さて、今日のブーツは・・・
つま先からかかとにかけて、北米のカリブーです。
筒の刺繍が、あまり見られない模様です。
色合いもありますが、野性味があふれる
非常に良い質感があります!!
私たちが、生きてゆくということは
誰を犠牲にして、自分自身が生きのびるのかという、
終わりのない日々の選択である。
生命体の本質とは、他者を殺して食べることにあるからだ。
近代社会の中では、見えにくいその約束を、
最もストレートに受けとめなければならないのが、狩猟民である。
約束とは、言いかえれば血の匂いであり、
悲しみという言葉に、置きかえてもよい。
私たちはある風景に魅かれ、特別な想いをもち、
時にはその一生すら、賭けてしまう。
風景とは、ひとつの山であったり、美しい川の流れであったり、
その土地を吹き抜けてゆく、風の感触かもしれない。
それをもし自然と呼ぶならば、
人間がどれだけ想いを寄せようと、
相手はただ無表情に、そこに存在するだけである。
私たちの前で季節がめぐり、時が過ぎてゆくだけである。