※2/2 鳴り止めを追加。記事を加筆・修正。
※2/4 時報について追記。記事を一部修正。
今日2月1日は、息子の耳の誕生日。
人工内耳の音入れから12年になります。
毎年お祝いをしていますが、今年は鳩時計を購入しました。(表題写真)
最初の年に購入したのも鳩時計ですが、壊れて、扉は開いて鳩は出たまま。ほとんど鳴かなくなり、忘れたころに気ままに鳴いたりしているからです。
とは言うものの、時計としては壊れていませんし、思い出の品ですから、最初の鳩時計もそのまま使い続けるつもりです。
さて今回購入した鳩時計は、木製。
丸太小屋をイメージしたとのことですが、大きさからしても巣箱を連想させる鳩時計です。
可愛らしいですが、子供っぽいわけではなく、なかなか良い感じです。
写真ではうまく表現できませんが、実際に見たほうが木のぬくもりを感じられます。
鳩は、巣箱の穴の中から覗いています。(写真1)
扉があると動きが面白いですし、ほこりが入りにくい気もしますが、巣箱と考えるとこのままで良いでしょう。
振り子も鳩になっています。可愛らしくて息子も気に入り、この鳩時計を選んだ理由の一つです。(写真2)
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音は、電子音ではなくふいごによる風で音を出しています。(写真3)
最初の鳩時計は、電子音で「カッコウッ」という感じでしたが、こちらは少し柔らかく「ぱっぽうっ」という感じでしょうか。
近くで聞くより遠くから聞いたほうが、よりまろやかな優しい可愛らしい感じがします。
最初に近くで聞いたときは、ん?と思いましたが、だんだん音の良さが分かってきました。
息子にも違いが分かるようです。
最初の鳩時計のほうが高い音で、こちらの鳩時計はやや低い音。カッコウとパッポウ。大人の声と子どもの声という印象のようです。
一般的には、低い音の方が大人の声ですが、この鳩時計は、まろやかで可愛らしい音ですので、こちらの方が子供の声という印象なのだろうと思います。
電子音がほとんどの中、ふいごによる自然な音にこだわっているのには好感が持てます。
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健聴者にとっては音が聞こえるのが当たり前のことですが、このように音を楽しむことができるのは、また楽しいことでもあります。
※2/2 鳴り止め
最近の鳩時計は、光りセンサーを内蔵し、暗くなると鳴かないというものもありますが、この鳩時計は、ふいごで機械的に音を鳴らしているため、電気信号が使えず、鳴り止め機能は付いていません。
ON・OFFのスイッチがあるのみです。
購入前、夜は気になるかなぁと心配していましたら、息子は、僕は(人工内耳をはずせば)聞こえないから大丈夫だけど、お父さんとお母さんは大丈夫?と心配してくれました。
夜は鳩消そうかと言いましたら、息子曰く、鳩寝たの方がいいよって。
夕べはとりあえず音は消さずに寝てみました。
寝ているときは気になるかと心配しましたが、全く気になることなく眠ることができました。
妻も同じ感想です。
当の息子は・・・、人工内耳をはずすと全く聞こえません。
目覚ましは振動目覚ましを使っています。
※2/4 時報
この鳩時計は、正時にその時刻の数、30分にも1回鳴きますが、それぞれ1分ほど前に鳴いてしまいます。
調整できないかお店に問い合わせましたところ、ギアの遊びの為に、30秒から1分は、前後で、生じてしまうそうです。
気にすれば気になりますが、後で鳴くよりは、少し前に鳴いたほうが、もうすぐ○○だと分かって良いです。
昨年の
耳の誕生日
鳩時計の詳細
㈱さんてる。
ふいごのイメージ。
なかなか気に入りました。気に入ったからこそ気になるところも・・・
手作りですので、巣箱の鳩の目の高さが左右で違ったり、振り子の鳩の羽に傷がついていたり、接着剤がはみ出していたり、細かいところでは、荒が目立ちます。
しかし、近くでじっと見るものはありませんので、実用上問題はないでしょう。
ほこりの問題も気になります。
煙突の中はしっかりほこりがたまりそうですし、文字盤の枠の内側にもほこりがたまりそうです。
もっとも気にになるのは、文字盤の枠の部分。枠が出っ張っていますので、斜めから見ると数字が枠に隠れて見づらくなるのです。(写真1参照)
この枠部分は改良して欲しいと思いました。
また欲を言いますと、数字がプリントですが、木製の数字が貼ってあると更に趣が増したと思います。
いろいろ書きましたが、気に入っています。息子に贈ったはずなのに自分がはしゃいでいます。
耳の誕生日の記事というより、何だか鳩時計のレビュー評価になってしまいました。