

バス停「上長法寺」からすぐの長法寺への大きな看板のある角
を曲がって、西山の麓に向かって5分ほど坂道を登ると
天台宗の古刹、長法寺に着きます。そこで15日から二幅の
「絹本著色釈迦金棺出現図」が公開されています。


一つは、かつて当寺が所蔵し、今は、京都国立博物館所蔵の
国宝のレプリカで、もう一つは、それを基に仏画絵師の藤野
正観さんが手がけ、平成23年に完成した作品です。

(観光協会所蔵写真)
一度入滅した釈迦が、母・摩耶夫人の嘆きを鎮めるために
一時だけ復活した場面を描いており、大変珍しい仏画です。
そのため、涅槃図でありながら、喜びに満ちた輝かしい
場面となっています。公開は明日17日まで、午前10時から
午後4時となっています。ただ、仏画の写真撮影はできません
ので、ご了承ください。本堂の横にはお庭があり、枯れたこと
のない「溺泉」があり、清らかな水が湧き出しています。

本堂裏の小道に咲いて私達を楽しませてくれた寒椿や山茶花
は名残の花を残すばかりとなりました。


この機会に静かな山間のお寺を訪ねてみて下さい。