文部科学省は7日、遺伝子組み換えウイルスを一般排水に流したとして、「タカラバイオ」(大津市)を厳重注意した。同省によると、ウイルスは増殖に必要な遺伝子をなくしているため、人や環境への影響はないという。
8月2日と17日、同社の実験担当者が、マウス白血病の遺伝子組み換えウイルスが含まれていることを知らずに、溶液0.03ミリリットルと0.5ミリリットルを、実験室内の一般排水に流した。本来は専用装置で容器ごと処理することになっているが、担当者が実験責任者から組み換えウイルスが含まれることを知らされていなかったという。21日に屋外の排水管などを調査したが、ウイルスは検出されなかったという。【下桐実雅子】
毎日新聞 2007年9月7日 19時01分
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