弁当は軽く食べ終わり、電車が地上に出る頃には景色を楽しむべく窓を見ていましたが、地上に出ると外は雨

その雨も基隆に近づくにつれて振りかた強くなって、基隆に到着したときは本格的な雨でした

やはり台中のホテル係員より言われた事は当りました

冬のこの季節、台湾北部地方の天候は雨が多いと聞いておりました。特に基隆に行く際には傘が必須条件だとも各種ガイドに記載されていましたが、事実でした

 

画像は台北から乗車した区間車の車内風景

往復ともこの区間車を利用しましたが2回とも乗車率はガラガラでした