明るい懐中電灯は、遠くまで見える、視認性が良い、闇の恐怖を和らげてくれる、などの長所があります。
しかし、一般的には、大きく重くなる、電池を何本も使う、あるいは連続点灯時間が短くなる、と言った短所もあります。
特に、非常持ち出し袋に入れる懐中電灯は、それだけを持って逃げるわけではありませんので、小型軽量な方が好ましいです。
しかし、暗すぎて見づらいとか、頻繁に電池交換しなければいけないでは、実用的ではありません。
では、必要十分な明るさ、連続点灯時間とはどれほどでしょうか。
これは周りの環境などにより大きく左右されるのでなかなか判断は難しいです。
1.周りの灯りの有無。
例えば、日中車のボンネットの中を見る、暗い物置の隅を見ると言ったような場合は、周りの明るさに目が慣れているため、それなりの明るさが必要です。
一方、暗闇の中では目が暗さに慣れているため、月明り程度で行動できます。
2.周りの反射物の有無。
周りに反射物がある場合は、ほんわかと全体を照らしてくれます。
周りに反射物がない場合は、照らしたところ以外はほとんど見えないです。
3.湿度・-ほこりの有無。
湿度が高いときは、乱反射により、光が拡散します。特に霧の場合は、明るいライトでも遠くまでは見渡せないです。
湿度が低い場合は、照らしたところ以外、見づらいです。
ほこりも同様です。
4.配光。
拡散光では、近くは見やすいですが、遠くまで光は届きません。
スポット光では、遠くまで光が届きますが、近くは見づらいです。
5.使用目的
歩くだけなら月明り程度で歩けます。
しかし、手元の細かい作業をする、探し物をすると言った時には、ある程度明るいライトが必要です。
そして、進む方向を確認るため遠方を照らすと言った場合は、もっと明るいライトが必要です。
このように、環境や条件、目的により、見え方が異なるので、何ルーメンあれば必要十分とはっきりと言うことは難しいです。
次に、連続点灯時間はどうでしょう。
災害時(停電時)は、日中でも薄暗い室内で作業をするときは、懐中電灯が必要になるかもしれません。
夜間はどうでしょう。電池の節約のためにも、食事を済ませ後片付けをしたら寝てしまい、夜更かしはしない気もします。
実際に被災したことはないので、1日の点灯時間がどれくらいになるか見当が付きません。
ここまで書いて思いました。
この記事は、頭の中を整理するために書いたのですが、結論が出ないなと。
さて、前にも書きましたが、私は、非常持ち出し袋の中に、単三電池1本仕様の
Fenix HL23と、単四電池1本仕様の
UltraTac A5を入れています。
日常使用やキャンプの経験から、どちらも小型軽量で、そこそこの明るさ、連続点灯時間だと思うからです。
しかし、もっと明るいライトが欲しいと思うこともありますし、もっと連続点灯時間が長い方が良いと思ったこともあります。
どうなんでしょうね。
昔明るいと思ったSUREFIRE(シュアファイヤー) E1(CR123A×1本仕様)が15ルーメン、同社E2(CR123A×2本仕様)が60ルーメンですから、これらで十分と言えるでしょうか。
その昔は、単一電池2本・深見球仕様のブリキの懐中電灯が一般的でしたし、もっと前は、ロウソクの灯りで過ごしていたんですからね。
ある程度の明るさがあれば、何とかなるのかな。明るさより連続点灯時間を重視したほうが良いとも。
ちなみに、電球仕様のミニマグAAはもっと明るい懐中電灯が欲しいと思いましたし、ソリテールに至っては暗すぎて使い物にならないと思いました。
それに比べて、HL23やA5で、明るさも連続点灯時間も十分と言えるかも。
結局まとまりのない記事でした。