大井川の風

春夏秋冬、四季それぞれの風をお届けします。
富士山静岡空港をはじめ大井川流域のさまざまな
情報を掲載しています。

富士山静岡空港の今! その263 空の散歩 FDA小松静岡便 右側K席 その4(開港103日目)

2009-09-15 22:00:00 | 富士山静岡空港
愛知県の岡崎上空(・・・と思われます)。ここで翼は東に進路をとります。窓の外は雲が広がっています。


その雲が一瞬切れました。窓の下には愛知県は蒲郡の市街地が見えます。小松からここまでおよそ20分余り、余りの速さに驚きです。


続けて見えるのはゆったり流れる豊川と豊橋・豊川両市の市街地です。
このまま雲のないところを飛んでほしい・・・という祈りもむなしく、静岡県境から再び雲が広がりました。


そこで再びFDA情報。シートポケットにある機内誌。その名も「DREAM3776」。静岡県民にとって「3776」は最もポピュラーな4桁数字(※暗証番号には不向きですよ・・・爆)。
創刊号の表紙はもちろん富士山。奥大井から撮影されたものでしょうか?


表紙も含めて36ページの機内誌。富士山と就航先の観光情報が美しい写真とともに紹介されています。FA(フライトアテンダント)のお二人も紹介されています。

※明日は16日。毎月16日は「和菓子でON!」をお届けしていますが、今月はこの小松にちなんだ南加賀の飴をご紹介します。小松静岡便K席は再び17日からお届けします。

富士山静岡空港の今! その262 空の散歩 FDA小松静岡便 右側K席 その3(開港103日目)

2009-09-14 23:30:00 | 富士山静岡空港
相変わらず雲の上ですが、翼はピカピカとてもきれいです。機内も「新車の匂い」がします。


小松を離陸して15分。雲の切れ間からちょっとだけ地上が見えました。流れているのは木曽川です。


分かりにくいので拡大写真。長く見える白い建物は、新幹線の岐阜羽島駅です。
しかしこの後再び雲の上となりました。晴れていれば名古屋の市街地が見えているかもしれません。


真下は厚い雲です。今回は空の散歩もほとんど雲の上です(ゴメンナサイ)。ただずっと先は雲が切れています。翼の向こうに知多半島と島々が見えてきました。


地上の様子がお伝えできませんので、FDAの特徴をもう一つ。
76人乗りの飛行機ですが、新聞のサービスがあります。もちろん積んでいるのは地元静岡の新聞です。その日の朝刊を読むことが出来るのも、静岡県人としてはちょっと嬉しいサービスです。

<つづく>

富士山静岡空港の今! その261 空の散歩 FDA小松静岡便 右側K席 その2(開港102日目)

2009-09-13 22:30:00 | 富士山静岡空港
定刻どおり10時10分に小松空港を出発。
この日はすぐに滑走路に入り南西側(90)に向かって離陸すると、K席からは山中温泉の町並みが見えてきます。ところがその先上昇しながら厚い雲の上に出てしまい、地上の景色は見えなくなりました。(残念!)


そこでちょっと機内をご紹介。搭乗しているのは76人乗りのエンブラエル社製170。もちろん出来立ての新しい機体です。現在日本ではJAL(J-AIR)とFDAがこの機体を使っています。


座席幅も旧世代の旅客機よりも広くゆったり座れます。またシートピッチもあるので足の長い(違うか!)私でも、握りこぶし1つ余裕があります。
私事ですが、かつて新幹線B席をブログで採り上げたことがありましたが、今も体型は変わっておりません。もしB席以外の普通席とこのエンブラエル170とで同じ時間を過ごすのであれば、間違いなくエンブラエル170を選ぶでしょう。


こちらは座席前のシートポケット。機内誌、安全のしおり、茶菓サービスのメニューなどが収まっています。


短時間のフライトとなる小松便はペットボトルのお茶が出ます。もちろんシャトレーゼのお菓子も一緒です。


さあ、そして出てまいりました。ポッカのペットボトルのお茶とシャトレーゼのお菓子、そしてハラダ製茶のおしぼりの3点です。

当機は相変わらず雲の上を飛行しています。それでは一息つくことにしましょうか。

<つづく>

富士山静岡空港の今! その260 空の散歩 FDA小松静岡便 右側K席 その1(開港101日目)

2009-09-12 21:00:00 | 富士山静岡空港
今日からは「空の散歩」小松静岡便をお届けします。
小松便についてはここで解説するまでも無く、7月に就航したFDA(フジドリームエアラインズ)の路線です。小松便は朝夕に1往復ずつ1日2往復の運航ですが、ご紹介するのは小松からの朝便です。

▲上の写真は小松空港1階のチェックインカウンター。2階出発ロビーに向かう階段の脇にFDAのカウンターがあります。


▲渡された搭乗券。窓口に着くと「○○さまですね」とご挨拶され、「俺ってそんなに有名人?」と思っていたら、チェックインが済んでいないのは私だけでした(爆)。
なお、手荷物がある場合は、JALのカウンターに誘導してくれます。


JALもANAも搭乗券を含め行先の表示は「静岡」ですが、FDAは行先表示も搭乗券も「富士山静岡」です。これは航空会社で違うのか?それとも小松だけなのか?どなたかHELPをお願いします。


さあ、今日は静岡から青フジがやってきました。お天気がちょっと微妙ですがボーディングブリッジを通って乗り込むことにします。

<つづく>

富士山静岡空港の今! その259 開港100日目を迎えて(開港100日目)

2009-09-11 23:30:00 | 富士山静岡空港
今日で開港100日目を迎えた富士山静岡空港。
この100日の間には様々な出来事がありました。開港・見学者・霧・ダイバート・搭乗率補償・FDA就航・完全開港などなど。これらを振り返ってみると1000日位の月日が流れているのではと思うほどです。
こちらは開港101日前の今年2月の様子です。


最近では小学生の社会見学のコースにもなっている静岡空港。
一時よりは少なくなったとはいえ、平日・休日を問わずたくさんの方が見学に訪れます。この場所から、将来「空の仕事」に夢や憧れを抱く子どもが、いっぱい現れることを期待したいと思います。


また明日からアクセスバスが再び増便されます。静岡駅、島田駅、掛川駅(菊川駅)との路線がその対象で、便数が今までの倍以上になるところもあります。今回は掛川駅からの便が大増便となったことで、西部方面からはますます便利になりました。


さあ明日からは「空の散歩」シリーズでお楽しみください。今回は小松静岡線K席から始めます。

ANA静岡沖縄線 世界遺産「斎場御嶽」その2 (開港99日目)

2009-09-10 23:00:00 | 静岡空港就航先への旅
壷の中に落ちる聖水。


上を見ると垂れ下がった鍾乳石。大きな川の無い沖縄では水はとても大切なもの。そんな水の湧くところが、御嶽(うたき)と呼ばれる聖地となったといわれています。


こちらは三庫理(さんぐーい)。三角の空間の向こうには、琉球の創世神が降臨する最高の拝所「チョウノハナ」があります。


そのチョウノハナにはいくつかの香炉が並んでいます。これを使ったのは聞得大君(きこえのおおきみ)と呼ばれる琉球最高位の神女職。歴代の聞得大君はここで琉球の創世神の霊力を得て、その時代の国王を守護しました。祭政一致であった琉球では、この聞得大君が国王のおなり神(兄を守るのは血のつながった妹の霊力であるという琉球固有の信仰。兄が結婚していても兄を守れるのは妻ではなく妹だとされていました。詳しくは検索サイトでどうぞ)として国王と琉球全土を守護するものであるとされたのです。


チョウノハナの反対側は東に向かって開け、海の向こうに琉球最高の聖地である久高島が見えます。

さて、静岡沖縄線を利用した「静岡空港就航先への旅」いかがでしたでしょうか?今回は歴史と民俗の旅でしたので食や風景などが少なく申し訳ございません。ただ私は20数年前に社会学の授業で習った「おなり神」「ノロ」などを、現場で復習させていただきましたので、なにか社会見学のようでした。

今回の滞在時間は24時間。なかなか多くの場所をご紹介できませんでしたので、どうぞ次回はご期待くださいね(いつになるわかりませんが・・・笑)。

(文・写真 6月)

明日以降もしばらく「空」の話題を続けます。


ANA静岡沖縄線 世界遺産「斎場御嶽」その1 (開港98日目)

2009-09-09 23:30:00 | 静岡空港就航先への旅
少しの間お休みしておりましたが、ANA静岡沖縄線の旅を2日間続けます。
ご紹介するのは世界遺産斎場御嶽(せーふぁうたき)です。沖縄本島南部、南城市にあるこの場所は、琉球王国最高の聖地と呼ばれる場所です。


そもそも御嶽(うたき)とは、琉球の信仰の中で聖地と呼ばれる場所。沖縄本島をはじめ周辺の島々の里ごとにこの御嶽があり、神が訪れる場所、神を祀る場所として長い間、ノロ(祝女)と呼ばれる女性たちにより守られてきた場所です。


▲この斎場御嶽も琉球王国時代には男子禁制。(現在は入ることができます)
夏の日差しを避けながら、ゆっくりと聖域に足を踏み入れます。


最も奥にある拝所の三庫理(さんぐぅい)。御嶽には鳥居も仏像もありません。自然そのものが聖なる場所です。


豊かな森に囲まれた斎場御嶽。三庫理(さんぐぅい)の上だけ空が開けています。

(文・写真 6月)

富士山静岡空港の今! その258 エンブラエル兄弟 レガシー600(開港97日目)

2009-09-08 22:30:00 | 富士山静岡空港
5番スポット付近に止まっているのはエンブラエル社製のビジネスジェット「レガシー600」です。


最近は空港へもあまり行かなくなったので気づきませんでしたが、時々定期便以外にこのような小型機がやってくるようです。


塗装の紺色が高級感を感じさせる実にすばらしい色です。機体はエンブラエル社所有のようですが、今回のフライトはセールスでしょうか?それとも幹部の来訪でしょうか?


後ろで兄貴分のE170が離陸していきます。そして今月は大兄貴のE190(マンダリン航空)もやってきます。

※ちょっと間が空きましたが、静岡沖縄線のお話があと2つ残っておりますので、明日からお届けいたします。

空白の時間 空間認識

2009-09-07 23:30:00 | ポカリコーナー
今日は7日、毎月7日はポカリコーナーの日です。

「ポカリコーナーとは、ある一瞬意識が空白になり、予期しない行動をした記録の集大成である」・・・と、大げさに書いてみましたが、いわゆるよくやる「ポカ」を紹介する情けないコーナーです。私がよくやるポカのレベルが皆さんの共感を得る程度のレベルであることを祈ります。

第19回目の今回は「空間認識」の巻。

仕事柄、パソコンやネットワークの配線をするため机の下にもぐる機会が多い私です。そもそも体の大きい私が狭い空間に入ることが問題なのだと思いますが、机の下に身を沈めると、強烈な圧迫感に息苦しさを覚えます。


しかしそこはお仕事、流れる汗に負けずになんとか配線を済ませると、頭の中は真っ白な状態。ゆっくり机の下から這い出したとたんに「ゴチン!」。
強烈な火花が頭の中で炸裂します。特に這い出す直前なので上▲の写真のような机や引き出しの角に当たることが多く痛さも倍増です。


最近は毎月乗車するためようやく慣れましたが、東北上越新幹線の2階建て車輌。青色のドアの高さに比べ、窓側の座席の荷物棚の低さが際立っています。最初の頃はそのまま立ち上げってはこの荷物棚に頭をぶつけておりました。


直近ではこちらのエンブラエルの手荷物収納棚と勝負。「ボコッ」という鈍い音で私の負けです。

あわてず周りを見てから行動すればよいのですが、まずは「動いて」しまう私の性格上、これからも名勝負は続くのかもしれません。

富士山静岡空港の今! その257 撮影ポイント進入灯東端その2(開港95日目)

2009-09-06 20:00:00 | 富士山静岡空港
進入灯東端のこの付近では直接空港内を眺めることは出来ません。離陸の時は耳を澄ませてエンジン音を聞きとります。


逆に着陸の時は遠くに飛行機のライトが見えますので、ゆっくり構えていることが出来ます。また夕方や視界不良の時は着陸の少し前から進入灯が点灯しますので、「もうすぐ飛行機が来るんだな」と分かります。


さらに最終便ともなると進入灯の点灯と飛行機のライトで、付近はより幻想的な雰囲気になります。


4回に渡ってお届けした隠れた撮影ポイント、いかがでしたでしょうか?その他のポイントはまた日を改めてお届けすることにいたします。


ご紹介の最後に、この進入灯東端と進入灯橋梁は公共交通機関では行くことができません。車やバイクの利用となりますが、周辺には茶畑が広がっており、茶園で作業する車輌も頻繁に通ります。この標識のように「農業車両優先」ですので、よろしくお願いいたします。

※明日は7日。毎月7日はカテゴリー「ポカリコーナー」をお届けしていますので、空の関係は8日よりお届けします。

富士山静岡空港の今! その256 撮影ポイント進入灯東端その1(開港94日目)

2009-09-05 22:00:00 | 富士山静岡空港
着陸する飛行機の機体に進入灯橋梁や滑走路が写り込んでいます。
昨日の進入灯橋梁から東に約1km。今日は進入灯の東端にある撮影スポットです。


この場所は昨年6月にご紹介しましたが、飛行機が真上を通過するスポットとして見学や撮影の方が訪れています。


ちょっとした広場のようになっていて、空のかなたから近づく飛行機を眺めることが出来ます。


場所はこの辺り。目印がないので分かりにくいですが、県道73号線からはここを曲がります。またリサイクルセンター側からも行くことができます。

富士山静岡空港の今! その255 撮影スポット進入灯橋梁その2(開港93日目)

2009-09-04 23:30:00 | 富士山静岡空港
飛行機の撮影。着陸する飛行機よりも、離陸する飛行機の方がはるかに難しいです。上昇に加えスピードも早いのでカメラが追いつかないときがあります。その辺りが飛行機撮影の魅力につながっているのかもしれません。


さて、この進入灯橋梁。行き方はまず空港から県道73号線を坂部地区方面に向かいます。空港直下の「空港トンネル」の交差線を過ぎてまもなくすると、道路右側に「←千頭ヶ谷」と書かれた案内板がありますので、この場所を左折し農道に入ります。


ずっとこの農道を直進するとアップダウンを繰り返して「千頭ヶ谷」の池のほとりをぐるっと回ります。


「千頭ヶ谷」を過ぎると、ずっと上り坂。景色が開けると進入灯が見えてきます。この辺りから数百メートルが撮影スポットです。


こちらは空港の敷地に最も近い場所。ちょうど島田市と牧之原市の境です。

明日はここから少し離れた別の撮影スポットをご紹介します。





富士山静岡空港の今! その254 撮影スポット進入灯橋梁その1(開港92日目)

2009-09-03 23:30:00 | 富士山静岡空港
中日新聞に掲載されていた記事には、空港有識者会議で石雲院の撮影スポットについての意見も出たとの事。そこで今回は静岡空港にある「展望ロビー」「石雲院展望台」「展望広場」の3つの公式展望(撮影)スポット以外の場所をご案内します。


こちらは開港前にもご紹介した進入灯橋梁付近です。離着陸の様子を「真下」から眺めることができるスポットです。進入灯橋梁から少し離れると飛行機を「横」から眺めることもできます。


基本的には「展望台」ではありませんので、あくまでも非公式スポットですが、今では隠れた展望台として、休日などは撮影をする人たちで賑わっています。


常に人や車に動きのある空港ターミナル付近の展望台と違って、とにかく離着陸する様子が体感できる「ほんの数十秒」のためのスポットです。それ以外の時はのんびりムード。鳥のさえずりが聞こえる静かな場所です。

富士山静岡空港の今! その253 アクセス道路県道34号バイパス(開港91日目)

2009-09-02 23:30:00 | 富士山静岡空港
早稲種でしょうか?他の田と違って一足先に実りの秋です。こちらは島田市初倉地区。案山子に沿ってカーブしている工事中の道路が見えます。

久しぶりのこのタイトル。アクセス道路は今年3月に牧之原・金谷ルートが完成しましたが、残りのルートは完全に開通しておりません。今回ご紹介するのは吉田ICからのアクセスルートになっている県道34号(島田吉田線)の船木工区です。


吉田ICを下りて空港に向かう場合は、通常県道34号線を利用します。現在この県道34号線は吉田ICから2kmは片側2車線の道路ですが、その後1車線になり、商店街を通過しています。特に空港方面へ曲がる色尾南交差点は常時混雑しており、朝晩は1km近く渋滞します。


そこでこの付近を迂回するバイパスルートの整備が進められています。整備区間の船木工区が完成すると島田大橋からの県道バイパスと直結し、島田から吉田IC、吉田ICから空港までの所要時間短縮が期待されています。


開通は来年春の予定。その頃には藤枝市側からこの島田市初倉地区を結ぶ大井川新橋も完成していることでしょう。


さて、8月の静岡空港発着便の搭乗率が発表されました。
国際線ではソウル便がたいへん好調だったとのこと。空が澄む秋の韓国もたいへん魅力がありますので、ぜひたくさんの方が搭乗されることを期待したいと思います。また今月静岡空港で初めて開催される「空の日」のイベントはこちらに紹介されています。

富士山静岡空港の今! その252 駿河竹千筋細工 スカイフォレスト(開港90日目)

2009-09-01 23:30:00 | 富士山静岡空港
空港ターミナル2Fのスカイフォレストにあるパネル掲示用の柱がくりぬかれ、ショーウインドウになりました。展示されているのは静岡の伝統工芸品「駿河竹千筋細工」です。竹ひごを一本ずつ組み合わせて形にしていく繊細な技です。これからどんな工芸品がこのコーナーに展示されるのでしょうか。


さて、展望広場はいつも盛況です。多くのお客さんが見送る中、FDA小松行きが出発していきます。


このFDA、11月からの冬ダイヤを発表しました(こちら)。西風が強くなるせいでしょうか?熊本便・鹿児島便ともに所要時間が延びています。なお便数は夏ダイヤと同じです。