詩人PIKKIのひとこと日記&詩

すっかりブログを放任中だった。
詩と辛らつ日記を・・

破壊願望 (自殺願望?)

2008年08月29日 | 日記
子供の頃
吹雪というと嬉しくなって
外へと飛び出してゆく癖のあったぼくには
破壊願望がある

自然をだって 
人間をだって
目先の利益のために
破壊し続けるものたちを
破壊せずには
再生が不可能だから

宮沢賢治という
日本一の預言者というべき作家にも
もちろんそれはある
「オッペルと象」という革命の童話や
嫉妬から殺人にまで至る「土神と狐」

山之口獏という
賢治同様に関東大震災が
その詩作の出発点になった沖縄の詩人にも

ぼくの破壊願望は
彼らの足跡の途絶えた地点から
始まっている

ぼくの立っている地点にこそ
雷や地震や台風たちが
次々とやってきて欲しい
小林多喜二のように
権力に嬲り殺されるような詩人になりたいものだ




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