ポッケ動物病院の独り言

病院での出来事・日々気づいたこと・趣味・その他なんでも

リハビリ⑤

2013-06-26 | 闘病記

  

受傷53日目 14回目のリハビリ

 

シュ、シュ!

 

担当医に「もっと膝を曲げんか!」と叱咤されたので

自宅で膝を曲げるリハビリを、頑張る。

 

歯を食いしばって曲げても、ある角度以上は曲がらないので、

足首付近を掴んで、グイグイ曲げる。

 

時々ズキンと、痛みが走ることがある。

  

しつこく曲げていると、屈曲する角度が大きくなる。

  

しかし、「よっしゃ」と思っても

一晩寝ると、また元の角度までしか曲がらなくなるのが

むなしい。。。。。

  

毎日しつこく、曲げ続ける。

  

Tyson_01

   

受傷56日目 15回目のリハビリ

  

ジャブ、ジャブ!

 

リハビリの経過は良いみたいなので、もっと負荷をかけるため

筋肉増強練習のときのウェイトが重くなる。

 

ハーフスクワットもそれなりに、スムーズに出来るようになってきた。

   

マシーンと化せ!

 

リハビリマシーンになれ!

  

Mike_tyson05

     

受傷59日目 16回目のリハビリ

  

ワン・ツー、ワン・ツー!

  

徒手療法開始直後に、リハビリ担当の方に・・・・

  

「宇田さん、膝下落ち込んでいますよー」

 

「え、ええー・・・・」

  

後十字靭帯が断裂しているので、膝下(下腿骨)が後方に落ち込んで

膝の皿(膝蓋骨)の下が、へこんでいる。

 

膝の腫れがさらに引いてきたこともあり、目立ってきた!?

 

膝下はへこんでも、気持ちまではへこまないぜ!

  

私の正常の右膝は、全く微動だにしないが

損傷した左膝は、後方引き出し徴候(カクカクと異常な可動)が

他の人よりわかりやすいらしい。

(わかりやすいから、可動域が広いということではないらしいが・・・・)

  

少し前にリハビリ室に実習生が来ており

私の膝を、触らしてあげた。

 

その実習生は、初めて後方引き出し徴候が

わかったとのことだった。 

 

よかった、よかった 

  

私の膝も、人の役に立ったようだ。

  

Tyson_09

      

さて、膝の曲がりもわずかづつだが良くなってきたが、

息切れしてきたので、リハビリ担当の方に

   

「どうですかねー、そろそろ何合目まで来ましたか?」と問うと・・・・

  

笑って、答えてくれない・・・・・・

  

ガ、ガ、ガイドさん(リハビリ担当の方)・・・・

  

まあ、6合目位か・・・・

   

Miketyson03

      

受傷64日目 診察&17回目のリハビリ

  

カーン。。。。

    

まずはリハビリ、まだ新しいリハビリ運動が出てくる。

 

リハビリ担当の方は、業師だねー。

 

また頭の回転が早い人なので、私の訳のわからない質問にも

聞き返すことなく、即答してくれる(笑)

 

記憶も良いようで、今まで言ったことを覚えている。

  

うーん、素晴らしい。

  

左膝の屈曲は、130°まで曲がるようになった。

  

正常の右膝も測定してもらうと、140°しか屈曲しないので

かなり改善してきました。

  

さて、続いて診察へ・・・・・

  

今回は、「膝の曲がりが変わっていない」とは言わせないぜ。

  

グイ、グイ、グイ

  

担当医「おお、大分曲がるようになっていいねー」

  

左右に膝に負荷をかけて、痛みがないかもチェック!

  

徐々に?どんどん?「やりたいことを、やっていきなさい」とのことだった。

   

Tyson_08

  

後方引き出し徴候だが、これはほぼ膝の腫れも引いて組織的にも修復されているので

「これ以上は良くならないでしょう」とのこと。

 

はじめの損傷の程度で、異常可動の範囲が大体決まってしまうらしい。

  

切れた後十字靭帯は、周囲の組織と癒着するらしいが

それでも元の位置に戻ることはないし、いくら筋肉を鍛えても

切れた靭帯と同等の機能は、望めない。

 

これを今後も頭に入れておかないと、いけない。

 

Photo

    

↑ 再度担当医に、私の半月板断裂部位を確認しておいた。

 

左膝 内側半月板後角 2ヶ所横断裂!

(上の図は右膝ですが・・・・・)

  

断裂した半月板が、MRI画像では最初に少しずれているように見えるといわれたが

ズレた位置で外周辺部がくっついたのか、Mobile flap(ロッキング)しなくて

運が良かった。

 

自分の予想より、回復は順調である。

  

手術はしない方向に、決まった。

 

しかしまだまだ膝に何か装着しているチンバ野郎だ・・・・・

    


2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
自身の予想より回復が順調とのことで良かったですね。 (tarumae-yama)
2013-06-27 14:51:40
自身の予想より回復が順調とのことで良かったですね。
それにしても、文章と関係のない?マイク・タイソンの写真、可笑しいです!
良く見つけてきますね。

それとも、眠られないくらい落ち込む夜があるのでしょうか?
でも、希望を持って前に進むしかないですね。

次回のリハビリ報告が更に順調になっていると良いですね。楽しみにしています。
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tarumae-yamaさん (ポッケ)
2013-06-28 07:56:58
tarumae-yamaさん
 
いつも励ましのコメント、本当にありがとうございます。
受傷時のあの膝のグラつき加減は、どう考えてもひどすぎるので
一生チンバかと覚悟しましたが、自分の考えていたより、早く回復してきました。
  
しかし今は少しずつ良化しているのでいいが、元の何パーセントまで回復するのか?
いつまで掛かるのか?どこがゴールなのか?まだまだ考えさせられます。
 
夜寝床について、そんなことを考えると、眠れなくなります。
そんなときは「お前はなんて心が弱いんだ!もっと心を強くしろ!」と念じたり
時には声に出して言うことがあるが、何故か涙が流れることもあります。
 
マイク・タイソン・・・・
 
中学生のときに、プロボクサーになりたいと思い、ジムを探して
ジムに通いたいと母親に告げると、猛烈に反対され、断念したことがありました。
 
丁度その時期、マイク・タイソンはカス・ダマトと一緒にやっていた最盛期で
(ドン・キングにプロモートされる前)
バッタバッタと相手をなぎ倒していくのが、強烈に印象に残っています。
 
あと勇利アルバチャコフも、強烈に印象が残っているボクサーです。
  
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