10月13日(土)、標記の最終日です。午前中は、3年生の久保田さん、坪井さんに担当をお願いし、彼女たちの送り迎えは辻先生にお願いしました。私は午後担当の3年生の松木君、2年生の衞藤君を自家用車に乗せていきました。到着すると、午前担当の二人が、注文に応えた作品制作に取り組んでいました。
午後の担当者に交代し、また別なお客様がどんどん来られました。親子連れが、各自のお名前を書いてほしいというご依頼です。
県内の実業高校もブースを出していて、男子高校生がそこで使用する表示を依頼にきました。彼らが持参した紙は、自分たちで、竹の繊維だけで制作したものだそうです。
http://kyouikushinkoukeikaku2.tokushima-ec.ed.jp/?action=common_download_main&upload_id=668
様々なお客様がやってきます。隣の場所で出展しておられたアニバ出版の坂田千代子さんも来て下さいました。ビジネスチャレンジメッセでは、いつも近くで出展されています。教育・出版で同じ分野に属するからだそうです。坂田さんは、徳島経済界を代表する有名な女性経営者で、数年前に書道パフォーマンスを依頼されて知り合いました。四国大学の経営情報学部では講演や授業をしていただいています。
場内は、様々な企業が、製品紹介などをしています。
産業ロボットもそばで見るとたいへん興味深かったです。製品に文字を一瞬で印刷するのを見ました。ダブルクリップの片面に氏名を印刷していただきました。この企業は、株式会社テクノスモトキ です。
http://tecmotoki.co.jp/index.html
これは、レーザー光線を使って文字をプラスチックに一瞬で焼き付ける機械です。透明プラスチックケースに「ぱたぱた仙鳩」と焼き付けていただきました。1秒かからない時間で「シュッ」という音がして焼き付いて、煙が少し出ました。漢字が甲骨に青銅の彫刻刀で彫り込まれ始めてから3000年経って彫り方もこれだけ進化したのか、と感慨深いものがあります。
一昨日から今日にかけて、場内の様々なブースの表示を、学生たちが書いたものが飾られていました。こんな感じです。
イベントの運営にも協力することができました。学生の書道の技術が、実用生活に役立つことを広く宣伝することができました。担当学生に感想を聞くと、「たいへんやりがいを感じた」とのことでした。お疲れさまでした。
考えてみると、この会場にはロボットが書いた最先端の書と、学生が書いたアナログな書と同居していたわけです。情報伝達としての作用は同様でありながら、効率は全く異なり、それぞれ別な意味での価値を持っていることがわかります。筆の書にも、需要は確実にあることを実感しました。