らぷんつぇる**

日々のささいな出来事をつづったり
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ひとりごとを言ってみたり。など。

「西田眞人が描いた神戸風景」展

2012年09月15日 22時32分44秒 | Exhibitions
神戸ゆかりの美術館に初めて行ってきました-。



今回の展覧会は、日本画です♪
日本画ってとっつきにくそうな感じだけど、現代風の日本画は身の回りの題材を描いていて、親しみやすいのです。
西田さんは神戸市出身の方で、神戸の風景が大好きだそうで、阪神大震災のあとの崩れた神戸の街や、郊外の自然豊かな風景や、復興のあとの輝く夜景が展示されていました。
日本画の青ってほんとにきれい。
ハーバーランドの夜景の群青色、その全面に光り輝く夜景。
人工的なものでもなんだか刹那的で、きれいなのにもの悲しくて、とっても惹かれます。
『千と千尋の神隠し』のワンシーンみたい。
日本画のずるいところは金をためらいなく使えるとこで、イギリスの朝の街を描いた絵は空に金が使われていました。
で、横からその絵を見ながら動いていくと、空の金色がきらきらしながら一緒に動いて明るく見えていって、まさに夜が明けていくところみたい。

日本画の絵の具は高価らしくて、いい絵の具を買おうと思ったら大変みたい。だから日本画はお金持ちしかできない。という話をきいたことがあるので、きれいだなーと思って見つつも、高いんだろうなーとかブラックな見方もしてみたり。。

神戸ゆかりの美術館の隣にあるファッション美術館もなかなか面白そうなので、今度行ってみたいと思います


『ミレニアム』3部作

2012年09月09日 23時40分45秒 | Movies
最近見てた3部作の映画。
少し前に話題にはなってたかな?
「ドラゴンタトゥーの女」「火と戯れる女」「眠れる女と狂卓の騎士」です。
シリーズタイトルの『ミレニアム』は主人公その2の男性ジャーナリストが発行している雑誌の名前。
シリーズタイトルのわりにはミレニアム社はそこまで前に出てくる感じでえがかれているわけでもなく、もっと他のタイトルあったんちゃうん。と思ってしまう。

*あらすじ*
「ミレニアム」のジャーナリスト、ミカエル・ブルムクヴィストは、大物実業家の不正を紙面で告発するも、とある陰謀のため名誉毀損で訴えられ、有罪判決を下されてしまう。
そんなミカエルに大富豪ヘンリック・ヴァンゲルが孫娘・ハリエットの失踪について調査するように依頼する。
ヘンリックは一族の何者かがハリエットを殺したというのだが…。
その橋渡しをした保険会社と契約し仕事を請け負っている天才ハッカー、リスベットは、ミカエルのパソコンに侵入しハリエット失踪事件の資料を目にしたことをきっかけにミカエルとともに取材を進めることになる。
果たしてハリエットは誰によって、どこに消えたのか。。。

と、ここまでが第一部。

第二部以降はリスベットに隠された秘密とその生い立ち、さらには国家レベルにまで及ぶスキャンダルが明かされていく…。

国際的な売春組織を追っていたミレニアムの若手のジャーナリストとその恋人である犯罪学者が何者かによって殺害される。
ミカエルがつかんだキーパーソンの名は「ザラ」。
「ザラ」とは一体何者なのか?リスベットと「ザラ」との関係は…?


これ、スウェーデンの映画で、もとの小説がスウェーデンで大ヒットしたそうなんですね。
スウェーデンの映画って珍しい感じ。
いろいろとハリウッド映画と違うなーと思ったことがあって、

①美男美女が出てこない。
第一主人公のリスベットは、女優さん自体は綺麗な人なんだけど、役柄の奇抜なメイクやファッションのせいであんまり美女!って感じでもないし、第二主人公のミカエルは40すぎのおじさんだし、で、その他の登場人物もほとんどおじさん・おばさん。花がない。。。

②ミカエルが当たり前に不倫をしている。
ミカエルの同僚で編集長のエリカという女性が出てくるのだけど、彼女は既婚者で、ミカエルの不倫相手。ちなみにミカエルは独身。エリカとのつきあいは長いらしい。エリカの旦那は映画には出てこないけど、ウィキペディアの情報によると「夫も認める仲」らしい。そんなんあるかー!

スウェーデンの国民性なのか??
ハリウッド版も制作されているみたいだけど、さすがにこっちのバージョンは美男美女盛り込んでくるんだろうな(笑)

この映画、オープニングでアニメーションが流れるんだけど、このアニメーション&音楽が非常に不気味。
オープニングが一番怖いかもしれん。
映画の中にも、ちょっとえぐい表現があるんだけど、これはなんというか、女性なら逆にすっきりするんじゃないだろうか。。。

*データ*
原作者:スティーグ・ラーソン
監督:ニールス・アルデン・オプレヴ(第一部)、ダニエル・アルフレッドソン(第二部、第三部)
出演:ミカエル・ニクヴィスト(ミカエル)、ノオミ・ラパス(リスベット)
初公開年月:2010年1月(第一部)、2010年9月(第二部、第三部)
上映時間:153分(第一部)、130分(第二部)、148分(第三部)
制作国:スウェーデン、デンマーク、ドイツ

化粧品の愚痴。

2012年09月02日 21時11分49秒 | きょうのできごと
LUSHの動物実験反対のアニメがシュールだ。。

化粧品及びその原材料についての「動物実験反対」


牛糞ぶちまけてきました。。って。。。
ちょっとはすっきりしましたって。。。
牛糞くらいならまだいいけど、エスカレートしたら捕鯨反対運動みたいな過激なことになりそうだ。

たしかに、無用な動物実験は避けるべきだけど、アレルギーのでたお茶せっけんのことなんかも記憶に新しいし、毎日使うモノは安全であって欲しいものです。
昔からつかわれているものでも、新しい成分と組み合わせたらよからぬ反応物ができてしまうことだってあるわけだし。。
どこまで調べたら安全か、って難しいところではあるけどね。。

LUSHはわりとすきで最近よく行ってるんだけど、「わたしたちは食べられるものを化粧品にしています!」っていうところにすごく疑問を感じてしまった。
こだわりの食材なら、食用にすべきでは??
むしろたくさんできすぎて廃棄しなければならなくなった野菜とか、台風の被害にあった果物とか、そういうものをうまく利用してくれないかな??

化粧品って、いろいろ成分が配合されていて高価な割には、効能が科学的に検証されていないのが気になる。
・細胞に成分直接かけたらメラニン産生が抑えられました!美白に効きます!
(本来あるはずの皮膚バリアがかなりの障壁になると思うんだけど。。そんな高濃度で行き届かないと思うけど。。)
・皮脂の産生が抑えられました!(まさかのn=1でびっくり、1って開発者か?!)
・水分保持力の高い植物のエキスを配合しています!!(水分保持力は細胞壁のおかげでは。。。)
てかよく考えたら新成分であればあるほど、健康面でのリスクは高い気が。
なんだかいろいろ邪心がよぎって売り場のお姉さんに笑顔を返せない。すいません。。こんな客で。。

結局、化粧品はシンプルな組成のものが一番無駄が無く安くて安全でいいものと言えるのかも。
新製品ださなきゃいけないのは化粧品会社の事情であって、消費者の事情ではないからね~。
にきびが速攻消えるとか、毛穴がまったく見えなくなるとか、いまあるものよりも確実に効果が実感できる化粧品、なんて化粧品会社ががんばって開発しててもそうそう出てくるものではないはず。
なぜならばそんなものは医薬品になってしまうから。
昔から言われていることだけど、きれいな肌をめざすならたぶん食べるものが一番大事なんだろうな。。

「私たちは動物実験をしている会社から化粧品や原料を買いません!」
これ、化粧品を医薬品にすりかえたらブラックジョークだ。。。