20世紀を代表する振付家の一人、ローラン・プティが7月10日、
愛妻ジジ・ジャンメールと共に晩年を過ごしたジュネーヴの自宅で他界した。87歳だった。
パリジャンらしい洗練された作風で知られ、
記者会見や取材でも明るくサービス精神旺盛な姿勢を見せるチャーミングな人物だった。
牧阿佐美バレヱ団の委嘱により創作され、
のちにBunkamuraの主催公演ともなった『デューク・エリントン・バレエ』のカーテンコールでは、
ダンサーたちと一緒になって、実に素敵な『A列車で行こう』のダンスを幾度も披露してくれたっけ。
数多くの名作を生んだ彼だが、もっとも有名なのはやはり、
セクシャルな場面を美しく描いた『カルメン』(1949)だろう。
以下はそのオリジナルキャストであり、プティの愛妻ともなったジジ・ジャンメールが、
プティ自身と『カルメン』の<寝室のパ・ド・ドゥ>を踊っているもの。
踊り手としての最盛期からは少々ズレているし、あまり良い画質とは言えないが、
振付家自身とそのミューズの踊りという意味でも貴重な映像だ。
なお、7月10日現在、公式HPにその訃報は掲載されていないが、
非常に充実しており、回顧に足る資料満載なのでご紹介まで。コチラから。
これらの資料を見ながら彼の偉大な足跡に改めて思いを馳せ、
心よりご冥福をお祈り申し上げる次第である。
愛妻ジジ・ジャンメールと共に晩年を過ごしたジュネーヴの自宅で他界した。87歳だった。
パリジャンらしい洗練された作風で知られ、
記者会見や取材でも明るくサービス精神旺盛な姿勢を見せるチャーミングな人物だった。
牧阿佐美バレヱ団の委嘱により創作され、
のちにBunkamuraの主催公演ともなった『デューク・エリントン・バレエ』のカーテンコールでは、
ダンサーたちと一緒になって、実に素敵な『A列車で行こう』のダンスを幾度も披露してくれたっけ。
数多くの名作を生んだ彼だが、もっとも有名なのはやはり、
セクシャルな場面を美しく描いた『カルメン』(1949)だろう。
以下はそのオリジナルキャストであり、プティの愛妻ともなったジジ・ジャンメールが、
プティ自身と『カルメン』の<寝室のパ・ド・ドゥ>を踊っているもの。
踊り手としての最盛期からは少々ズレているし、あまり良い画質とは言えないが、
振付家自身とそのミューズの踊りという意味でも貴重な映像だ。
なお、7月10日現在、公式HPにその訃報は掲載されていないが、
非常に充実しており、回顧に足る資料満載なのでご紹介まで。コチラから。
これらの資料を見ながら彼の偉大な足跡に改めて思いを馳せ、
心よりご冥福をお祈り申し上げる次第である。