らぷんつぇる**

日々のささいな出来事をつづったり
本や映画や食べ物の感想を載せてみたり
ひとりごとを言ってみたり。など。

いまさらスタバ

2008年02月24日 21時58分42秒 | きょうのできごと
最近(って変換すると細菌が第一候補なのがちょっとイヤ)、スタバにはまってます。
学校帰りや休日含めて週3~4回は行っているかも。
おっそろしー。。。

スタバが全国的に出店し始めた頃は、「高い割に紙コップなんてしょぼしょぼじゃん…なんでみんなこんなのありがたがって飲むんだろう…」とかわいげのないことを考えていましたが、今や自分もその一人です
疲れた時とかお腹がすいた時とかつい寄ってしまう…。

カフェだとコーヒー1杯が500円位するから(たしか東京のコーヒーの値段の平均が500円だったはず)、それと比べると安いよなと思うようになった。
高校生の時はお金もないし安くて長居できるところがよかったけど、最近はあんまりマックとかロッテリアを選ばなくなった。
なんか中高生が多くてうるさいしね…。
自分にもこんな心境が訪れるとは。年取った気分。

基本的に、頼むのはスターバックスラテです。
お財布と気分とによってカフェモカになったりキャラメルマキアートになったりもする。
実はソース(キャラメルorチョコ)の追加は無料だったりするので、追加してみたり。
こんなアレンジまでしだすとほんとにはまった証拠だよなー。

はまりだしてから知った飲み物の違い。
カフェミスト:ドリップコーヒーに泡立てたミルク。
スターバックスラテ:エスプレッソにスチームミルク、フォームミルク。
カプチーノ:エスプレッソにスチームミルク、フォームミルク。フォームミルクの割合がスターバックスラテより多い。

要するにカフェミストとラテやカプチーノとの違いはエスプレッソ(蒸気で抽出した濃いコーヒー)かどうかってとこ。
ラテとカプチーノの違いはスチームミルクとフォームミルクの割合。
こんなん教えてもらわないと、いや教えてもらってもわかんないって…。

はぁ、コーヒーはおいしいけど、そろそろ週1回以下に抑えたいと思います!!
ちなみに、月曜~今日までの1週間では、3回行きました

季節はずれのこの話題

2008年02月23日 15時38分06秒 | らぷ的自由研究
11月頃から異様な盛り上がりを見せ、12月24日に最高潮を迎え、12月26日になるとあっという間に人々の頭の中から忘れ去られる行事、クリスマス
たぶん、この時期クリスマスのことなんか考えている人ほとんどいないんじゃないでしょうか。
たまたま宗教に関する本を手にしているので、あえてこの季節はずれの時期にクリスマスについて語ってみようと思います。
今年のクリスマスになったらうんちくとして披露できるよ

今や一大イベントとなったクリスマスですが、初期の頃のキリスト教徒はクリスマスを祝わなかったらしい。
なんでかというと…キリストの誕生日が不明だから
実際聖書には書かれていなくて、10月1日、10月2日、9月15日など諸説あったらしい。
12月25日に定着したのは紀元4世紀ごろ。
なんで12月25日が選ばれたのかというと、本来は非キリスト教的祝祭日であった冬至の日に当たるからなんだって。
この日を境に日照時間が延びるから、めでたい日なんだよね。
ちなみに、ギリシャ正教会では1月6日がキリスト生誕の日らしい。
ロシア正教会などは1月7日に祝うけど、これはこの日がユリウス歴の12月25日に当たるからだそう。

クリスマスは英語表記するとChristmas(Christキリスト+misミサ)だけど、Xmasって表記もあります。
昔聞いた話だと、Xmasって書くのはキリスト教に限らずみんながお祝いするようになったのでキリストを連想させるChristのスペルをXに置き換えたってことだったんだけど、実際は救世主を意味するギリシャ語のXristosに由来するXなんだそうだ。

さて、クリスマスといえば外すことができないのはあの赤い服を着たヒゲのおじさま
クリスマスに贈り物をする習慣は、ローマ神話の農耕の神サトゥルヌスを祭った収穫祭、サトゥルナリアに由来するそう。
サンタ氏はどっからくるのかというと、トルコあたりで活躍した司祭、聖ニコラス(セイント・ニコラス)から。
オランダ語では「シンタクラース」で、これがなまって「サンタクロース」って呼ばれるようになったらしい。
アメリカではサンタクロースだけど、イギリスではファーザー・クリスマス、フランスではペール・ノエル、イタリアではバッボ・ナターレ、スペインではパパ・ノエルと呼ばれるそう。
サンタじゃないんだねー。
てか、イタリアはそもそもベファナさんという魔法使いがプレゼントを持ってくるらしい…何者??
そしてロシアではマロース(吹雪)爺さん。
爺さん呼ばわりは、失礼では???
と思っていたら日本の昔の新聞にも「サンタ爺さん大多忙」の文字が。

「クリスマスは恋人と過ごす」っていうのはやっぱり日本だけの意識のようで、諸外国では家族と過ごす日らしい。
日本のお正月みたいなもんかな。
おっと、ウィキペディアに興味深い記述が…「2005年11月に行われた1都3県の20歳~39歳の独身男女計474名のインターネット利用者を対象とした調査では調査対象者の約7割が「クリスマスは恋人と過ごしたい」と考えていると回答したとされたが、実際に相手がいるのはその半数以下の44%にとどまる、ともされた」

参考文献
ポール・オリバー『世界の宗教を読む事典』講談社現代新書
Wikipedia「クリスマス」http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%9E%E3%82%B9





血をめぐる雑記

2008年02月23日 14時56分15秒 | 授業のトピックス
おさるがブログに献血について書いていたので、私もちょっと書き留めておこうかと思います。
しばらく献血に行っていませんでしたが、高校の頃はけっこう献血好きで、よく献血ルームでまったりしていたものです。

こないだ病院の輸血部の先生に話を聞く機会があって、輸血についていろいろ学びました。

血液型の判定には表試験と裏試験があり、この両方を調べて初めて血液型の判定ができるんだとか。
表試験は血球の持つ「抗原」を調べる試験。
A型…A抗原
B型…B抗原
AB型…A抗原、B抗原
O型…抗原無し
裏試験は血漿(血液の液体成分)に含まれる「抗体」を調べる試験。
A型…抗B抗体
B型…抗A抗体
AB型…抗体なし
O型…抗A抗体、抗B抗体

異なる血液型の血液を混ぜると凝集しますが、これは抗原と抗体が反応するため、なのですね。
ちなみに生後すぐは抗体を作ることができないため、裏試験ができないので暫定的な血液型しかわからないそうです。

次に白血病の治療などで行われている骨髄移植(造血幹細胞移植)の話題。
骨髄移植をすると血液型がかわる(ドナー(提供者)とレシピエント(患者さん)でHLAの型を合わせる必要があるけれど血液型は合わせる必要がない。すべての血液がドナーの骨髄から作られることになるので、ドナーの血液型に置き換わる)ってことが巷でどの程度知られているのかは謎だけど、ともかくこの現象を前提とした話も聞きました。

例えば、A型のレシピエントがB型の骨髄細胞を移植する場合。
まずもともとレシピエントが持っている骨髄細胞を放射線で破壊します。
それからB型の骨髄細胞を輸血みたいにして移植するのだけど、この骨髄細胞から十分な血液がつくられるまでに時間がかかるので、それまでの間は輸血しなければならないのです。
で、問題は「何型の血液を輸血したらいいのよ?」ってことなのです。

B型の血液を入れたら、残っているA型の血液(骨髄細胞が無くなっても末梢の血液はしばらく残るので)と拒絶反応を起こすし、A型の血液を入れたらB型の血液が立ち上がって来た時に拒絶反応が起きてしまう。
A型の血液とB型の血液、どちらが主流になっているのかがわかるなら、優勢な方の血液を輸血するという手もありますが、毎回輸血の度に調べなければならずなかなか煩雑です。

ここでポイントなのは、血球と血漿を分けて考えられるということ。
A型とB型の血液が一時的に混在していると考えられるので抗A抗体、抗B抗体をもつ血漿は使うことができません。
そこでどちらの抗体も持たないAB型の血漿を使用。
また、A抗体、B抗体も血中に存在していると考えられるので、A抗原をもつ血球、B抗原をもつ血球は使えません。
そこで血球はO型のものを使うのです。
ミックスです。

それでは、問題。
A型の患者さんにO型の骨髄細胞を移植した場合、何型の血液を輸血したらいいのでしょうか??


えーとたぶん正解はO型の血球(A抗原B抗原がない)とA型またはAB型の血漿(抗A抗体がない)です。合ってる?
献血でやっている「成分献血」というのは、この血液を確保するためのもののようです。
「成分献血」でも「血小板献血」と「血漿献血」がありますよね。
AB型は10%程度しかいないにも関わらず、抗体のない血漿は非常に需要が大きいため、AB型の血漿は不足しがち。
AB型のみなさま、ぜひ成分献血を…!

さて、輸血の話はまだ続きます。
輸血は正常な血液を作れない患者さんには必要不可欠なのですが、輸血を頻繁にするのもまた問題があるのです。
ひとつは感染症のリスクが高くなること。
もうひとつは体内で鉄分が多くなりすぎて、それによる障害(色素の沈着)を引き起こしてしまうことです。
鉄分の代謝っていうのは通常ほとんどおこらないので、輸血をすると体内の鉄分(赤血球に含まれていて、酸素の運搬に必要)が増えすぎてしまうんです。
女性が男性に比べて貧血になりやすいのは生理や出産や哺乳で血液が失われるためなんですねー。

なんかとりとめもなくいろいろ書いてみました。
せっかくこんな話を聞いたので、こないだ私も成分献血(したことなかったから)してみようーと思いたち久しぶりに献血ルームに行ったら、献血中に気分が悪くなり介抱されてしまいました。
だめじゃん…。

素朴な疑問

2008年02月19日 22時36分40秒 | ひとりごと
鼻血、は「はなぢ」
湯飲み茶碗は「ゆのみぢゃわん」
ようするに、
もともと「ち」って読むものが上に修飾語がついて濁ると「ぢ」になるわけだ。

なのに…
「地震」はどうして「ぢしん」じゃなくて「じしん」なんだぁ?
「大地」「地球」の「地」だから「ち」に点々、でしょ??
あと、「叔父さん・伯父さん・小父さん」も「おじさん」じゃなくて「おぢさん」が正しいのではないかと思う。
「父」=「ちち」だからね。

気づかないうちにルールが破られている日本語って奥が深いね。
英語の不規則動詞程度に怒っちゃいけないのだわ。

東京タワーを駆け上がれ!!

2008年02月15日 19時58分29秒 | きょうのできごと
昨日はバレンタインディ…ってなことで夜の東京タワーに行って来ました。
特別に、普段は昼間しか開放していない大展望台(地上から150mの高さ)までの外階段を上れるのです☆
寒いかなぁと思っていたけど、昨日に限っては風も弱く気温もそこまで下がらず、格好の階段日和。
東京タワーを階段で…って最初聞いた時は300mも上がるのは大変じゃーーーと思ったけど、大展望台までは600段くらいで、実は大した段数ではなかった。。
それでも、最後(最後の方は屋内)はちょっとつらかった…膝がかくかく。

大展望台ではバレンタイン企画でライブなんかもやっており、レインボーブリッジも六本木ヒルズもぴかぴか光り、空港からは飛行機が飛び立ち、お台場では観覧車がくるくるまわり、、、、想像通りカップルだらけ。
はあ。
ちなみにさらに上の特別展望台に行くにはここからアディショナルに600円くらい払わなければいけないらしい。
ぼったくりめ!!
すごく並んでいたし、行かなかったよ…。

帰りも階段で。
ほんとに、膝がかくかくだよ…。
まあでも夜景は綺麗だったし、良い運動になりました

『ミス・ポター』

2008年02月10日 16時23分59秒 | Movies
今週も映画に行って来ました☆
風邪気味ではなみず止まらないのに…。
ほんとにこの季節はつらいです。
今日は、『ミス・ポター』と『エディット・ピアフ』の2本立て。
『ミス・ポター』はほんとに予告どおりの展開でしたがなかなかよかったです。
『エディット・ピアフ』は時間軸がめちゃくちゃなのと、出てくる友人の数が多すぎて何がなんだか分からず…結局ピアフの異様に細い下がり眉と真っ赤な唇と猫背しか印象に残りませんでした。。。声量はすごかったんだけど。。
んで、『ミス・ポター』について書こうと思います。

*あらすじ*
1902年のロンドン。
いまだ封権的な風潮が残り、上流階級の女性が仕事を持つなど考えられなかった時代。
「女性は結婚するもの」と言われ、未婚の女性に対する風当たりも強かった。
子供の頃から絵画と自然を愛したビアトリクス・ポターはついに念願の絵本の出版にこぎ着ける。
彼女の絵本を担当する事になったのは、出版社を経営する一家の末っ子で、これが初めて手がける仕事だというノーマン・ウォーンだった。
ビアトリクスは仕事に一生懸命なノーマンに信頼を寄せていく。
さらにノーマンの姉で、独身至上主義を謳うミリーとも友情が芽生える。
出版された『ピーター・ラビットのおはなし』はベストセラーとなり、ノーマンから求婚され、幸せをかみしめるビアトリクス。
しかし、ビアトリクスの両親はこの身分違いの結婚に大反対する…。


『ミス・ポター』っていうタイトルがなんだかしっくりせずそして主役のレニー・ゼルウィガーにもさほど魅力を感じずあまり期待してなかったのですが、よいです、この映画。
何が良いって、イギリスの湖水地方の美しさですよ!
ビアトリクスみたいな暮らしをしてみたいよ!!
好きな事が収入になり金銭的な不自由なく自分のやりたいことに没頭でき、美しい自然に囲まれて…。
ビアトリクスは生まれながらに都会人でありながら、脱・都会で幸せになれた典型的パターンですね。
とはいえ、彼女の人生も未婚である事のプレッシャーや掴みかけた幸せが脆くも崩れ去ってしまった出来事など、一筋縄ではいかないんですけどね。
まさに禍福は糾える縄のよう。
主役はレニー・ゼルウィガーでぴったりだったかも。
あんまり美しすぎる女優さんがやってもしらけてしまうだろうし、レニーの素朴な感じが好感度をかなり上げていたと思う。

結婚に対するビアトリクスの立ち位置は私にとってはかなり共感できた。。。
現代では多くの女性が仕事を持っているし、晩婚化が進んできたりしているけれど、「えっ、でも結局は結婚しないと負け犬でしょ??」って風潮があると思う。
まわりの20代後半とか30代の女の人たちを見ていると、そういう価値観を女性同士で押しつけあってランク付けしたがっているように思えてしまう。
でも、ほんとうに結婚したい人に出会わないならば結婚しないのが正しいし、誰かにずっと好きでいてもらえるチャンスがあるなら迷わずに結婚するべき。
ミリーが「オールド・ミスに必要なのはいいお友達だけ」みたいな発現をしていましたが、これももっともです。
なんだかんだいって周りが家庭を持ってしまうと取り残されて淋しい思いをするだろうしね…。
こういう事はいわゆる「ケッコンテキレイキ」を過ぎる前に言っておかないと「マケイヌノトオボエ」って言われてしまうから、今のうちにコメントしときます。

もしビアトリクスがミリーに相談した時にミリーが「裏切り者!」とか言って結婚を阻止しようとしてたらあっという間にこの映画はサスペンスになってしまうのだなぁ。
…ともだちって大事っす。。。

*データ*
監督:クリス・ヌーナン
出演者:レニー・ゼルウィガー(ビアトリクス)、ユアン・マクレガー(ノーマン)、エミリー・ワトソン(ミリー)
初公開年月:2007年9月
上映時間:93分
制作国:イギリス・アメリカ

『うつくしい子ども』

2008年02月07日 00時01分43秒 | Books
『池袋ウエストゲートパーク』で有名な石田衣良さんの本。
この作家さんは初めて読みました。
なんか、いい方向にイメージと違っていたかも。

*あらすじ*
中学2年生の三村ミキオは、企業の研究員の父とおしゃれな母、きれいな顔立ちの弟とモデルの仕事をしている妹の5人暮らし。
彼の住む郊外のニュータウンで小学生の女の子が殺害された。
犯人はなんと弟のカズシ?!
混乱におちいる町、マスコミの過剰な報道、プライバシーの侵害、陰湿ないじめ…。
激変する環境に困惑しながらも、ミキオは「なぜ弟が犯行に及んだのか」を調べ始める。
心強い友人たちに助けられながら行き着いた真実とは…。


「真犯人がいるんじゃないか」って探し始めるのはよくある小説のパターン。
「なぜ事件は起きたのか」を調べるところがこの話のミソです。
「大人になること。正しさの基準を外の世界にではなく自分自身の中心に据えること。周囲の大人たちの最低の行動が、少年に素晴らしい成長を強いることもある」っていう一文がありましたが、この本の内容を一言で言い表すならそんな感じです。
加害者の家族の苦しみ、たった14歳にして社会的ハンディを負ってしまった主人公。
おそらく酒鬼薔薇事件を題材にしているのだろうけど、決して現代人のすさんだ心や孤独を非難しているわけではなく、全体を通して成長物語になっているところはさわやかな感じ。
クスノキの集会みたいな場、きっと誰もが成長するために必要な場所なんだと思う。
「うちの子は大丈夫」っていう根拠のない親の過信を批判的に書いているところも示唆的です。
なんだか後半は悪の中の悪が出てきてそれまでの雰囲気とは変わってきてしまうのですが…。
後半は井坂幸太郎っぽいです。
こんな悪人ほんとにいるんかいと思うような、ブラックさ。
それにしても調査を手伝う友達たちといい、松浦君といい、建物の構造といい、なんてぶっとんだ中学校なんだー。

物語の舞台がなんとなくつ○ばっぽくて、そこもまた味わい深いものが。。。
というかたぶん、どこにでもありそうな新興都市を描くことで身近さを出そうとしているんだと思うけど、いい効果になってますね。。。

*データ*
著者:石田衣良
出版社:文藝春秋
定価:448円+税(文春文庫)

『ロング・グッドバイ』

2008年02月03日 13時55分34秒 | Books
読み終わりました。
レイモンド・チャンドラー著、村上春樹訳の『ロング・グッドバイ』。
ハードボイルドの名著だそう。
かなり前に『長いお別れ』という邦題で訳されているのですが、すでに翻訳から半世紀もたっており使われている言葉も古くなってきている、ということで早川書房から村上氏に翻訳の打診があったんだとか。
村上さんにとってもかなりの思い入れのある作品のようで、それはあとがきにみっちり書かれています。
図書館で借りて、分厚さにびっくりしました。

*あらすじ*
私立探偵のフィリップ・マーロウはあるきっかけからテリー・レノックスなる男と知り合いになり、親しくなる。
テリーは有名な億万長者ハーラン・ポッターの娘であるシルヴィアの元夫であったが、マーロウが次に彼と会った時にはシルヴィアと二度目の結婚をし、贅沢な暮らしをしていた。
ところがシルヴィアが殺害され、容疑をかけられ国外逃亡したテリーも自殺してしまう。
テリーの逃亡を助けたとして留置場に入れられたマーロウはシルヴィアを殺したのは別の人間ではないかと考えるが、様々な方面から調査を打ち切るよう圧力がかかる。
そんな折、ベストセラー作家ロジャー・ウェイドの妻、アイリーンから行方不明の夫を探して欲しいと依頼がくる。
ロジャーやアイリーン、そしてシルヴィアの姉リンダ、その夫のローリング医師などと関わっているうちに、マーロウはこの依頼もまたシルヴィアとテリーの事件に無関係でないことに気づくのだが…。


うーん…ハードボイルドって今まではそんなに違和感なく読んでいたんだけど。
これだけ名著と言われていながら私にとってはさっぱり面白くなかったです。
まず、マーロウが好きになれない。
どこがかっこいいの???と思ってしまう。
警官にもやくざにもハウスボーイにもやたら暴力ふるうし、依頼人の人妻にいきなりキスするし、それが毎回毎回唐突すぎてついていけない。。。
そして、出てくる女性の雰囲気が誰も彼も似たように思えてしまう。
(生まれつきのセレブばっかりでてくる)
他の人たちにしてもなぜここでその発言?なぜその行動?ってのがあまりにも多い。
ともかく感情移入できないのですよ…。

男性だったらもっとマーロウにぐっとくるのかなあ。
自分の読解能力が足りないだけかもしれないけど、あと基本眠い時間帯に読んでいたからかもしれないけど、なんかもうテリーもロジャーもどうでもいいじゃんと思えてしまった。
ちょっと前に読んだ本にこの本の最後らへんのセリフが引用されていて(ほんとにたまたまです)、それでなんとなくラストの予想がついてしまったってのもしらけてしまった原因かも。

あまり関係ないけれど、ビーカープリンが有名なお店マーロウはやっぱりこの主人公から名前をとったみたいですね。
マークのハードボイルドなおじさんからしていかにも、って感じですが。

*データ*
著者:レイモンド・チャンドラー
訳者:村上春樹
出版社:早川書房
定価:1905円+税(ハードカバー)

上野動物園

2008年02月02日 22時34分30秒 | きょうのできごと
…に、行って来ました。
実は12月ごろにも行ったのですけど。
その時よりもすいていて(やっぱ寒いからかなぁ)、どうぶつを見るのには最適。

初めてクジャクが羽を広げているところを見た。
せっかくオスが羽を広げてアピールしているのに、メスは完全無視でちょっとあわれ…。
一度羽を広げるとしばらくは広げっぱなしなのかなぁ。
それにしても求愛シーズンではないような気がするんだけど、どうなんだろう。

子年ということでネズミの企画展示をやっていたのだけど、それは残念ながら終わってた…。
が、常設展示で結構ネズミちゃんが見られて嬉しい限り。
ひとくちにネズミといっても大きさはかなりばらばらで、カピバラのように巨大なヤツからカヤネズミみたいなちっこいこまでいるんですねー。
ハダカデバネズミは衝撃でした…。
毛が無くて出っ歯。ヌードマウスよりかわいくない。
そんな彼らはなんとありんこのような社会生活を営んでいるのです。
女王が1匹と、そのダンナたちと、兵隊と、メイド。
世の中にはいろんな生き物がいるもんだ。

ちなみに写真はテナガザル氏。

次は、カピバラに触れる動物園に行ってみたい。