らぷんつぇる**

日々のささいな出来事をつづったり
本や映画や食べ物の感想を載せてみたり
ひとりごとを言ってみたり。など。

『幸福な食卓』

2007年04月22日 16時54分21秒 | Movies
今日も映画館へ。
『涙そうそう』との二本立てでした。

*あらすじ*
おとうさんはおとうさんをやめ、おかあさんは家を出て行き、おにいちゃんは大学をやめて農業を始めた。
中原家では、そんな出来事の始まりはいつも決まって朝ご飯の時。
崩壊している(?)家族を健気に支える中学生の佐和子。
そんなある日、佐和子のクラスに転校生・大浦勉学がやってくる。
一風変わった彼は段々佐和子にとって大切な人になっていくが、悲劇は突然に訪れ…。


瀬尾まいこさんの小説をもとに作られた映画。
素敵な雰囲気でした。
中原家の家族は、実際は崩壊しているようで崩壊していない。
大浦くんのせりふにもあったけど、「見えないところでいろんな人に助けられている」っていうのがしっくりくる感じ。
主人公が中学生~高校生で多少は青春な感じがするけど、そんな時期を過ぎてしまった大人が見ても満足のいく映画だと思います。

大浦くんもナイスキャラだけど、地味に光っているのはやっぱりコバヤシヨシコさんでしょう。
おにいちゃんの彼女で、佐和子は最初あまりいい印象を抱かなかったのだけど、彼女こそ中原家再生の影のキーパーソン。
良い味出してます、ヨシコさん。

*データ*
監督:小松隆志
出演:北乃きい(中原佐和子)、勝地涼(大浦勉学)、平岡祐太(中原直・おにいちゃん)、さくら(コバヤシヨシコ)
初公開年月:2007年1月
上映時間:108分
制作国:日本
公式サイト:幸福な食卓

『トンマッコルへようこそ』

2007年04月20日 23時35分37秒 | Movies
実家に戻ってきてよかったなあと思うことの一つが、週末に気軽に映画に行かれること。
なにしろ数ヶ月前までは映画を見に行くっていったら一日がかりの大イベントでしたから~。
というわけで飯田橋の名画座「ギンレイホール」には足繁く通うことになりそうです。
いや、通います。
こないだは『弓』と『トンマッコルへようこそ』という韓国映画を見てきました。
『弓』はすごく独特な雰囲気の映画でした。
私は…そんなに好きではないかも。
『トンマッコル~』は予告見た時から気になってたので期待大!

*あらすじ*
朝鮮戦争まっただ中の朝鮮半島。
とある山の奥深くに、周囲の村から隔絶され自給自足の生活を営む村‘トンマッコル’があった。
ある日、アメリカ人パイロット、スミスが操縦する飛行機が村の近くに不時着し、スミスは村人に保護されることに。
時同じくして道に迷った韓国軍兵士2人と北朝鮮軍兵士3人も村にやってくる。
両軍の兵士たちは顔を合わせるなり一触即発状態に。
しかし、争うことを知らず、戦争が起きていることすら知らないトンマッコルの村人たちはそんな彼らを気にも留めず、のんきな様子。
村の雰囲気に影響され、段々と兵士たちもうち解け、次第に村を愛するようになる。
ところがトンマッコルにも暗い戦争の影が…。


かわい~いかんじの映画かと思いきや、それなりに戦争シーンもあって、ただほんわかしただけの映画ではなかった。
村人たちの雰囲気がいい。
銃を突きつけられているのに、知らないからとはいえ平然と畑仕事に行こうとしたり、トイレに行ったり。
韓国軍の兵士と朝鮮人の兵士が本気で戦闘態勢なのに、村人たちのせいでただのマヌケにしか見えないし。
こういうシーンで戦争ってバカバカしいよね…ってメッセージが、観客にすんなり共感を持って受けいれられている感じがした。
うーんでもちょっとおばかちゃんな設定のヨイルは出てこなくてよかったかも…と思った。
彼女の純粋さと村人の純粋さは質が違う気がするから。
予告では彼女の印象が強かったからほんわか映画って感じがしたんだと思う。
たしかに可愛いんだけどなー。のだめっぽい。

音楽はなんかそれっぽいなと思っていたらやっぱり久石譲氏の仕事であったー。
こういう系の映画音楽にはベストマッチですよ。

なんか後半は戦闘シーン多くて、しかも非現実的っぽい感じだったから私の中ではビミョウだったんだけど…最後のみんなが寝ているシーンは好きかも。

全体を通しては結構高評価です。


*データ*
監督:パク・クァンヒョン
出演:シン・ハギュン、チョン・ジェヨン、カン・ヘジョン、イム・ハリョン、ソ・ジェギョン
上映時間:132分
初公開年月:2006年10月
制作国:韓国
公式サイト:トンマッコルへようこそ

とるこのおもひで vol.6パムッカレ

2007年04月15日 16時12分31秒 | きょうのできごと
トルコの世界遺産のひとつ、パムッカレ。
実はトルコに行くちょい前に初めて知りました。(恥ずかしい…)
いやでも、なんで日本でそれほど知名度が高くないんだろうと思うくらい素晴らしい眺めでしたよー

パムッカレは丘陵を流れる石灰を含んだ温泉水が作り上げた、幾重にも重なる岩棚です。
パムッカレは「綿の城」という意味なんだそうですが、ほんとーに一面真っ白でした。
まるで雪が積もっているみたい。まぶしい。
一部観光客が歩いて入れるエリアがあって、なかなか面白かったです。
保護のために裸足で、ってことだったんですが、ずっと歩いていると結構足ツボマッサージ…いや、痛い…。

岩棚に溜まっている温泉水が青く見えてとっても綺麗でした!
写真だとあんまりよく写らなくて残念…

トルコのおもひで vol.5アタテュルク氏

2007年04月15日 16時00分47秒 | きょうのできごと
トルコで一番の有名人、ケマル・アタテュルク氏。
なにしろ紙幣にはすべて彼の肖像画が入っているくらいの国民的ヒーロー。
ベトナムで言うところのホーチミン氏でしょうか。わかりにくいか。

アタテュルク氏はトルコ共和国の初代大統領で、建国の父とも言われる存在。
彼がいなかったらトルコは消滅していたかもとさえいわれる人です。
アタテュルクという称号も「トルコの父」という意味。
日本での知名度は低いけど、たしか世界史の教科書でお目にかかりました。
なかなかダンディな方です。

トルコでは至る所に国旗が掲揚されているんですが、大都市になると国旗と一緒にアタテュルク氏の肖像画も飾ってあるのです。
建物の外部に限らず、船の船長室とかにも肖像画が飾ってありました。
なんだか共産主義っぽいし、日本で同じようになっていたら私はだいぶ引くけど…。
トルコ人はみんな国を愛しているんだなあって強く感じました。

トルコのおもひで vol.4めだま

2007年04月15日 15時51分04秒 | きょうのできごと
トルコの定番みやげ、「めだま」。
正式の名前はナザール・ボンジューウといって「視線のガラス玉」という意味らしい。
トルコでは嫉妬深い視線を受けると病気になると言われていて、その嫉妬の視線を跳ね返すお守りなんだそうです。
トルコのみやげもの屋では定番のキーホルダーをはじめ、ネックレスやブレスレットやらいろんな「めだま」を売っているのです。
サイズもさまざま。
値段もさまざま(笑)。
日本人が「めだま」と言うのを覚えたらしく、トルコ人の土産物売りさんたちは日本人を見ると「めだま、めだま」と言って売ってきます。

写真はカッパドキアのみやげもの屋近くにあった、たくさんの「めだま」がぶらさがった木。
なんか可愛かった

トルコのおもひで vol.3カッパドキア

2007年04月15日 15時42分56秒 | きょうのできごと
ああもうトルコの思い出なんて遠すぎて今さら…って感じだけど
最近全然アップしてないし、トルコのおもひでがvol.2で終わってしまうのもしゃくなので
続きをいかせてもらいます。
今回の旅のメイン、私の中ではダントツでカッパドキア。
周遊を選んだ理由はカッパドキアに行きたかったからです。
行ってみて思ったけど、ここは個人旅行で行くのは結構大変だわー。
いつもは団体旅行なんてヤダと思ってしまうけど、さすがにここはバスツアーでよかった。。

カッパドキアは堆積した火山灰が雨水や風雪によって浸食されてできた不可思議な景観で有名な世界遺産。
写真はギョレメ野外博物館の入口近くの奇岩。
ここには5~12世紀にかけて、迫害から逃れ定住したキリスト教徒が作った岩窟教会が集まっています。
6分立てのホイップクリームを立てたみたいな変な岩の内部に礼拝する場所が作られてました。

カッパドキアには数多くの地下都市があって、それもキリスト教徒が迫害から逃れるために作った物。
そのうちのひとつ、カイマクル地下都市に行ったけど、かなり複雑に作られてました。
なにしろ地下8階まであるらしい…!
しかもトイレが地下8階にあったそうなので、せっぱつまっていたら大変ですな。
意外と広くスペースがとられていたけど、こんな日の当たらない暗い所に住んでいたら息が詰まりそう。
それでも信仰を捨てないって、ちょっとすごすぎる

トルコの世界遺産をみて思ったのは、かなりおおらかだなーということ。
日本みたいに厳重に「ここからは立ち入り禁止!さわっちゃだめ!」ってなっていなくて
一応立ち入り禁止なんだけどロープもフェンスもないとか、そんな感じだった。
自然の物だから取り締まるにも限界があるんだろうけどねー。
カッパドキアに限らず、トロイもパムッカレでもそんな風でした。

けんきゅうしつでびゅ~

2007年04月02日 22時01分02秒 | きょうのできごと
4月入ってそうそうですが、新しい研究室に行って来ました。
やっぱり研究室が違うといろんなことが違うものなんだなあ、と思った。
ささいなことだけど、
チップ入れる箱が積み上げ式だったり、ピペット洗浄機に超音波がついていなかったり、実験で出たゴミは医療ゴミとして処分しなきゃいけなかったり、TAEじゃなくてTBEを使ってたり、余ったアガロースゲルをタッパーに入れて常温で保存してたり、チップは個人個人で詰めたり、などなど…。
一番ちがうなーと思ったのは、分担して作る共通試薬がないっぽいこと。
見かけなかっただけなのかわかんないけど、泳動のバッファーも個人で作ってストックしているみたい。
今までは分担して0.5M EDTAとか10% SDSとか作ってストックされていたけど、そして個人的に作った試薬でも「くださ~い」とか言ってもらったり(まれにあげたり)していたけど、いちいち個人で全部作らなきゃいけないんだとしたら面倒だなあ。←単にもらうことが多かったからそう思うのかもしれないけど…。

一番最初に入った研究室が価値判断の基準になる、って話をだれかが言ってた気がする。
それはバブリーな研究室になれてしまうとあとが大変よ?って意味かと思っていたけど(そして自分には無関係だと思っていた)、そうじゃないんだなあってことがわかりました。

ともかくラボの人たちみんなよいひとそうだし、4月はわたわたして大変そうだけど、しばしここでがむばります。
それにしてもまぶたが重い。

トルコのおもひで vol.2 ロカンタ

2007年04月01日 22時13分49秒 | いまどきのせかい
今回の旅行はグループツアーだったので基本的に食事付きだったんですが、
イスタンブールでの自由行動の日はロカンタ(レストラン)に行って夕食を食べました。
入ったところはセルフサービスっぽく自分の欲しい物をよそってもらったり、盛りつけてあるのをトレイにとったりして最後に精算するスタイル。
サラダと主菜(ナスの肉詰め)と副菜(ポテトの和え物っぽい感じ)と飲み物で12リラ(1080円くらい)。主食なし(笑)。
これで12リラはちょっと高いかなーとおもうけど、場所が盛り場だから割高なんだろうな。
サラダは生タマネギが山のように入っていて辛かった…
あとは全部おいしかった。おなかいっぱい。
座席の椅子とテーブルの間が異様に広いーと思っていたけど、隣のテーブルに座っていた現地のおじさんたちはジャストフィットでした
そして彼らはパン2~3個+山のようなおかずを食べていた。
そりゃあ腹も出るわな。
トルコ人て若い人はスリムだけど、おじさんは太鼓腹が多かった気がする。
食事の影響が年齢と共に出てくるのかしら~?
ちなみにトルコ人お皿下げるのがやたら早いです。
バイキングだと、ちょっとスプーンを取りに行っている間にスープが下げられていたりする。
なんか背後から下げたいオーラが漂ってくるし…
まぁ仕事が速いのはいいことかな…。

トルコのおもひで vol.1 トルコごはん

2007年04月01日 21時57分52秒 | いまどきのせかい
トルコのごはん、結構おいしかったです。
めずらしくおなかも壊さなかったし。
朝ご飯は全部ホテルのバイキングだったけど、パン、チーズ(数種類)、ハム(数種類)、トマト、きゅうり、ジュース(チェリーとオレンジが一般的)、シリアル、コーヒー、紅茶、っていうのが一般的。
このほかにソーセージをソースで煮たのとか、ちょっとした炒め物とかポテト、ゆで卵があったりした。
お昼はトルコの名物(?)を日替わりでいろいろ食べました。
たいていスープ、サラダ、メイン、デザートの順で出てきて、これにパンがつく感じ。
写真はお昼ご飯で一番おいしかった「ギュベッチ」という野菜の煮込み。
壺で煮込んでいるみたい。
夜は再びホテルでバイキング。
スープとかサラダバーとかいろんな煮込み、和え物、デザート、いろいろ。
基本的に煮込み物はおいしかったような。
和え物は辛いのもあるし、ヨーグルトやチーズのくせが強い物もあって好みが分かれそう。
デザートは基本的にあまーい蜜がかかっていて、激甘。
甘い物好きでもそうとうツライと思う。
飲み物で特徴的なのは「アイラン」っていうヨーグルトドリンク。
ブルガリアヨーグルトを水で薄めて、ちょっと塩を加えたみたいな味。
日本の飲むヨーグルトより薄いです。
意外と抵抗なく飲める味。

トルコ料理って世界三大料理のひとつ…ってことになっているけど、、、
たしかにまぁおいしいけど、、、
フランス料理・中華料理と同じラインに並べて良いのかはいまだにちょい疑問???
同じ料理でもお店によってかなり味が違う気がしたなーー。