カメさんのチャイナ♪チャイナ♪

中国大好きなカメさんの自由空間

台湾4日目 竹田駅で再会

2012-02-03 20:47:57 | 想い出の台湾一周

 

どうにもこうにも30年の年月の経過を毎日大きく感じながらの今回の台湾の旅

30年前の屏東線はのどかな南国の田園風景にとけ込んだローカル線だったのが、今や単線ではあるものの南廻線の開通に伴い台湾環状鉄道の完全な一翼となるための無粋な複線電化の高架工事が進められており、数年後には様変わりした幹線としての屏東線になるのが刻一刻と迫っている状況です

 

無人駅と化した鎮安駅を通り過ぎ、列車はこの日の次の目的地である竹田駅に正午前に到着。

しかしこの竹田駅付近も高架工事のコンクリート橋脚がほぼ完成しており、また現在の駅そのものがコンクリート製のプラットホーム一面だけの何ら代わり映えの無い駅でした

 

その駅のホームを降りたところに旧竹田駅舎が保存されています。

旧竹田駅は日本統治時代の1919年に建てられた八十数年の歴史を有する古い木造造り駅舎であって、かっての台湾鉄道に多く見られたこのような木造建築の駅はほとんど存在していない状況とのことでして、それで竹田駅の存在が認められた関係で台湾鉄道当局がこの古い木造駅舎を取り壊し、鉄筋コンクリートの現代建築に建替えようとしたとき、地元より反対運動があって古い駅舎をそのまま残し、現在の駅前公園となっていると解説されています

 

駅舎の事務室は観光案内所となっており、そこの係員にお願いしてカバンを預かってもらい、身軽になっての駅舎見学となった次第ですが、見学中に思わぬ人物との再会を果たすと言ったハプニングが生じました

 

その人物とは昨日枋寮駅から台東に戻る際に同じく枋寮駅から組立自転車を持込乗車した乗客で、途中で下車する際に座席に忘れ物をしたのに気付き、動き出した列車に駆け戻り、慌てて飛び降りていった男性でした。

 

お互い顔を見合わせてビックリの表情で、二人とも何でここに居るのとの同時質問

この男性は南台湾を自転車にてロードサイクリングをしている最中で、昨日は下車した駅近くの温泉宿で宿泊し、今日は再び列車利用で枋寮駅に戻り、そこから国道を自転車で走りこの竹田駅まで来たとの事。

まるで誰かさんと行動が大変似ています

 

この男性からの質問に対し、こちらは30年振りに台湾を鉄道で一周していると説明したところ、フェイスブックに掲載するので詳しい内容と写真を取らしてもらいたいとの要請をされる羽目になってしまいました

 

画像は旧竹田駅