長岡京市観光協会のブログ

長岡京市の出来事を紹介します。

勇敢な夫人~細川ガラシャ~

2014年01月30日 | イベント

「細川ガラシャ 味土野にて」 内田 青虹 2013年


1月26日(日)、長岡京記念文化会館で

「勇敢な夫人~細川ガラシャ~」のオペラ公演が行われました。

長岡京市にとって、ゆかりの深い人物の公演となり

大勢の方が来場されました。

  

プログラムは、2部形式からなっていて

第1部は、細川家第18代当主夫人の細川佳代子さんと

上智学院理事長の高祖氏による

「細川ガラシャをめぐる対談」でした。

細川夫人とガラシャ夫人の不思議な縁をお聞きし

運命の巡り合わせを感じずには、いられませんでした。

細川夫人が最後にくださったメッセージ

「生きている、ということが当たり前になっているが

多くのご先祖から命をいただき、生かしていただいている。

一生懸命、人の為に生きていかなければならない。

悔いのない素晴らしい人生を送っていただきたい。」

という言葉が、ガラシャ夫人の生涯とつながり

とても印象に残りました

第2部は、バロック・オペラ「勇敢な夫人」の上演です。

ヨハン・ベルンハルト・シュタウト作曲のこのオペラは

宣教師ルイス・フロスにより、ヨーロッパに伝えられた

実話がもとになっていて、1698年にウィーンの宮殿で

学校オペラとして一度だけ上演されました。

ラテン語での歌唱は、正直理解できなかったのですが

ガラシャ夫人の内面を琉球舞踏で表現されたり

ナレーションや対話がはさまれたことにより

内容は、十分伝わってきました

ガラシャ夫人が亡くなって98年後、国外で

ガラシャ夫人を題材に、オペラが上演されていたとは

なんとも不思議な気もしますが、キリシタン禁制下の時代に、

信仰を全うされたお姿は、誰の胸にも響くものがあるのでしょう。



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