TOOLLOGIC Survival I ツールロジック サバイバルカードⅠです。
コンパス・ルーペ仕様のⅠと赤色LEDライト仕様のⅡがあり、こちらはⅠのコンパス・ルーペ仕様です。
大きさ・重さ(実測):86.5mm×55.5mm×5.5mm・34g
参考
ビクトリノックス
スイスカード :82mm×54.3mm×4.3mm・26g
ビクトリノックス
スイスカードライト :82mm×54.3mm×4.6mm・27g
ビクトリノックスのスイスカードは、ビジネスや旅行、普段使いという印象で、ツールロジックにも
ビジネスカードというものがありますが、こちらはサバイバル用です。
大きさは、スイスカードを一回り大きくした印象ですが、十分カードサイズと言えます。
コンパス、8×ルーペ、ホイッスル、刺抜き、爪楊枝、ナイフ、ファイヤースターター、ランヤードホールが装備されています。
それでは、各ツールを見ていきましょう。
コンパス
ナイフを収納した状態ですと、コンパスが金属に引かれて正しく北を指しません。
取り扱い説明には、ナイフと刺抜きを外すよう書かれています。しかし、ナイフ等を外しても、近くにあるネジやバネの影響でしょうか、ナイフ等を収納した時ほど極端ではありませんが、やはり正しく北を差さない場合があります。
もともと小さなコンパスということもあり、だいたいの方角を知るための物と割り切った方がよさそうです。
ルーペ
8倍でずいぶん大きく見えますが、これほどの高倍率の必要性を感じません。
では、集光して火を起こせるかというと、やってみました(※1)が火は起きませんでした。
※1 ティシュペーパーの一部を鉛筆で黒く塗り、そこへ集光させてみました。
ホイッスル
軽い力でも鳴り、好感が持てます。
刺抜き・爪楊枝
ビクトリノックスのスイスカードやクラシックに装備されているものと似ています。
これらは、経験上役に立ちます。
ナイフ
もともとがカードサイズですから、小さなナイフですが、スイスカードのペーパーナイフ的なナイフとは異なり、カード内の大きな面積を占めていて、メインのツールであり、厚みも2.5mmあります。
鋼材の表記はありませんが、店のwebによっては8Aと記載されているところもあります。
このことからも、おもちゃではないと分ります。
収納した時にはバネで固定されるため、不用意に抜ける心配はありません。
刃は、ハーフセレーショになっています。
切れ味は、残念ながら良くはありませんでした。タッチアップしても良くなりません。研いで良くなることを願いますが、セレーションエッジは研ぎづらいです。
握りについては、ハンドルのくぼみに人差し指と中指を当てるようデザインされています。ハンドルが細い割には握りづらくはありませんが、ハンドルが上向きに反っているため、実際に使う角度に刃を持ってこようと思うと、不自然な握り方になってしまいます。
ファイヤースターター
マグネシウム合金のロッドが付いていて、交換することも可能です。
実際に使ってみました(※2)が、火を起こすことができました。
※2 ロッドをナイフの背で削って、粉をティッシュペーパーの上に落とします。ロッドを強く擦って火花を散らし粉に引火させると共にティシュペーパーに着火させます。
粉は、それほど多く落とさなくとも着火させることができました。
ランヤードホール
紐を通す穴ですので、特にコメントはないです。^^;
まとめ
コンパスとルーペには疑問を感じ、ナイフの切れ味にも疑問はありますが、コンセプトは歓迎したいです。
カードサイズで小型ですから、アウトドアのバックアップツールに最適です。
ファイヤースターターが付いているのは特筆物です。
写真は気に入りませんが、そう言っているとちっとも記事がアップできませんので、載せました。