12月19日(月)、授業の終った放課後に、標記の作業に取り組みました。今回の揮毫に挑戦したのは、書道文化学科3年生の漢那遥花さんです。先週に幅61cm、長さ398cmの紙を切ってありました(周囲に4㎝ずつの余白込み)。これを置く長い机が書道文化館4階の学生研究室にありますので、その上に紙を長々と敷きました。既に先週に大きさを詳細に計って書いた下書きがあります。その上に新しい用紙を置いて目安をつけて書き始めました。最初に真ん中の大字「うだつをいける」を書いた後に、その左に「華道家 假屋崎省吾」を小字で書きます。

次に右端に、今年のテーマである「飛翔繚乱」、さらに「四国大学 漢那遥花」と落款を書いて本人の印を押しました。墨が完全に乾いたら、大学の地域連携課を通じて美馬市に納入いたします。美馬市でこれを板の枠に貼り付けて看板として展示します。

今年の美馬市の「うだつをいける」は15回目で、假屋崎省吾さんの華道家生活は40周年という記念すべきものです。2023年1月8日(日)~2月26日(日)の間に、美馬市脇町の吉田家住宅、オデオン座、あんみつ館の3か所で実施されます。9時~17時です。入場料がかかるところもあります。(吉田家800円、オデオン座300円)
漢那さんの書いた看板は、吉田家住宅とオデオン座の2か所に期間中ずっと飾られて、来場者の皆さんに見ていただきます。

1月8日(日)の朝には吉田家住宅の前でオープニングのテープカットの儀式があって、假屋崎省吾さんも来られ、サイン会も実施されます。漢那さんの地元は美馬市に隣接していますので、テープカットにも参加予定です。
假屋崎さんの指導によって地元の皆さんが協力して作り上げる、巨大な生け花群は毎年見に行っているのですが、建物の内部全体を芸術作品に変えてしまうすばらしい作品です。期間中にぜひ一度は訪問されることをお勧めします。