大井川の風

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ボンネット特急(急行)のラストラン

2010-03-11 23:30:00 | 昭和時代
夜の金沢駅、上野に向かう長距離電車の周りにはものすごい人が集まっています。著名人でもいるのかと思って尋ねると、急行能登がもうじき廃止されるとの事。特にこのカタチをした電車を「ボンネット特急」と言うそうで(写真は急行能登)、能登の廃止はもちろんこの型の電車も現役から引退するそうです。


電車の分類はいろいろとあるのでしょうが、私にとってこのスタイルは「こだま型」。「こだま」と言っても新幹線ではありません。私が生まれた頃、家の裏の東海道線を走っていた東京大阪間の特急「こだま」のことです。


戦争が終わってからわずか13年後に生まれたこのスタイル(デザイン)。当時は本当に斬新なものだったに違いありません。それから仕様の変更などはあったものの、50年もの間日本各地で活躍してきました。わたくしも「こだま」には乗れませんでしたが、北陸はもちろん甲信越や東北方面で「こだま」から派生した型の電車に何度も乗りました。


廃止と言う話を聞いて、長年駆けてきたボコボコの車体がなんともいとおしくなりました。次は特急で移動の予定でしたが、急遽変更してこちらに乗ってみることにしました。
<つづく>