「トロカデロ・デ・モンテカルロバレエ団 2009」

関西で初、舞台鑑賞。
バレエです。
それも、男性ばかりの。
けっしてキワモノではありません。
女装とはいえみんなキレイだし、家族みんなで楽しめます。
でも、やはり正統派でもないので、ところどころに笑いありで、普通のクラシックバレエとはひと味違うふうに仕上がっています。
ファイティングポーズをとっちゃう白鳥、とか。
最後なんて、バレエの衣装着たままソーラン節ですよ。
男＋チュチュ、でもシュールなのにそれにソーラン節って。しかも欧米人だし…。
（こんなこと書いてたらキワモノだと思われそうだけど、ラストだけです！）
場内アナウンスも面白くて、声は普通に真面目そうなおじさんなのに
「定額給付金でチケットを買われたお客様、せっかくの機会ですのでパンフレットを買って使い切ってしまいましょう」とか「これからお友達と夕食のお客様、あまりに楽しすぎてお酒を飲み過ぎて公園で裸になったりしないようにお気をつけ下さい」とか、かなりタイムリーなネタをまじえて、やってくれます。

よく考えたら男性のバレエダンサーって貴重なはずなのに、こんなところで大勢使っているのってものすごく贅沢なんじゃないだろうか、と思った。
白人のダンサーだけでなく、アフリカ系の人も少なからずいたので、ますます珍しい感じ。
ただ男性だけでバレエ踊るっていうだけでお客さんを引きつけるのではなくて、おとこだけでしか踊れないバレエを確立して魅せているってところがすごいと思ったのでした。
（女性がやったらムダにセクシーとか下品になっちゃいそうな演出でも楽しく見られるって意味で、自分たちにしかできないことやってるな！と思った。）

バレエ普段みないひとでも、面白いのではないでしょうか。

企画展「挿絵の魅力 ―ミュシャのブック・デザイン―」

今日は天気が崩れるって予報だったので屋内のイベントに行ってみました。
…なのに結局雨は降らず、、、なら洗濯したかった…。
ともかく、関西に来てから初の美術館来訪。
堺市です。
意外と遠かったです。
何が面倒かって、天王寺までは環状線でさくさくいけるのに、そこから堺市に向かう電車は1時間に3本くらいしかないことです。
堺市って、結構大きい町っていうイメージだったんだけど。
で、なんと堺市にはすばらしーいミュシャのコレクションがあるのです。
カメラのドイの元社長が自分のコレクションを市に寄贈したそうで。
何がスゴイって、版画や絵画はもちろん、ミュシャが制作した鏡や、ミュシャがデザインした宝飾品が常設展示！！
Bunkamuraなんて目じゃないデスよ…。

今回の展示はミュシャが挿絵として描いた作品が企画展の中心になっていました。
ミュシャと言えば、ビザンチン風の頭部とか、サラ・ベルナールのポスターとか、女性の絵が有名だけど、今回展示されていたのはそれとは趣の違う感じ。
一番おおっと思ったのは、『主の祈り』っていう聖書の有名な祈り（天にまします我らの父よ、御名が崇められますように、から始まってアーメンで終わるあの祈りです）を描いた作品群。
迫力あります。
女性像とは一線を画す感じ。
こんな作品があったなんて知らなかったし、今回見られてよかったと思いました。

なにより、Bunkamuraのあの混雑っぷりを経験した身としては、空いている館内をゆっくり見学できたのはとてもよかった。
（経営している方にしてみれば混んでた方がいいだろうけど…）
館内にあったノートを見ると、訪れた人のコメントが結構熱い。
近くにいた女の子（一人で来ていたみたい）は「かわいー！かわいー！」と連呼してました。
熱いなぁ。
おみやげ売り場でも男の子がポスターどれ買おうか真剣に悩んでいたし。

7月11日からはミュシャの没後70年を記念した展示があるようです。
また行こうっと♪

＊information＊
会場：堺市立文化館 4F
期間：2009年7月5日（日）まで　月曜休館
開場時間：9:30～17:15（入場は16:30まで）
料金：大人：500円　大学生・高校生：300円　小学生：100円
（与謝野晶子文芸館と共通）
HP:堺市立文化館　アルフォンス・ミュシャ館

関西にないもの

大阪から東京に行った友達が
「うどんスープの素が売ってない！」
と驚いていましたが、
私は関東で普通に売っていて関西にないもの（8枚切り食パンは別にして）を発見しました。
それは…中濃ソース。
関東でふつうのソースといったら中濃ソースだと思うのですが（個人的な見解かもしれないけど）、大阪はウスターかとんかつ、そしてお好み焼き用とかそんなのがメイン。
中濃？はぁ、なにそれ？みたいな感じです。
近所のスーパーで、いろいろソースがならんでいるなかで中濃は3つしか種類がなく、トップバリュのか、ブルドッグの大きすぎるボトル、あるいは小さすぎるボトル。
ジャスコ行った時は見た感じ1つもなかったし！
ブルドッグソースはソースの中でも定番中の定番だと思っていたんだけど…。
（カゴメのケチャップ、キューピーのマヨネーズみたいな）
それじゃあ、以前ブルドッグソースがTOBでアメリカの会社に乗っ取られそうになった時、関西の人は「はぁ？ブルドッグなんて聞いたことないわぁ？」と思っていたんでしょうかね。
なんでもソースかける時はとりあえず中濃ソースで間に合わせようという姿勢が関西の人には理解できないかもしれないけど、私はめだまやき用にこれがいるのだー。
ウスターはさらさらすぎてたまごの上に留まってくれないし！

いやー、まだまだ文化の違いが出てきそうな雰囲気。
文化もそうだけど、日本の物流も奥が深い。
メーカーや卸もいろんなこと考えて物を作ったり売ったりしていることが、こんなどうでもいい（？）ところからひしひしと伝わってきてる…。

ちなみにうどんスープの素は「ヒガシマル」という会社が出している粉末のだしの素で、これさえあれば手軽においしい関西風うどんが味わえるというシロモノです。
結構はまった。
これは、関東で売っても売れると思うんだけどなー。

『告白』

図書館でものすごい人数が予約待ちをしていた本、珍しく自分で買って読みました。
2009年本屋大賞第1位に輝いた湊かなえの『告白』です。

＊あらすじ＊
とある中学校、春休み直前の教室で、女性教師は生徒に自身の退職を伝える。
「私のこどもは、このクラスの生徒に殺されました」－
彼女はその生徒にした復讐を告白する。
そこから制裁と復讐の連鎖が始まるのだった…。

クラスの委員長の女の子、犯人の男の子二人、犯人の母親、それぞれの立場を通して語られる、事件を取り巻く一連の出来事。

復讐につぐ復讐、そして最後にして最大の復讐がなされるのだった…。



予想に反して（もっとしんみりした内容かと思ってた）、すごいドロドロ。
出てくる人みんなアクが強いし、かなりやられます。
そういうわけで、読み進むのはとっても早い。

それぞれの章で特定の登場人物にスポットが当たって、独白みたいな感じで話が進むんだけど、読んでいくにつれていかにお互いがわかりあっていないかが浮かび上がってきてそれが結構怖かった。
人間不信になりそうなかんじ。
Aがこう考えて行動しているのに、Bはそれを違った意味に解釈し…っていうのが延々と続くのです。ぐはー。
出てくる人それぞれが、意識的にも無意識的にもお互いに足を引っ張り合って絡まり縺れてみんな自爆ってな展開。
復讐の方法自体はなんだかあんまり現実味がなくて（そうきたかーとは思う）作り話っぽいけど、人間のすれ違いの書き方が上手い…。
こうして人は一線を越えてしまうのね。
社会常識と自分をつなぎ止める糸って案外もろいかもって思わされる。

そういうわけで、この本はホラーです。
気落ちしている時には読まないように！
なかなかひねりがきいていて「えっ、そうきたか！」って思う場面が何度かあるので、読み始めたらさくさく読めると思います。

＊データ＊
著者：湊かなえ
出版社：双葉社
定価：1400円
ISBN：978-4-575-23628-6

「八重勝」の串かつ

で、今日の昼行った串カツ屋さんです。
ジャンジャン横町にある、名店。
ゴールデンウイークに行こうとした時は、あまりに行列していて（というかジャンジャン横町自体が身動き取れないエリアになっていた）入れなかったのです。
今日も11時くらいに行って15分くらい並びました。
道をはさんで両側にお店があるんだけど、並ぶのは大きい方のお店の列。
空いた方にお店の人が案内してくれます。
席はカウンターのみ。
並ぶお店だけあって、ゆっくり会話を楽しみたいって時には不向きだと思います。

串カツは3本で300円、どて焼きも3本で300円、他の串揚げは100円～。
おなかがそこそこいっぱいになるまで（10本とウーロン茶1本）食べて、ひとり1550円でした。
値段的にもそんなに悪くない。

お気に入りは豚だんご。
しそ入りで、ほんとにおいしかったです。
衣はさくさくしてます。
山芋が入っているらしい。

まだ串カツ屋さんに行ったことのない人に手順を。
席に座る。
↓
注文する。
↓
目の前のバットに揚げたての串カツが置かれる。
↓
串カツをソースの入った入れ物にどぶんとつけて、食べる。
一度口に入れたのに、再びソースをつけるのはマナー違反。
串は串入れへ。
↓
テーブルに置かれたちぎりキャベツを手づかみでむしゃむしゃ食べる。
そのままでも、ソースにつけても。
串カツにソースが足りなかった時は、キャベツでソースを掬って串カツにかけるとよい。

＊information＊
営業時間：10:30～21:30
定休日：木曜日
TEL：06-6643-6332

なまもの仲間 in Osaka

あけびちゃんがうちに遊びに来てくれました！

～土曜日～
まずはお昼ごはん、マジックスパイスでスープカレー。
例の下北のお店が大阪にもあるのです☆
カレーはやっぱりおいしかった。
そろそろもうちょっと辛いランクを上げたいかも。
今回のヒット（？）は「フルーツアイス珈琲」。



マジスパオリジナル、って…確かに他では聞いたことないなと思いつつ、注文。
味…謎。
99%ももシャーベットのあじ…稀にチューペットみたいな珈琲の味がする。
かなり笑えた。

そして、午後はなんばグランド花月へ。
お笑いって行くの初めて。
ほぼ満席だったことと、劇場内でたこやきを売り歩いているのにびっくり。
あんまり漫才って興味はないほうだけど、それでも楽しめましたよ。
途中で眠気が来たのには芸人さんに申し訳なかった…。

その後、関西風うどんのばんごはん。
うどんのメニューって、、、意外とわからないのが多い。
肉なんばうどんを食べました。

夕食後、東方美人でデザートを。



私はマンゴーのタルトと抹茶ミルクタピオカ。
マンゴー、んまいっ！
このお店、パッと見健康食品系スイーツの店みたいな印象なんだけど、マンゴーのデザートなかなかです。
あけび嬢の頼んだかき氷も夏向きでおいしい。
夜は、チューハイとともにガールズトーク。
腹がよじれる。

～日曜日～
関西にお住まいのしぃまんを誘って、3人でおでかけ。
午前中は新世界へ。



通天閣に登る。
またしても。
そう、実はゴールデンウイークにも来てます。
あの時は1時間くらい並んでいたけど、今回はそんなこともなくあっさりと入れた。


お昼はじゃんじゃん横町で串カツ。うま。

午後は大阪城へ。
完全にべたな観光コース（笑）
やっぱり秀吉は好きになれない。
大阪夏の陣の屏風は、ほんとーに細かく描き込まれていてため息がでた。
ようじ使って描いていると思う…。

ケーキが食べたい、ということで、心斎橋の「ココリコ」に行くことに。
おいしそーなタルトやパイが…♪
紅茶に500円払うならもういっこケーキの方がいい。というしぃまんの意見に押し切られるようにみんな2つずつケーキを注文。


なんか恥ずかしい…と思ったけど
注文取りに来たお兄さんはまったく動じることなく
「どれを同じお皿にのせますか？」と返してきました。
慣れているなぁ…きっとそういうお客が過去にも…

夕食はお好み焼きを食べに「美津の」へ。
行ったのが17時半くらいで、結構早かったのに混んでいてびっくり。
ここはこむぎこを使っていない山芋焼が有名みたい。
新しい食感。
それと、あまから焼・ねぎ焼を注文。
こんにゃくの入ったお好み焼きって初めてだったけど、おいしいもんだねー。
鶏ミンチが入ったのもおいしかったし。
満足満足。

とてもハッピーな週末でした
月曜からまた、がんばろうっと。

蛍日和

今日は、何故誘われたのかよくわからない飲み会でした。
初めてお話しする他部署の上司と、先輩と、同期で。
すごくおいしいおすし屋さんに行き、たらふく食べ、いろんな話を聞いて（今日はあんまりしゃべっていないなー）、ちょこっと飲みました。
日本酒も、おちょこ１杯くらいならすっきりしてておいしい。

その後、先輩＆同期とホタル狩りに。
職場の近くの川に、なんとホタルがいるという話で、先輩は先週男3人で見に行ったらしい。
人気のない道をずっと歩き、たどり着いた川にはほんとにホタルが！
けっこうホタルって明るく光るんだよねぇ。

川沿いにずっと歩きながらホタル鑑賞しました。
あぁ、夏来たんだな、って思う。
写真撮りたかったけど、全然キレイに写らなくて残念。

ホタル、簡単につかまえられるし、手の上に乗せてもなかなか逃げないからじっくり観察できます。
光る節がふたつなのがオス、ひとつしか光らないのがメス。
ホタルなんて最近全然見ていないのに、よくこんなこと覚えてたなー、自分。
さすがにヘイケとゲンジの区別はつかないけど…。

線路際までずっと歩き、駅までぶらぶら歩いて帰宅。
…火曜日なんだけど！
駅に着く頃にはすでに寿司の余韻がない（笑）
なんだか充実してました。

ドーナツ食べ過ぎな件について

関西ってミスドがやたら多い気がする。
関西って、というか自分の住んでる周辺しかしらないけど…。
そもそもミスドってこんな頻度で見かけるものなんだっけ。と思うくらいお店があるような。
家と駅の間にもあるので、すごく通っている。
一度に3こ買い、ふたつは明日の朝ご飯…と思っているのにぜんぶ食べちゃうし。
バイトのお姉さんの顔も覚えちゃったし（汗）
ミスドカードのポイントがやたらとたまっている！
このままではドーナツ体型になってしまう～（意味不明！）

写真はミスドの「ドーナツバーガー」。
ようするに、ハンバーガー型のドーナツ。
自分がこどもだったら絶対喜ぶ！おとなでも買ってますが。
ただし、味は…やっぱりほかのドーナツには負けるような…。
なんかモスバーガーとコラボしていて、モスにも「ドーナツバーガー」があるらしい。
て、肉に穴があいただけにしか思えないのだけど。
穴の大きさにこだわりがって言われても…穴の分の肉はどこに…。
モスはちょっと前テリーさんがプロデュースした「テリーヤキバーガー」なんてのも売っていて、面白いことやってるなって感じがします。

MOSDO! ドーナツバーガー

健康診断がっ。

健康診断の結果が返ってまいりました。
総合評価、B。
ほう。
まあ運動不足だし。
修論でやつれたし。
（BMIのとこでBがついてた。）

それはいいとして…
肝機能　Bってアナタ。
暴飲、暴飲、暴飲が原因としか考えられないじゃないですか。
初めてだよこんなとこで軽度とはいえ異常がでるの（笑）

まぁたしかに4月は飲み過ぎました。
5月も、週に2回くらいの割合でお酒入ってました。
今週も2回かな。

私はあんまりお酒飲んでも変わらないと思うし、
そんなにお酒がすきなわけでもないし、
大勢のお酒の席は好きじゃないんだけど、
同期とか先輩とかといろんなこと話せるのは楽しいと思う。
…飲む量を減らそうっと。

そううつ

我ながら躁鬱病の気があると思う。

まずいです、。
配属以来ほぼずっと"ON"だったスイッチが切れかかっている。
原因はいろいろあるんだけど、ちょっと自分ではどうしようもない。

人間関係もちょっとずつ変わりだして、その変化についていけてない自分がいる。
今はまだ独身万歳なんて言っているけど、果たしていつまでそんなことを言っていられるのだろうか。
自分自身の環境は変わらなかったとしても、まわりの人の状況が変わり始めたら、つきあいかたもかわってしまうんだろうし。
ともだちの結婚、たぶん最初はすごく自分も嬉しくて舞いあがるけど、一体何人目まで素直に喜べるだろうか、とダークなことを考えてみたり。

結婚しないでひとりで生きていくつもりなら、東京を離れるべきではなかったな、と思う。
ときどき何かの拍子にこんなふうにマイナス思考スパイラルに陥るのです。
実際には仲良いひとはまだ誰も結婚なんてしてないし、する気配もないんだけど。
やっぱり関係は変わってしまうんだろな、と思うと想像しただけで寂しい。
世の中の大半の人間が「結婚」という道を選ぶ以上、マイノリティとして生きるのはそれなりに大変だとは思っていたけどねー。
これからの人生について、よく考えておかないとのぅ。
同じ仕事をずっと続けていくかとか、本気で独身貫くかとか、どこを安住の地にしたいかとか。

駅から会社までのみちのりをこんなことを考えながら歩いています。
がんばれ自分。