「Ouch!」 あいたた・・・・
「Are You alright ?」
大丈夫では、ありません。。。。
「大腿骨骨頭骨端板骨折しています」
レントゲン画像の右側の大腿骨骨頭
上の図で行くと3番のHEADの部分の骨折です。
1歳2ヶ月齢、猫のメインクーンちゃんです。
よく小型犬で高所からの落下で見られる骨折ですが、
猫ではあまりみません。
飼い主さんが帰宅すると足を引きずっていたそうですので、
急な行動による、筋肉や靭帯の作用による負荷でしょうか?
外科的処置になりました。
骨折した箇所を、キルシュナーワイヤーやラグスクリューで
元の位置に整復する方法もありますが、
術後の変形性関節症や血行障害などが起こりえる事を考慮すると
大腿骨頭切除をするほうが、術後の心配がありません。
骨折していた大腿骨頭を取り除き・・・・
(赤いひも状のものは、骨盤の寛骨臼に付着していた靭帯です)
あとはドリルで、骨面を整えて終了です。
体重が軽い小型犬や猫では、これでどちらの足が骨折したのか
わからない状態まで、回復します。
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