搾りたてモンブラン

秋になったら食べたくなるもの。
松茸と～、焼き芋と～、栗と～、水炊きと～、河豚と～
といろいろ思いつきます。
この中にふたつウソが入ってるけど・・・。

赤坂の洋菓子屋さんジャックには
季節限定の注文してから栗を絞ってくれるモンブランがあります
スポンジの代わりにシャリシャリのメレンゲが底に敷いてあるので
”お早めにお召し上がりください”です。

外出ついでに1年ぶりにモンブランを買いに行きました。
最近改装してますます繁盛しているジャック。
今日もおじさんからおばあちゃんまで並んでいました

会社に帰って女の子を「ちょっと上に来てくれる？」を呼び出し、
ケーキの箱を開けると「うわぁ～」と歓声。
モンブランを手のひらに乗っけると、ん？？見たことあるぞ、コレ！
窓から見える福岡ドームに似てました。
（福岡ドームと並べて写真を撮ろうと思ったけど逆光で映らなかった。残念）

絞りたてモンブランは窓際ＯＬのささやかな秋の楽しみ
残念ながら松茸や河豚には縁がないもんな～

受け継いだＤＮＡ

「親譲りの無鉄砲で子供のころから損ばかりしている。」

のは坊ちゃん。


「あーあ、またバック欲しがる。おばあちゃんソックリ。
　おばあちゃんが死んだあと押し入れ空けたら鞄が雪崩れおこしたとよ。
　あんたは全くいらんとこばっかり似てから！」

としかられるのはｐｏｗａちゃん。
デパートでバックを手にとるたびｐｏｗａママからしかられる。
バックといってもブランド物でなく安価な布バックなのだけど
珍しいデザインのバックを見ると欲しくてたまらなくなっちゃうの。
だって、だって、バック好きなんだもん。


”親譲り”というのは現代風に言うと”ＤＮＡを受け継ぐ”ってことだよね？
ｐｏｗａの遺伝子情報には”バック好き”と刷り込まれてるのでしょうか？
神様～、そんな情報って必要ないと思うけど？


ところが最近のｐｏｗａはバックやお洋服よりもインテリアものばかり目がいく。
手にとるモノの優先順位が入れ替わった。
洋服やバックよりお部屋を飾るものが先。
そして毎日毎日飽きもせず飾りの配置を換えたり、コルクボードの写真を張り替えたり。
掃除も嫌いだったハズなのに、今じゃ床にはいつくばって髪の毛１本も見逃さない。


そんな様子をｐｏｗａママはあきれて叔母達に話すと、

「あぁー、ｐｏｗａちゃんの凝り性はお父さん（祖父）のＤＮＡを受け継いどーね。
　お父さんも仏壇の飾りの配置が気になり出すと夜中起きてゴソゴソやるとよ。　
　凝り性なんよ。しゃーしーとよー。」

と笑われたそう。
うぐぐぐぐ・・・・。
おじいちゃん（92歳）と同類なのかぁ。
２年前、普通の家なのにお寺の仏壇のような大きな白木の仏壇を造らせたおじいちゃん。
「自分が近づいてきたからって、はりきって大きい仏壇造ってねー。」
とおばあちゃんが言ったとき大笑いしたけど、ｐｏｗａってソレと同類なのか・・・。
でも、ちょっと分かるような気する。
うぐぐぐ・・・・。
凝り出したら止まらないんだよね。　


ｐｏｗａの場合は親譲りの○○とは言われないけど、
隔世遺伝でおじいちゃん（おばあちゃん）譲りの凝り性らしい。
どうせならさ、おじいちゃんのモテモテなとこ譲り受けたかったなー。
神様～、どうして人から「あーあ」失笑されるような性質を遺伝子情報に刷り込んじゃったのかしら？

ま、キライじゃないんだけどね。
そういうとこ。



　＊写真はデンマークで１６世紀に牛の乳搾り用の椅子として造られたデザインの椅子。
　まあるいデザインはとてもかわいく、お尻にフィットするすわり心地のよさもお気に入りです。
　ｐｏｗａは朝これに座ってお化粧してます。