かけがえのない場所は
いつでも どこにでもある
誰にでも どんな動物にも
子供時代のぼくのそれは
ポプラ並木道を登った先の
はるかな昔先住アイヌ民族が
そこへと鹿を追い詰めて追い落したという
断崖の上の給水タンク
十メートル以上もの給水タンクの上からは
浜に沿った街と海とが一望できて
きみが家へと帰ってゆくのを
後ろの丘を振りかえれば
そこには
いつものせせらぎと小さな木橋
まるでゴッホの跳橋と
一面のタンポポの草原
いつでも どこにでもある
誰にでも どんな動物にも
子供時代のぼくのそれは
ポプラ並木道を登った先の
はるかな昔先住アイヌ民族が
そこへと鹿を追い詰めて追い落したという
断崖の上の給水タンク
十メートル以上もの給水タンクの上からは
浜に沿った街と海とが一望できて
きみが家へと帰ってゆくのを
後ろの丘を振りかえれば
そこには
いつものせせらぎと小さな木橋
まるでゴッホの跳橋と
一面のタンポポの草原