らぷんつぇる**

日々のささいな出来事をつづったり
本や映画や食べ物の感想を載せてみたり
ひとりごとを言ってみたり。など。

ヨコハマトリエンナーレ2011 "OUR MAGIC HOUR"

2011年08月14日 22時35分42秒 | Exhibitions
以前も行った横浜の芸術祭、今年も行ってきました。
トリエンナーレ、だから3年に一度の開催ですね。
たくさんの現代美術のアーティストが参加してるんですが、なかでも印象に残ったのをいくつか。

クリスチャン・マークレー The Clock
いろいろな映画の時計が写っているシーン(あるいは時間を告げているシーン)を切り貼りした映像作品。
実際の時間とリンクしており、24時間分ある、らしい。
10分位見て、もとの映画がわかったのは「ブリキの太鼓」しかなかった。
見たとき13時だったので、これは13時のシーンを集めた作品なのかと思い、腕時計を見て13時だったからびっくりした。
が、見てるうちに映画のなかの時計が13時03分をさすようになり、05分になり…、、とそれはそれでびっくり。

薄久保香 D & D Delicate discovery
最初しゃしんかと思った作品。
男の子の髪型がちょっと不思議な感じになってて、可愛い。

ミルチャ・カントル Tracking Happiness
トリエンナーレのポスターにも使われている作品。
白い衣装を着た女性たちが、ひたすら前の人が残した足跡を箒で掃き消し続ける…



ウィルフレド・プリエト One
きらきら輝く2800万個のイミテーションダイヤモンドの中に、たったひとつだけ本物のダイヤが…。




ガイドブック(500円)を買って、すごく参考になったけど、これ読む前にまず見た方が良いのか、見所はちゃんと押さえた方が良いのかなやむところ。
Clockは知らないでみてるうちにだんだんわかってきて面白かった。
ただ、なかには結局言われないとわからないものもあるので(言われてもわからないものもある)やっぱり解説は欲しいかな~と思う。
横浜美術館会場では無料で音声ガイドを貸し出しているけど、ガイドブック以上のことは教えてくれないので、ガイドブック持ってたら要らなかった。。


*information*
会場:横浜美術館、日本郵船海岸通倉庫、その他
会期:2011年8月6日(土)~11月6日(日)
入場料:一般1600円(当日券)
主催:横浜市、NHK、朝日新聞社、横浜トリエンナーレ組織委員会


熊本・大分・宮崎のたび

2011年08月13日 22時49分38秒 | Travel
お盆休みは九州に行ってきました!
家族旅行ひさしぶり!!

まずは二度目の熊本、阿蘇。
前回見られなかった火口まで行けた!
火口だから、まっかにぐつぐつ煮立っているのかと思いきや、中…青い
不思議な眺めでした。。。


阿蘇山火口。風向きによってはせきが止まらない…

そして、こちらも前回来たときには行けなかった九重”夢”大吊橋。
落差の高い滝が2つも見えて、眺めが良くて、満足でした。
ただ、橋の上は狭いため日傘が使えなくて、直射日光ほんとに暑かったですが。
帽子も念のため持っていくべきでしたね。。


渡ると結構長い。

さらにさらに、前回行けなかったとこその3、黒川温泉。
今回はふんぱつしてちょっとよいお宿に泊まったので、ほんとにのんびり過ごせました。
お宿には15種のお風呂(!)がありました~。
そのなかでも、1.5mの深さの「立湯」があって、なんだか肩こりが良くなった気がする。
露天風呂もステキでした。


この橋で宿泊棟とお風呂がつながっているのです

そして、山を越えて宮崎県・高千穂へ。
ここは天孫降臨の地として有名です。
高千穂峡ではボートに乗れるんだけど、ボートは大人気で2時間待ち。
待ってる間は遊歩道を散歩してました。
日なたはほんとうに暑かったけど、川の流れの近くまで来ると空気がひんやりしてて気持ちよかった。
高千穂峡は見てるだけでもキレイだけど、やっぱりボート乗ると楽しかったです。


ボートから写した高千穂峡・真名井の滝

夜はこれまた高千穂の名物、夜神楽。
本来は11月とか12月にやるみたいなのだけど、高千穂神社では毎晩観光客のために舞っているんです。
もちろん、観光客向けとはいえちゃんとした踊り手。
太鼓のリズムもあって、勇壮だったりコミカルだったり、意外に(失礼…)面白かった。


鈿女(うずめ)の舞。おもしろおかしく舞って岩屋に引きこもった天照大神を誘い出そうとするところ。

帰ってきて父親が一言。
「キミタチもパワーポイントに行ってきたんだから…」



「…パワースポットでしょ!」

『天地明察』

2011年08月07日 23時17分08秒 | Books
話題になった本です。
あまり前知識なしに読んだけど、これが結構面白かった!

*あらすじ*
「お主、本日が実は明後日である、と聞いて、どう思う?」

碁打ち衆の名家のひとつ安井家に生まれた渋川春海(安井算哲)は、既存の棋譜どおりに打つ「御城碁」に退屈する一方で、算術の面白さにとりつかれ、そのとりこになっていた。
ある日「算術奉納」(算術の問題が書かれた絵馬)を見るために訪れた金王八幡宮で、奉納された問題を速攻で解く人物の存在を知る。
その”一瞥即解の士”の名は「関」。
算術の問題を出し、関に解いてもらいたい…という望みを抱いた春海。
そんな折り、老中の酒井忠清から「退屈ではない勝負が望みか」と問われ、北極星の観測(測地法のひとつ)への出立を命じられる。
出立前に念願の関への出題を成し遂げた春海であったが、思いもよらなかった展開により心に立ち直れないほどの打撃を受ける。
傷心の春海の心を大きく動かしたのは、北極星の観測の責任者たる右筆の建部昌明と医師の伊藤重孝であった。
二人が春海に身をもって教えたのは、高齢であっても壮大な夢を抱き続けること。
そして、現行の暦(宣明歴)では2日ほども実際の暦からずれてしまっているという大問題であった。
暦がずれれば、農耕はもちろん、朝廷や幕府で行われる行事へも影響が出てしまう-
より精密な暦である授時暦を新たなる暦とするため、会津の保科正之の命を受けた春海。
まさに改暦の機運が高まったそのとき、またしても思ってもみない事件が起きる…。


いやー、起こりますね事件が。
主人公の存在意義ともいえるものを根本から揺るがすような事件が2回も(笑)
そんなわけで、話の内容は時代ものだし天文学やら数学やら学問的には難解な内容を含んでいるのに、ぐいぐい読めるんです。
しかも主人公はほとんど名前しられてないのに、脇役が半端ない。
まず、一瞥即解の「関」とは和算の創始者である関孝和。
春海の強力なバックアップとして水戸の光圀公も出てくるし。
(作中に出てくる光圀公の逸話もなかなか衝撃だった…。)
出てくる人それぞれがいろんな意味で「スゴイ」んですよね。
そして、春海のキャラクターも素敵です。
好きなことにのめり込むとまわりが見えない感じ、いろんなことに精通していて切れ者なのに、それでいてあどけない感じ。
もうこんな人実際にいたら恋に落ちちゃいますよ。

V6の岡田くん主演で来年秋に映画化されるみたいです。
それもまた、楽しみ。
なかなか配役も絶妙な気がする。

にしてもこの作家さん、これが初の時代小説か…すごすぎ。

*データ*
著者:冲方丁(うぶかた とう)
出版社:角川書店
定価:1800円(税別、ハードカバー)
ISBN: 978-4-04-874013-5

みなとこうべ海上花火大会

2011年08月07日 00時54分15秒 | きょうのできごと
神戸の花火に行ってきました。
場所は、ポートアイランド。
16時から場所取りしてたのでかなりよい場所で見ることができました。




色とりどりの花火。




お花みたいな。

船に乗って海上から見てた人もいたみたいで、花火終了後に何隻もの船が大阪側に走っていくのが見えました~。

ついでに海側から見た神戸の夜景も。


神戸大橋


ハーバーランドを望む

蛇足ですが、
神戸(三宮)への交通手段は、
遠方からなら個人的には飛行機+ポートライナーがベストだと思ってます
海側から見ると神戸がどんな街か一望できるからです
ポートライナーの先頭車両、一番前の席に座るとよりよいです!
神戸の夜景を見るのに六甲山の展望台行ったりしますが、六甲山から見えるのは主に三宮より東のエリアなので、三宮の夜景を見るならポートアイランドからがベスト!と思う。