2月17日、柳谷観音楊谷寺にて採燈大護摩供が行われました。
あいにくの雨でしたが、多くの人が訪れ、
シャトルバスが満員になって臨時便が出るほどでした。
儀式は11時から始まります。
ほら貝を吹きながら山伏たちがお寺のなかを巡って祭壇に向かい、
「行者問答」を披露した後、
四方・中央・鬼門に矢を射って結界を作ります。
さらに印を結んで読経を行い、いよいよ点火です。
辺りは、あっという間に煙に包まれました。
龍が立ち昇るような、ものすごい煙です!!
山伏たちは祭壇のまわりを読経したりほら貝を吹いたりしながら巡り、
護摩木(ごまぎ)や「ひとがた」を投げ入れます。
山伏が手にもっている、紙のようなものがわかるでしょうか。
これが「ひとがた」で、人の形に切った紙に願い事が書いてあります。
炎は時間が経つにつれ紅くなり、勢いを増していきます。
江戸時代より続く、毎年2月17日に行われるこの行事。
山伏たちは、奈良の大峰山からお招きした方々です。
勢いよく天に昇っていった、願い事がかないますように!