大井川の風

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全国飴ちゃん探しの旅 石川加賀 「吸坂飴」

2009-09-16 23:30:00 | 和菓子でon!
毎月16日は「和菓子でon」の日です。ただいま「飴ちゃん」シリーズとして連続で全国の「飴」をご紹介します。今日は連載している小松便にちなんで石川県加賀南部の素朴な飴をご紹介します。

その飴の名前は「吸坂飴」。ちょっと変わった名前ですが、小松市のお隣の加賀市吸坂町で作られている飴です。


発祥が寛永8年といいますから江戸時代前期、今から380年近く前です。これだけ歴史のある飴は全国にそれほどはないでしょう。原料は加賀米と大麦、色でわかると思いますが麦芽糖の飴で添加物は一切加えられていません。


オブラートに包まれた吸坂飴。最近ではこんなオブラートに包まれた飴は少なくなりました。食感はキャラメル風ですが、キャラメルよりかなり柔らかく、口の中にすっと馴染みます。そしてゆっくりゆっくり溶かして食べます。


手でひねったように見えますが、みんな大きさが揃っているのが驚きです。
(▲ペットボトルのキャップとの大きさ比べ)


麦と米の絵柄のパッケージ。やさしい自然の飴でした。

¥350 谷口製飴所 

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4 コメント

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Unknown (通りすがりの遠州人)
2009-09-17 06:41:36
日本には、大きく分けて
「戦争で、廃止=消された、其れまでの歴史」と
「戦争でも、運良く 消されなかった 歴史」があり。

此処は「今も=継続中であり」 ですから、
「戦争でも、運良く 消されなかった 歴史」ですね。

実社会に於いては「歴史=作られるもの」ですが、
それは、逆に見れば
  「何か生じれば、簡単に消える運命」
                 でもあります。

事例として
「戦中=鉄供出にて廃止」→
「戦後=復活されなかった」(→バスに転換された)、
近鉄の「信貴山 への 山上平坦線」がありますから。
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コメントありがとうございます (通りすがりの遠州人さま/naoです)
2009-09-18 00:25:15
戦争が影響を及ぼす範囲は戦場だけでなく、さまざまな分野に広がりますね。食もその一つです。環境の変化に負けず伝統を守ってきたからこそ、この飴を食べることが出来るのですね。
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吸坂アメ (た+)
2010-11-12 07:59:20
好きでよく買った 、主張しない甘さがいい
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コメントありがとうございます (た+さま/naoです)
2010-11-14 16:30:36
素朴な味ですが、食べるとクセになる味です。最近は北陸方面に行かないので、この味を忘れそうでちょっと残念です。
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