嘉義の阿里山鉄道北門機関区にて復元された想い出のディーゼル特快・中興号を職員の好意で見学することが出来、運休状態である中を訪問して良かったと感激したものでして、他にも珍しい車両も多く展示されています
古くは戦前から使用されていた日本製のディーゼル機関車
案内板によると
B型7頓機関車。1926年製の東京加藤鉄工所にて製造の内燃機初期型ディーゼル機関車で1977年に廃車
全長4340mm 全幅1450mm 高さ2400mm 重量はB型7頓機関車ですから7トンでしょう
これ以外の古い機関車としては1953年製の新三菱重工三原車両製作所にて製造されたDL2のディーゼル機関車も展示されています
一方、現役の車両は機関区の保全工場付近に停留されており、中には一番新しい観光車両である阿里山号が洗車場に置かれ、内部を見ると座席は全てロングシートになっています。
1984年に阿里山鉄道を利用した際に、往路はディーゼル特快の中興号で、復路は登場したばかりの観光車両・阿里山号でした
阿里山号は観光列車の異名通り空調完備で座席は中興号と同じく通路を挟んで一人掛けと二人掛けの一列三人掛けですが、特徴はリクライニングシートが採用され、窓の大きさは大きく、乗り心地は良かったものの何だか物足りなさも感じたものでした
その阿里山号がロングシートに変更されています。この車両は最初見たときに山頂付近の日の出観光用とも思ったのですが、車体には嘉義-阿里山との表示があるものですから、多くの乗客を運ぶ関係でこのようなシートに変更したのかとも考えてしまいました?
画像はその時の阿里山号
前回乗車したときも一番に感じましたが、この車両は阿里山の風景には全くマッチしません。
人一倍暑がりのカメさんですら阿里山鉄道には空調は不要だと思います。むしろ窓の開閉が出来る車両で、山の外気をたっぷり味わえることが出来る以前のような車両に戻してもらいたいと思うのですが・・・勝手な考えでしょうかね?