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一瞬の芸術

2024-04-21 20:41:54 | 写真関連 Photograph
写真は一瞬の芸術と言われます。
シャッターボタンを押す瞬間に今までの経験や知識を凝縮するからです。

レンズは、単に画角を決めるものではなく、広角はディフォルメ、遠近感の誇張、深い被写界深度、力強さに係わり、標準は自然な描写、望遠は圧縮効果、立ち上がり効果、浅い被写界深度、迫力に係わります。
絞り、シャッタースピード、露出補正、ISO感度は、単に露出を決めるものではなく、絞りは被写界深度の浅い深いに、シャッタースピードは動きを止めるぶらすに、露出補正はハイキーローキーに、ISO感度は画質の良しあしに係わってきます。
デジカメですと、この他にも、ピクチャースタイルやホワイトバランスなど設定を変えることもあります。
これらを撮影意図に合わせてどのように決めるかは撮影者です。

また、写真はカメラの設定だけでなく、光を読む、あるいは光を操ることも必要です。順光、斜光、サイド、半逆光、逆光、トップ、強い、弱い、硬い、柔らかい、点、面、明るい、暗い、明暗差など気を使うことは様々です。
そして、ディスタンス、ポジション、アングル、構図、全景背景処理、タイミングなどを計ります。

最後にシャッタボータンを押す瞬間に全神経を集中してレリーズします。

今のカメラは、シャッターボタンを押しさえすればそれなりに写ります。
お気軽に写真を撮るのを否定する訳ではありません。
でも、自分の意図するように撮ろうと思うと、中々に難しいということです。
私もまだまだ迷いがあり、修行が足りません。
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