6月2日(水)です。今日は1年生の大学入門という授業で、書道を学際的に見る話をしました。その中で、「パレイドリア現象」を紹介しました。何気ない形に、顔や生き物の姿などを無意識に見てしまうという心理学の言葉です。
改めて、身の周りを観察すると、けっこうたくさんあります。
家で、コーヒーを飲む時に使っているコースターです。これは数年前に「八寸」の奥様の作られた手芸作品を購入したものです。ずっと1匹の小ネズミの姿しかないと思って使っていたのですが、ここにはもう1匹の大ネズミが隠れていました。お判りでしょうか?
奥様は、四国大学短大部でデザインを専攻されました。井下俊作先生の教え子でもあります。さすがに美術的センスは一流です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/f4/722bda6b72c5efa8b6fe57a19e44d737.jpg)
また、今朝の新聞に、次のようなデザインが紹介されていました。
毎月3日は、ハッピーフェイスデイ「笑顔の日」と呼ぶことになったのだそうです。下の写真は徳島県出身で現在、大阪府堺市にお住いのグラフィックデザイナー、板東勲さんの考えたマークだそうです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/16/4e/8c20ab7beaace7e68220b60cf9c6a584.jpg)
なるほど、03の文字は横にすると笑顔に見えます。
メールに使われる絵文字なども、記号や文字を組み合わせて絵文字を作るというものですから、発想は同じです。
書道作品も同様の技法は使われています。
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