ぱたぱた仙鳩ブログ

徳島から書道文化を発信します。

外国人のための八寸書道教室

2014年12月21日 | 日記

12月21日(日)、17:00~19:00、徳島市南内町の料理店「八寸」のカウンター席をお借りして、ゼミ生の加守さんが「外国人のための書道教室を実施しました。この店は、私たち夫婦が陶芸を習っている八寸先生のお店なのですが、この店には外国人がよく出入りしていますので、ご主人にお願いして、加守さんの卒論のための実験に協力してもらったのです。会場は狭いので、今回はあくまでも試験的な実施で、徳島在住のさまざまな外国人、3名が参加してくださいました。国籍は、アメリカ合衆国、南アフリカ、スロベニアです。

加守さんは、2週間前からこの日のために教材の準備を行ない、工夫して授業を進めました。この日の参加者3名の2名が書道初心者でしたが、勘のよい方ばかりですし、加守さんの指導も上手だったので、よい作品がたくさんできました。いくつかを紹介します。

 

あっというまの2時間で、みなさん楽しんでくださいました。終了後に反省会を行ない、良い点と改善すべき点の両方があることがわかりました。また、このような機会を設けていただくようにお願いいたしました。加守さんも大きな手ごたえを得たようです。

それにしても、外国人の書く書道作品はとてもユニークで、面白いと思います。

 

 


十輪寺の石碑採拓

2014年12月21日 | 日記

12月21日(日)、午前9時半ごろから、鳴門市の十輪寺の門前の石碑の採拓をしました。これは、十輪寺のご住職からの依頼によるものです。1年生の男子学生に手伝いを頼みました。実は昨日の午前中に行く予定にしていたのですが、珍しく大雨が降って今日に延期しました。昨日とはうって変って穏やかな晴天で、風も少ないベストコンディションでした。ご住職も作業を見学されています。

このお寺は、四国八十八箇所霊場の0番目にあたる霊場と言われているそうです。石碑が大正7年に建てられてから一回も拓本を採られていなかったようですので、苔がびっしりついていました。最初に苔を落とすのに、3人がかりでおよそ30分かかりました。その後に拓本を始めました。学生2人が石碑の採拓を体験するのは初めてだったのですが、なかなか勘がよく、天気にも恵まれたので、たいへん良い出来でした。

完成した拓本はお寺に差し上げました。掛け軸にして飾っていただくことになるでしょう。今後、この文章を読んで詳細な解釈を施す予定です。

学生は、熱心に作業に取り組み、拓本の仕方も完全にマスターしたようでした。今後、道具も入手して自分たちの力だけでもできるようになるといいです。