らぷんつぇる**

日々のささいな出来事をつづったり
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ひとりごとを言ってみたり。など。

『ゲド戦記』

2006年08月26日 23時33分33秒 | Movies
まあ観に行かないだろうな…と思ってたんですが、成り行きで見に行くことになりました。
原作と違うっていう前情報のもとに…。

*あらすじ*
人と竜が住む世界、アースシー。
自由を愛した竜は遙か昔に人と別れ、以来人の世界には姿を現していなかった。
しかし、その竜が人の世界に現れ、各地では疫病が流行り、世界は終焉の兆しを見せていた。
若き王子、アレンは父である王から宝刀を奪い、ひとり放浪の旅に出る。
途中大賢人ハイタカ(ゲド)に助けられたアレンはゲドと道中を共にすることに。
世界の均衡が崩れているのだとゲドはアレンに語る。
訪れた街でアレンはほおにやけどの跡がある少女、テルーと出会う。
テルーの危機を救うが、自らが危険に陥るはめに。
その後ゲドの古い友人であるテナーの家を訪れたアレンは、そこでテルーに再会する。
初めは理解し合えない2人だったが、次第にお互いの心の傷を知り、親しくなっていく。
一方ゲドは、数々の異変の裏に旧敵クモの存在があることを知る…。


「ゲド戦記」、結構前に本を読んだのではっきり言えないけど、
内容的には3巻と4巻あたりですかね?
話が原作と違うと言われればそんな感じもするし、なんとなく読んだシーンもあったような気もするし…結構話が混ざっているかも。
映画だけ観てアースシーの世界観とか、オチ(?)とか理解できるのかな?って思った。
ゲドとテナーが出会ったいきさつ(2巻の内容)も超さらっとしか語られないし。
「アチュアンの墓所を思い出すわ」…って説明になってないよ?
あんまり説明口調なのもやだけど。
あと、「本当の名前」とか、理解が追いつくのかなーって思う。
ゲドの世界では各人(人に限らず物も)が魔法使いから「本当の名前」を授かっていて、これは自分と名付け親の魔法使いと少数の信頼できる人間しか知らない名前なんです。
魔法使いはこの「真の名前」を使って人や物を操るので、「真の名前を明かす」ってことは「自分の命を預ける」くらいの重みがあることなのです。
イメージ的には平安時代の貴族と一緒、って昔限国でやったなあ。
例えばゲドは真の名前で、ハイタカがゲドの通り名。

映像はやっぱり、ジブリ~っていう感じ。
カオナシのグレードアップバージョンとか、クロトワ(ナウシカに出てくるトルメキアの参謀)のダメダメバージョンが出てくる。
アレンの顔が結構こわい。
テルーの髪型やっぱりへん。後ろものばそうよ。
前半はCMで流れてる映像をつなぎあわせていくとこういうストーリーになるよねーっていう流れでした。
後半の映像はお金払って見てね☆ってことなのかなー。

全体的には「ゲド戦記の割にはさっぱり味」だと思った。
前評判を考え合わせても、予想通りといったところ。
クモはわりと好きなキャラクターかもしれない。
他の登場人物も、時々セリフがなげやりな感じになるところがツボだったりする。


*データ*
監督:宮崎吾朗
出演(声):岡田准一(アレン)、手嶌葵(テルー)
製作国:日本
初公開年月:2006年8月
上映時間:115分
公式サイト:ゲド戦記

『ドッグヴィル』

2006年08月26日 22時49分30秒 | Movies
久し振りにDVD借りてきた。
この続きの『マンダレイ』が気になったので、3部作のうちの第1作である『ドッグヴィル』を見ることにしました。

*あらすじ*
小さな炭坑の町、ドッグヴィル。
町の人々は極めて平和に暮らしているように見えたが、この町に住む自称作家のトムは「この町は問題を抱えている、それをのりこえるきっかけが欲しい…」と思っていた。
毎週町の住人全員を集めて熱心に集会を開くトム。
ある日遠くで銃声が聞こえ、一人の女性が町に逃げ込んできた。
彼女の名前はグレース。
ギャングに追われていると彼女は言う。
トムはこれこそ望んでいた「きっかけ」だと思い、グレースを匿うことを住人たちに提案するが、面倒なことに巻き込まれたくない住人たちはグレースの受け入れを渋る。
グレースの人格を知れば受け入れてもらえるはずだと考えたトムは2週間の「猶予期間」を設け、猶予期間の後に投票をして、一人でも反対者がいればグレースを追い出すという取り決めをする。
住人たちの信頼を得るため、彼らのために働き始めるグレース。
やがて人々はグレースを友人として受け入れる。
しかし度重なる警察の捜索に不安を感じだした住人たちとグレースとの関係は徐々に変化していき…。


変わった映画でした。
まず、セットが変わってる。
家は地面に書かれた線で表され、ドアや壁は基本的にない。
すべてのストーリーがこの「書かれたセット」上で進む。
大きな場面転換もない。

撮り方もちょっとドキュメンタリーっぽく不安定な感じ。
前半はドアを開けるときの効果音が使われていたけど、後半はほとんどなし。

わりと淡々と話が進むので、警察やギャングの車が登場しただけで「大事件」のように思える。
退屈な田舎の小さな町に事件が起きた、って効果がよく出てると思う。

物語の後半は「なんでそうなるの???」ってシーンが多かった。
住人の敵意が怖いです。
特に、最後のシーンでのグレースの心の変化がよくわからない。
うーん、最後は急展開だからなぁ。
実は映画を見る前からグレースの正体は察しがついていたので(『マンダレイ』の筋書き見ちゃうとねぇ。)ラストは何となく想像ついたんだけど…、それでも「そうなるんかーい!」と思った。
ともかく、不思議な映画じゃ~。
あ、これってR15指定なのね。関係ないけど…。
この程度でR15かあ。確かに子供向きではないけどさ。


*データ*
監督:ラース・フォン・トリアー
出演:ニコール・キッドマン(グレース)、ポール・ベタニー(トム・エディソン・ジュニア)
製作国:デンマーク
上映時間:117分
公開年月:2004年2月
公式サイト:ドッグヴィル

迷王星

2006年08月25日 18時08分24秒 | きょうのできごと
冥王星が太陽系の惑星からはずされたらしい。
というか、今頃になってやっと惑星の定義付けがされたんだとか。

一時期太陽系の惑星がカロンやセレスを加えて12個に増えるかも?!と言っていただけに
…減るんかい!!と思った。
なんだか増えてもしっくりこないし、減ったら減ったでちょっと悲しいかも。
面白いと思ったのは、国際天文学連合の評議委員って天文学者だけじゃなくて文学者や科学史研究者もメンバーにいるのね。
天文学は古来からの占星術などにも深く関わっているからなんだって。
大人はこのニュースに関していろいろ騒いでいるけど、今朝のニュースでインタビューされていた子供たちは「どうでもいい」とか「どっちでもいい」とか冷めたご意見。
まだあまり「水金地火木土天海冥」になじみがないからかなー。
アメリカは冥王星の発見国であるために冥王星の除外について反対意見が多いらしい。
ディズニーキャラクターのプルートの名前も冥王星(英名:プルート)にちなんでいるとか。
ここまで熱くなるアメリカを見ていると、日本の子供のクールさがちょっと心地よいような。

それにしてもプルートって冥界の王とかそんなんじゃなかったっけ?
あの黄色いわんこを見る目が変わりそう。

記事はこちら。asahi.com

きのうのにっき

2006年08月21日 17時19分54秒 | きょうのできごと
昨日は友達と御徒町に落語を聞きに行ってきた。
夏休み企画中で、午前中はホントは高校生以下orその連れの大人しか入れない回だったのに、「入れないですかね~」とか聞いたら入れてくれた。
まだ空席があったからだと思うけど、何でも言ってみるもんなんだ…と思う。
でも最初にでてきたおじさんが「落語はじめてのおともだちは手を挙げて!」って言ったときは、さすが子供向けと思ったけど。
入るときに「子供向けですよ」って念押しされたのは、これか?
最初に落語で使われる太鼓の説明があって、それから紙切りの説明があった。
その後「粗忽長屋」「紙切り(本番)」「火焔太鼓」。
落語ってなかなか面白い。
でも紙切りはもっとすごかった。
なんでも注文されたものを紙とはさみだけでさっさかさーと作ってしまうのだー!
今までに出された難題の話が出て、
「闇夜のカラス」
「雪の中の白ウサギ」
「紅梅と白梅」(紙は白しかないのに。)
をどうやって切り抜けたか、って話はなかなかひねりがきいていた。
噺家ってすごいなあ。

その後散歩ついでにアメ横へ。
いつもはアメ横っていうとほとんど二木の菓子とか、乾物屋とか果物屋くらいしか行かないけど…。
アメ横って、ちょっとメインをそれるとほんとにカオス。
ああ、日本もアジアなんだよな、って納得してしまう、あの雑然とした感じと人間の熱気がなんとも言えない。
いかにもアジア!って感じの大衆屋台食堂みたいなのがあって、人がいっぱいはいってる。
なんだかみんな日本人なのに日本人に見えない。
あやしいお店も結構あるし。
アメ横すごい。うん、すごいぞ。

チェーカフェのチェー2種

2006年08月14日 10時37分26秒 | Food
前から食べたいねーって言ってたチェーを食べに妹と江古田に行って来ました。
チェーはベトナムのおやつで、氷あんみつみたいなかんじ。
江古田でうろうろ迷ったあげくお店を発見!
お店そのものもベトナム屋台風で、そこだけ日本じゃないみたいだった~。
メニューは「北部風フルーツのチェー」750円と「南部風ミックスチェー」650円。
ふたりで行ったので1こずつ注文。
どっちもおいしかったです☆
フルーツのチェーはほんとにたくさんのフルーツが入ってて豪華でした。
アボカド入っているのがよかったなあー
ミックスチェーはあずきいりで、フルーツチェーよりもっとあんみつに近い感じでした。
バナナチップがぱりぱりしてておいしかった!
あと、まるいおもちも美味。
私は北部風が、妹は南部風がお気に入り。

知らなかったんだけど、このお店ランチもやっているみたい。
知ってたらお昼も食べたかった~。
ボードに出てたフォーとかカレーとかおいしそうでした。
ランチは、900円くらい。

なんだかベトナム行ってからというものベトナム料理に親近感をおぼえます。
おいしいんだよね…。

参考
Che ca phe(公式ブログ)
ベトナム情報サイト

星野道夫展「星のような物語」

2006年08月11日 22時11分59秒 | Exhibitions
初めて歌舞伎座に歌舞伎を見に行ってきました。
母親に誘われて。
思っていたより歌舞伎って面白いです。
3部立てで、最後のはわかぎゑふが脚本書いたちょっと斬新な歌劇でしたよー。
お客さんはやっぱり年輩の人が多かったけど、若い人もちらほらいました。
今日初舞台の子役が出てて、その子の役名が「ぽんきゅう」だった。
ぽんきゅう!可愛い
もろきゅうの親戚みたい。

その後銀座松屋に写真展を見に行きました。
写真家の故星野道夫さんが写したアラスカの大自然にうっとり。
もうちょっと空いてたらよかったのになあ。
星野さんのことあまり知らなかったんですが、この人は高校2年生の時、アルバイトで貯めたお金でたった一人アメリカに長い旅に出たそうです。
スゴイ行動力。
その後アラスカ大学に自然管理を学びに留学し、そのままアラスカに住み、ヒグマに襲われてなくなるまで写真を撮り続けたそうです。
写真はどれも壮大な自然の一部を切り取ってきたみたいでした。
動物も、クマやカリブーやムースやアザラシがいっぱいで、ほんとに可愛かった。
アザラシの赤ちゃんて、白くてまんまるくてもあもあー
赤ちゃんがお母さんに甘えている写真も多くて、見ていて幸せになれました。
赤ちゃんてどうしてこんなにかわいいんだろう~。

*information*
場所:松屋銀座8階大催事場
会期:8月2日(水)~14日(月)
料金:一般1000円 高校・大学生 700円 中学生以下無料
主催:NHKプロモーション
HP:NHKプロモーション

名言!

2006年08月10日 22時28分54秒 | ひとりごと
図書館に行って本をあさってきました。
アートの棚に「エミリー ザ・ストレンジ」が。
ブラックな雰囲気漂う絵本でした。
訳は宇多田ヒカル。
おおーと思ったのは
「エミリーは怠け者なんじゃなくて、何もしなくても不安にならないだけ」
ってとこ。
確かにそうだよなあ…。
真の怠け者はある意味才能かもしれない。

ル・スフレの「バニラのスフレ」

2006年08月04日 18時42分07秒 | Food
広尾に行って来ました。
図書館に行くために。
なんか広尾いっぱいカフェが立ち並んでいてパリっぽい感じでした。
欧米人がなぜか多かったし…。
それで、せっかく広尾まで来たのでスフレ~を食べに行きました。
なんか一人で行くの微妙だったけど、機会を逃したらいつ食べられるかわからないし。
すいていて良かったです。ほっ。
王道のバニラのスフレとアイスコーヒーを注文。
注文してから作ってくれるので15分待ちです。
ふわふわのスフレ~、幸せ~。
スフレそのものはあまり甘くないので、ソースとよーくからめて食べるのがおいしい食べ方みたい。
また心に栄養を与えたいときに食べに来たいなー。
スフレの種類いっぱいあるんですよ
ミントとか、コーヒーとか、フランボワーズとか。
あと、ディナータイムには食事系スフレがあるみたいです。
でもお金がないからディナータイムは無理…。
ちなみにスフレは1こ1050円です。
…今日はお昼兼だし、ふんぱつです…。