昨日は彼に見せたいものがいくつかあった。
リ「ジャーン!!」
終点まで行って取り返してきたカバン
リ「ジャーン!!」
カバンの中に無事入っていた『知の編集工学』
リ「ジャジャーン!!」
駅ビルで買ってきた、新しい手袋
これに対して彼の反応は冷たく「そうか、よかったね」と言われただけだった。で、夫婦の対話はこれで終わるわけではなく、
彼「あのさ、12:30になったら肩揉んでくれない?」
リ「嫌です。今日こそは12時前に寝ます。」
彼「じゃあ、11:45から12:00まで。」
リ「それって、今じゃん。」
という、彼の利益/私の損失を生む方向に進んでいくのであった。なんだよ、こんなことなら話しかけるんじゃなかった、ふざけんなー、と悪態を吐きながら肩と背中を押し、今朝目覚めたときには野口英世を1枚握りしめていた。
で、今朝の電車の中。
隣の席に男と女が座っていて「仕事がつまらない」という内容の話をしているようだった。とりあえず朝の電車なんて皆寝ていて静かだから、イヤでも2人の会話が聞こえてきた。
男「そんなこと言ってもさ、どこの会社も同じようなものだと思うよ。」
女「ふーん。」
男「俺の会社はさ、俺の仕事は、ナントカカントカなことをやっててペチャクチャ
ペチャクチャなんだけどさ、それで…(以下略)」
女「ふーん。」
男「転職したいと思っているならさ、…(以下略)」
女「ふーん。」
男「もう、いろんなところで面接受けてるの?」
女「うーん、まだだけど。」
男「俺はすごく現実的なことを言うけど、今の会社にいるのがいちばんいいと思う
よ。」
女「ふーん。」
男「ま、甘いこと言ってそそのかす輩が最近多いけどね。」
女「ふーん。」
なんか、女、自分で「仕事つまんない」とか話を振ったわりにはヤル気ねぇな。
男「ま、他人に自分をアピールするってことは多く経験した方がいいから、面接
だけでも受けたいなら受ければいいし、…(以下略)」
女「ふーん。」
男「べつに、ウソとか言う必要はないんだよ。背伸びもしなくていいし。ありの
ままの自分を伝えて、相手に良い印象を与えられれば…(以下略)」
女「ふーん、…眠くなっちゃった」
男「でもやっぱりさ、今いる場所でどのように周りに影響を与えて良くしていく
かを考える方が、全く新しいところに飛び込むのよりも労力が少ないと思う
けど。この前なんかさ…(以下略)」
女「ふーん。」
男「それでさ…(以下略)」
女「ふーん、…あのね、眠くなっちゃったから寝かせてくれない?」
男「あ、ごめんな。それじゃ、寝よう。」
これだけいろんなアドバイスをしてるのに、女が唯一述べた意見が「寝させろ」じゃ、男は立場ないですね。でも、私も朝からそんな説教じみた自慢話とか聞きたくないから、静かに寝させてほしかった。
ま、というわけで、男は完敗ってことで。
リ「ジャーン!!」
終点まで行って取り返してきたカバン
リ「ジャーン!!」
カバンの中に無事入っていた『知の編集工学』
リ「ジャジャーン!!」
駅ビルで買ってきた、新しい手袋
これに対して彼の反応は冷たく「そうか、よかったね」と言われただけだった。で、夫婦の対話はこれで終わるわけではなく、
彼「あのさ、12:30になったら肩揉んでくれない?」
リ「嫌です。今日こそは12時前に寝ます。」
彼「じゃあ、11:45から12:00まで。」
リ「それって、今じゃん。」
という、彼の利益/私の損失を生む方向に進んでいくのであった。なんだよ、こんなことなら話しかけるんじゃなかった、ふざけんなー、と悪態を吐きながら肩と背中を押し、今朝目覚めたときには野口英世を1枚握りしめていた。
で、今朝の電車の中。
隣の席に男と女が座っていて「仕事がつまらない」という内容の話をしているようだった。とりあえず朝の電車なんて皆寝ていて静かだから、イヤでも2人の会話が聞こえてきた。
男「そんなこと言ってもさ、どこの会社も同じようなものだと思うよ。」
女「ふーん。」
男「俺の会社はさ、俺の仕事は、ナントカカントカなことをやっててペチャクチャ
ペチャクチャなんだけどさ、それで…(以下略)」
女「ふーん。」
男「転職したいと思っているならさ、…(以下略)」
女「ふーん。」
男「もう、いろんなところで面接受けてるの?」
女「うーん、まだだけど。」
男「俺はすごく現実的なことを言うけど、今の会社にいるのがいちばんいいと思う
よ。」
女「ふーん。」
男「ま、甘いこと言ってそそのかす輩が最近多いけどね。」
女「ふーん。」
なんか、女、自分で「仕事つまんない」とか話を振ったわりにはヤル気ねぇな。
男「ま、他人に自分をアピールするってことは多く経験した方がいいから、面接
だけでも受けたいなら受ければいいし、…(以下略)」
女「ふーん。」
男「べつに、ウソとか言う必要はないんだよ。背伸びもしなくていいし。ありの
ままの自分を伝えて、相手に良い印象を与えられれば…(以下略)」
女「ふーん、…眠くなっちゃった」
男「でもやっぱりさ、今いる場所でどのように周りに影響を与えて良くしていく
かを考える方が、全く新しいところに飛び込むのよりも労力が少ないと思う
けど。この前なんかさ…(以下略)」
女「ふーん。」
男「それでさ…(以下略)」
女「ふーん、…あのね、眠くなっちゃったから寝かせてくれない?」
男「あ、ごめんな。それじゃ、寝よう。」
これだけいろんなアドバイスをしてるのに、女が唯一述べた意見が「寝させろ」じゃ、男は立場ないですね。でも、私も朝からそんな説教じみた自慢話とか聞きたくないから、静かに寝させてほしかった。
ま、というわけで、男は完敗ってことで。