らぷんつぇる**

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「ジャージの二人」

2008年08月10日 16時06分30秒 | Movies
久しぶりに映画館に行った。
しかも夜、ひとりで(笑)
なんだか無性に癒されたくなり、「なあんにもしない夏休み」を過ごす父子を鑑賞。
…はは、ほんとになにもしないよー!!

*あらすじ*
会社を辞めたばかりの息子(32歳)がグラビアカメラマンの父(54歳)に誘われ、北軽井沢の別荘で夏を過ごすことに。
亡き祖母が集めた古着のジャージを着て、なぁんにもしない日々を過ごす。
なぜか絶対に家に上がらない隣人(魔女?)、悪夢のように増え続けるトマト、繋がらない携帯電話。
のどかな生活を送る二人だったが、東京では息子の妻が不倫中、父は三度目の結婚生活が破綻寸前の状況にあった。。。


いやー、ゆるゆるですよこの映画。
お父さん(鮎川誠)のしゃべり方が最高。
なんだか父子っぽくなくて、『ぼのぼの』を思い出す。
「なんかこぉ~…」って言うのにその後に続く言葉がいやに具体的なのが面白い(妻の指摘どおり)。
隣人の遠山さんもなぞキャラだし。

あと、みどころはやっぱりジャージ(小学校の。)ですかね…。
祖母の遺品って、一体どこで集めたの!おばあちゃん!
しかも小学校のジャージにしてはサイズが大きいし…。
最初に父が着ていた緑のジャージは「和小」って書いてあるんだけど、このジャージがビミョーに次の展開に繋がってくるところがポイント。

「篤姫」を見てる人には今は亡き「殿」がジャージで現れるので、なかなか面白いかと。

映画館に来ていたのはほとんどが女性だった。
あんまり男性が見る感じの映画じゃないかな。
ほんとにゆるい映画(「かもめ食堂」的)なのでスリルや号泣ものの感動を求める人は不向き。

*データ*
監督:中村義洋
出演:堺雅人(息子)、鮎川誠(父親)、水野美紀(息子の妻)など
初公開年月:2008年7月
上映時間:93分
制作国:日本