長岡京市観光協会のブログ

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京都縦貫道沿い遺跡群4 「下海印寺遺跡・方形居館」

2015年10月18日 | 史跡
下海印寺西条地区では、平安時代末期から鎌倉時代の

方形に区画された屋敷跡、「方形居館」の存在が確認されています。

居館は一辺が50m以上の大規模な区画で、周囲に

幅5.2m~6.5m、深さ約1.8mの立派な堀を巡らせて

いたことが確認され、その内側は柵で防御が固められていました。

また、堀を渡る土橋や門跡、板塀などが出土しています。

方位を揃えた建物が配置されていたことや建物の規模から、

下海印寺地域を治めた有力者の屋敷跡と考えられています。



説明板は縦貫道側道の西条交差点にあります。