cafe powa

ぽわわーん日記

お金の落とし方

2005年08月04日 | ひとりごと
ヘンリーが帰ってきた。
10日間の那覇出張から。

「 あっ、ヘンリー! 」

と思わず背中合わせのアポロの席を振り返ると
やっぱりアポロも振り返っている。
家族の絆は固い。

そして冷蔵庫を開いてみる。
マンゴーチーズケーキ!
でも、powaのお願いしていたジーマミ豆腐はない。

秋に那覇の公設市場をぶらぶらしてたら
小さな、カウンターだけの食堂があった。
ふらり入ってみた。
”商六”というお店でここでも常連のおじさんと話掛けられ
いつのまにか私の前にはいろんな食べ物が。
なぜか食べ物運だけはどこにいってもいい。
「ここのジーマミ豆腐は絶品。絶対食べなくちゃ。」
と言われてお土産に買って帰ったジーマミ豆腐は本当にまったりと美味しかったの~。
常連の面白いおじさんは近くで居酒屋さんをやっているそうで
次回は是非行ってみようと思ってる。

それで、ヘンリーに今回の出張中に是非”商六”でソーキソバを食し、
おじさんの居酒屋”とんとんみー”へ下見に行ってくるように指示していた。

素直なヘンリーは
「出来る限りご期待に沿えるようにします。」
と出掛けて行ったのだけど商六は店休日でしたとシャッターの降りたお店の
写真をメールしてきたのだった。
時間があれば再チャレンジだと言ってたけど、仕事だったもんね・・・。

マンゴーチーズケーキをほおばりながら
「沖縄はどうだった?」
とお土産話を聞く。
たった一日お休みの日があって体験ダイビングに出掛けた話、
パチンコで大勝ちし、30万円儲けた話。

「ヘンリー。お金というのはね、みんなと分かち合うとまた大きくなって
 戻ってくるのよ。ここにいる皆様に1枚づつ配ったらどうかしら?」
「はあ・・・、ボクにいいことあるんですか?」
「あるよ。みんなに可愛がってもらえるし、また沖縄出張はお前にって
 言ってもらえるよ。」
「・・・・・・。そうですねえ。」

まあ、こういう流れはいつものパターンなんだけど
真面目な話、こういうお金は沖縄で使ってしまうべきなんじゃないかな?と思う。
観光収入が大きな割合を占める沖縄県。
産業が乏しく、一人当たりの平均所得も全国でも一番低いそう。
要するにお金の循環はよくないところ。
もちろん本当の豊かさはお金じゃないのはよく分かる。
だけど、生活していく上でお金は絶対大切なものだし、
お金の巡りをよくすることは絶対に大切だと私は思っている。
沖縄でお金を得たなら沖縄で散財する→本人も楽しい思い出ができる
→土地の人達も潤いやさしい気持ちで接する→楽しいのでヘンリーもまた友達を連れ遊びに来る・・・
とグルグルいい気持ちとお金が循環していくと思う。

私は沖縄から受け取りすぎてるところがある。
いつも何か食べ物だとかやさしい気持ちだとか過分に頂いてしまう。
そういう私に気づいてかなのか、ただ説教しやすかったからなのか
”お金の落とし方”について話してくれた島人がいて
「こういう話を旅行者同士でして欲しい。」
と言われたことがあったことを思い出した。
いまいち上手に代弁しきれないんだけど、一応ここで使命は果たせたかな?

そうねー、ヘンリー、
30万の使い道は、
思い切ってダイビングのライセンスを取って、
アポロとpowaのわんわん家族で沖縄旅行ってどうかしら?
ヘンリーも楽しい、私達も楽しいい、沖縄もうれしい。
一挙両得。
スマートなお金の落とし方出来たら男を上げるよ~、ヘンリー。
Good idea!

「powaさんは自分のためにだったらグッドアイデアが湧き出てきますね。
 みんなにgoodかどうかは分かりませんけどね。」
とバッサリ斬られちゃいそう・・・。