10月27日(土)、大阪の関西大学に行って、標記のシンポジウムの発表をしてきました。シンポジウム自体は前日の26日(金)から始まっていたのですが、四国大学の授業があったので、土曜日の午後に発表をお願いしました。午前中には、7名の言語学や文学関係の先生方のお話があって、それぞれ興味深くお聞きしました。
このシンポジウムの趣旨に関しては下記をご覧ください。
https://www.u-presscenter.jp/2018/10/post-40293.html
午後は、淡路の学問に関することを、私を含めて4名が発表しました。石濱家は淡路島の出身なのです。
まず、私が前座で、概要の話。「近世末期の淡路における儒学者の系譜 ―石濱家の学問的環境を探る―」と題して30分間、お話しました。次は、淡路の「益習の集い」の三宅玉峰さんが、活動の様子を発表されました。高田さんがPPを捜査してくださいました。
次は田山泰三先生のお話。
最後に石濵裕美子先生のお話でした。
皆さん、たいへん楽しいお話でした。ありがとうございました。
今回の主催の中心人物である関西大学の吾妻重二先生が最後のお礼の言葉を述べられています。総勢18名の発表者の御世話で本当に大変だったと思います。人格も円満で、実力のある吾妻先生だからこそできることだと思いました。私のほうこそ感謝でいっぱいです。
この後は、数名の先生方と夕食を楽しみ、この夜は大阪のカプセルホテルで泊まりました。大阪は外国人観光客が多くて、最近はなかなか安いビジネスホテルがとれません。たまたま新大阪駅の近くで、今月オープンしたばかりのカプセルホテルが確保できましたので、試しに泊まってみました。シンプルで清潔感一杯で、なかなか快適でした。
次の日は、午前中に大阪城と大阪市立歴史博物館を訪問しました。快晴で観光客がたくさん出ていましたが、半分以上が外国人で驚きました。ここだけ見ていると、大阪もすっかり国際都市に変貌した感じです。維新志士の書道作品展が天守閣内で行なわれていたのですが、入場券を買うのに長い行列ができていたので、諦めました。
代わりに、隣接する歴史博物館に行きました。こちらはすいていて、すぐに入れました。10階まで上がると、大阪城の全貌が見えました。
須恵器の硯に興味があったので、撮ってきました。今度、陶芸で作ろうと思っているものです。
この博物館の常設展は、フラッシュをたかなければ撮影OKです。韓国の博物館はだいたい撮影OKですが、日本の博物館は殆どが撮影禁止ですので、このような形で掲載できることは少ないのです。フラッシュをたかなければ展示物は傷みませんので、撮影許可できるものをもっと増やし、SNSで拡散させた方が、文化への関心はもっと高まっていくと思います。全国の博物館や美術館に検討をお願いしたいところです。
初期のひらがなの姿も見ることができました。「は」は「皮」の字が使われていて驚きました。
近代の展示コーナーにあった歌舞伎文字が美しかったので、撮影してきました。これもデザイン書道の一種です。
今回は高速バスで、夕方には徳島に帰ってきました。なかなか充実した学会参加となりました。