3日目の目的地は大島。
高松から比較的近い島です。
ここは島全体が青松園という元ハンセン病患者のための施設です。
ハンセン病はらい菌の感染によって起きる病気ですが、感染力が非常に弱いためうつる危険がほとんどなく、遺伝病でもないにもかかわらず、症状が進行したときの見た目から長い間隔離政策が行われてきた病気です。
患者は強制的に郷里から隔離されたばかりでなく、結婚は許されていたもののこどもを成すことが許されなかったため、こどもは病気ではないのに堕胎が行われ、生まれてくることができなかった命が多くあったとのことです。
最近両親ともにハンセン病患者であった女性が書いた本(『生まれてはならない子として』宮里良子)を読んだので、島を訪れたタイミングはかなりタイムリーでした。
今島にいる元患者さんは全員治療を終えており、後遺症と高齢者のためのケアを受けながら暮らしているので、患者さんではなく入所者さんと呼ぶそうです。
島は1時間ほどツアーでまわり、その後1時間ほど船が来るまでの時間フリータイムです。
島全体に音楽が流れているのですが、目の見えない入所者が曲がり角を識別できるように曲がり角のところにスピーカーがあるそうです。
居住棟は海沿いの平地にあるけど、教会・お寺などの宗教施設や慰霊碑、納骨堂は急な坂を登ったところにあって、目の見えない人や障害のある人がここまでくるのは大変だなぁ。。と思いました。
今入所者の方は80人弱(?)くらいで、職員の方が人数は多いんだとか。
島では職員は見かけたけど、入所者の方には会いませんでした。
(基本的に居住エリアは立ち入り禁止なので、それもあるかも。)
悲しい歴史のある島だけど、海はすごく綺麗だし、いい場所でした。
瀬戸内海の島って複雑な歴史のある島が多いですね。
前日に行った豊島も今はアートの島になりつつあるけど、少し前まで産業廃棄物の不法投棄と野焼きが大きな問題になり、最近やっと廃棄物の運び出しと処理が始まったところだし(豊島に向かう途中、まさに処理場が見えるところでフェリー内のテレビにそのニュースが映ってびっくり。まさか録画?!)。
以前行った大久野島も戦時中に毒ガスを作っていた歴史があるし。。
瀬戸内海の島々もただただ風光明媚で景色のいい場所、ってわけではないんですねー。
高松からはフェリーで神戸へ。
15時出港ですが、4時間以上かかるので到着は夜です。
この航路、明石海峡大橋の下を通る上に神戸に着く頃には夜景が見られるはず!なので楽しみにしてたのです。
で、とった写真がこちら☆
月とライトアップされた明石海峡大橋。あと2日後に満月をむかえる上弦の月です。
神戸の夜景!山に錨と神戸市のマークが見えます。
他の乗客の人たちもすごいはしゃいでました。
ほんとに、夢のテーマパークのよう。
風がすごく強くて花粉症の身にはつらかったけど、綺麗に撮れてよかった!
高松から比較的近い島です。
ここは島全体が青松園という元ハンセン病患者のための施設です。
ハンセン病はらい菌の感染によって起きる病気ですが、感染力が非常に弱いためうつる危険がほとんどなく、遺伝病でもないにもかかわらず、症状が進行したときの見た目から長い間隔離政策が行われてきた病気です。
患者は強制的に郷里から隔離されたばかりでなく、結婚は許されていたもののこどもを成すことが許されなかったため、こどもは病気ではないのに堕胎が行われ、生まれてくることができなかった命が多くあったとのことです。
最近両親ともにハンセン病患者であった女性が書いた本(『生まれてはならない子として』宮里良子)を読んだので、島を訪れたタイミングはかなりタイムリーでした。
今島にいる元患者さんは全員治療を終えており、後遺症と高齢者のためのケアを受けながら暮らしているので、患者さんではなく入所者さんと呼ぶそうです。
島は1時間ほどツアーでまわり、その後1時間ほど船が来るまでの時間フリータイムです。
島全体に音楽が流れているのですが、目の見えない入所者が曲がり角を識別できるように曲がり角のところにスピーカーがあるそうです。
居住棟は海沿いの平地にあるけど、教会・お寺などの宗教施設や慰霊碑、納骨堂は急な坂を登ったところにあって、目の見えない人や障害のある人がここまでくるのは大変だなぁ。。と思いました。
今入所者の方は80人弱(?)くらいで、職員の方が人数は多いんだとか。
島では職員は見かけたけど、入所者の方には会いませんでした。
(基本的に居住エリアは立ち入り禁止なので、それもあるかも。)
悲しい歴史のある島だけど、海はすごく綺麗だし、いい場所でした。
瀬戸内海の島って複雑な歴史のある島が多いですね。
前日に行った豊島も今はアートの島になりつつあるけど、少し前まで産業廃棄物の不法投棄と野焼きが大きな問題になり、最近やっと廃棄物の運び出しと処理が始まったところだし(豊島に向かう途中、まさに処理場が見えるところでフェリー内のテレビにそのニュースが映ってびっくり。まさか録画?!)。
以前行った大久野島も戦時中に毒ガスを作っていた歴史があるし。。
瀬戸内海の島々もただただ風光明媚で景色のいい場所、ってわけではないんですねー。
高松からはフェリーで神戸へ。
15時出港ですが、4時間以上かかるので到着は夜です。
この航路、明石海峡大橋の下を通る上に神戸に着く頃には夜景が見られるはず!なので楽しみにしてたのです。
で、とった写真がこちら☆
月とライトアップされた明石海峡大橋。あと2日後に満月をむかえる上弦の月です。
神戸の夜景!山に錨と神戸市のマークが見えます。
他の乗客の人たちもすごいはしゃいでました。
ほんとに、夢のテーマパークのよう。
風がすごく強くて花粉症の身にはつらかったけど、綺麗に撮れてよかった!