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規制で放棄?準絶滅危惧種「イシガメ」大量保護~読売新聞~

2016-01-26 20:43:47 | 告知~
ご無沙汰しております。先日の大阪の川での業者によるとみられる
イシガメの大量遺棄事件を読売新聞でとりあげてくださっているので
ここでシェアさせていただきます。

『規制で放棄?準絶滅危惧種「イシガメ」大量保護』 ←記事リンク

(以下全文コピー)

2016年01月26日 11時06分

 日本固有種で準絶滅危惧種のニホンイシガメが、大阪府茨木市内を流れる淀川水系の大正川で大量に見つかり、自然環境団体に保護されていたことがわかった。




 中国などではペットや健康食品の材料として人気だったが、昨年末に国が輸出規制に乗り出し、抱えきれなくなった業者などが手放したとみられる。病気やけがを負ったままのカメも多く、保護した団体からは「あまりにも身勝手な行為」との批判が出ている。

 「出所不明」のイシガメを発見したのは、堺市中区を拠点に活動する「和亀保護の会」(西堀智子代表)。

 同会は大正川に生息するイシガメに、個体認識用のタグ(標識)を付け、保護活動に取り組んでいるが、昨年末の調査で、タグのないイシガメが約140匹見つかった。

 保護されたカメは、皮膚病を患ったり、すり傷や甲羅のひび割れなどを負ったりしたものも多く、同会では治療や飼育環境、他のカメへの伝染防止を考慮し、100匹以上を姫路市立水族館(兵庫県)などに預けたが、死んでしまったカメも多いという。

 大正川でも普段、なかなか見られないイシガメが突然、多数見つかった原因として、その生態に詳しい京都府保健環境研究所の獣医師多田哲子さんは「イシガメを輸出用に飼っていた専門業者が抱えきれず、投棄したのではないか」と推測する。

 イシガメは国内に約98万匹生息。外来種のカメに脅かされて生育環境が悪化し、環境省は準絶滅危惧種に指定している。

 一方、中国などでは、健康食品の原料や日本産の希少ペットとして人気が高まっており、環境省によると、2013年8月から15年9月までの間に約2万8000匹が海外に輸出された。

 環境省では、こうした需要の高まりに伴うイシガメの絶滅を防ごうと、体長に関係なく、申請さえあれば許可していた輸出について、昨年12月から、甲羅の長さが8センチ以上のイシガメについては輸出を禁止。輸出用にイシガメを大量に飼っていた業者が処理に困り、川に捨てた可能性が高いというわけだ。

 一部の業者の飼育環境は、動物を衣装ケースなどに多数詰め込むなど劣悪で、動物が病気を持ったり、体に傷を負ったりすることもあり、今回見つかったイシガメの状況はこうした飼育環境と符合しているという。

 和亀保護の会の西堀代表は、「売り物として価値がなくなれば簡単に捨ててしまう。あまりのモラルのなさが許せない」と憤る。(南省至)

2016年01月26日 11時06分 Copyright © The Yomiuri Shimbun


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(記事おわり)


※遺棄事件とその保護に関する川の活動のようすは、このひとつ前の記事にアップしています


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二度と起きてほしくない事件。そして、イシガメをほしがるとこうなる・・・という
こともあるのだと。。


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