長岡京市観光協会のブログ

長岡京市の出来事を紹介します。

乙訓寺周辺散歩2

2013年05月12日 | 乙訓寺
大正寺の門を出て、北東へ50mほどの住宅街の中に

8世紀から9世紀頃に乙訓寺の瓦を焼いていた窯跡があります。

古代の瓦生産の様子を知る上で貴重な史跡です。



その道を北に少し行くと「赤根神社」があります。



この神社はかつて石田家の敷地内に建つ石田家氏神で

あったそうです。応仁の乱で焼失し、1616年石田瀬兵衛が

再建したと伝えられています。江戸時代中期以降は今里地区の

鎮守社となりました。木々に覆われ、ひんやりとした参道は

これからの季節の癒しスポットになりそうです。

すぐ東側の天神池の前には、今里地区の若者が奈良県の大峰山に

参拝の折、道中の安全と修行の成就を願って身を清めた禊場跡があります。

昭和40年頃まで、女人禁制で実際に使用されていたといわれています。



井戸脇の祠堂の中には修験道の開祖とされる「役行者」の石像が

安置されています。めったに見られない風景に出会えるコースです。