リカコの、これは「ゴミのようなブログ」か「ブログのようなゴミ」か

今までの人生は挫折つづきでサボテンのぴょん太さんもベランダで干からびているけど、最近ようやく自分を肯定できてきてるかも…

太陽が輝く日はなんと美しいのだろう

2020-09-24 18:17:02 | 日記
映画の感想って、観る人の心境、年齢、過去の経験など、それから観たときの環境にも著しく左右されるものだな、っていうことは以前も書きましたが、自分にとってはいちばん遠い世界だなと思っていたこの映画にまさか完膚なきまでにうちのめされるとは思っていませんでした。

最初は、この映画はたぶん映画館の音響じゃなきゃ観る価値ないな…という程度の興味しかなかったんです。
大学でオケやってたわりにはパヴァロッティとか名前くらいしか知らなかったし(おい!)
あとー、まゆげ変だよな…とか。

映画はいきなりアマゾン川を上る船の中の映像から始まって、100年前にエンリコ・カルーソーが歌った劇場で歌いたい!と思い立ったパヴァロッティが原野にポツンと建っている劇場を「開けろ~」とドンドンたたいて開けさせて、スタッフにピアノを弾かせて、ステージに立って歌っちゃう、で、奥さんの「彼は思い立ったら止まらない人だ」というコメントが流れます。
うわーー、こういう人が周りにいたらめちゃめちゃ大変だわー。
そのあと、生い立ちと、小学校教師から歌手に転向するまでの話、デビューしてから世界的に有名になる話、結婚、子どもたちとの生活、基本的に公演のために世界中を駆け回っているから家族で過ごす時間は限られていて、プライベートは決していつも幸せだったとは言えないんだけど、でもその衝撃と痛みはぜひ実際に映画を観て味わってください。
でも、パヴァロッティの映画を作りますって言って、これだけの人たちがインタビューに応じるというのが、彼の人生がすばらしかったことの証なんだと思います。
そして、U2のボノが、晩年たたかれまくったパヴァロッティを擁護して言った「お前たちは音楽を全然わかってないな」というコメントがよかったです。人間パヴァロッティにぞっこん惚れ込んでるんだなってことが伝わってきました。
オーソレミオって、私の太陽って、まさにこの人のために有る言葉だな…と映画の最初から最後まで観てて思いました。
まさに太陽のような人。あの笑顔もそうだし。あたたかくて、愛にあふれていて、無条件で人を信じ、周りの皆を照らして笑顔にさせちゃう。
私は2週間前にこの映画を観て、それで今日が公開最終日だからってわざわざ仕事を休んでもう一度観に行って、今日はボロ泣きしてしまいました。なんなんだろう、この人の魅力。



「人間としての彼は、精神的にもろいところがあって、神経が細やかだった」という奥さんのコメントがあって、それはたぶんキャンセル王だったパヴァロッティのことをオブラートに包んで包んで表現したのだろうと思うのだけど、そのコメントが2週間前に私の心に強く刺さりました。それで、映画を観た次の日、私が今までの人生で心の奥底にずっとしまって、押さえつけて押さえつけて、なかったことにして忘れていたあの記憶がパンドラの箱みたいにぶわーっとあふれ出てきたんです。



で、仕事中に過呼吸ですよ。あと、ボロボロ泣いちゃって。



私、以前このブログに「自分はホルン吹きとはつきあったことはない」と書いておきながら、日をおいて「ホルン吹きの恋人がいました」と書いて、あとで気がついて矛盾しているなぁと心に引っかかっていたけれど直す精神力もなくて放っておいているんだけど、



すみません。つきあったことあります。
20年以上たって思い出してボロボロ泣いちゃうくらいのヘビーな恋でした。



パヴァロッティが、その人に重なっちゃって。
あの人も演奏会本番の前には、ちょっと気難しくなったりしてたなぁ。
私なんて、ヘッポコだから、もう間違えること前提でステージに上がってたけどね。で打ち上げで「もっと真面目に練習しろよ」って先輩に怒られるの。
パヴァロッティには、周りで精神的に支えてくれる家族とか付き人とかが何人もいたけれど、きっと20年前の彼(ホルン吹きの彼ね)も私にその役割を求めていたんだろうけど、当時21歳の私はそんなこと気づきもしなかったなぁ。それどころか、ずいぶん勝手に関係を終わらせたよね、私。
で、それ以来、一切連絡をとらないまま今日まで来てしまいました。
引きずったかなぁ、彼…。謝らなきゃなぁ…。ほんと、謝りたい。
でも、20年以上たって今さら謝ってどうなるってものでもないでしょ。またやりなおせるわけじゃないし。
向こうも私のことなんてお断りだろうし。
私のことあっさり忘れている可能性もあるし。
ということを1週間悩み続けました。

続きはまた日を改めて書きます。

イボ兄弟

2020-09-17 22:31:00 | 日記
太郎も次郎も私が産んでいるのでそんなことはないんですが(笑)、2人ともスイミングに通って、プールサイドの不衛生なタイルの上を歩いていてうつされてしまったようで、イボ兄弟になってしまいました。

太郎の方は内出血しているらしく、貫禄のある黒いイボ!

感染するそうです。
いじったあとは手洗いを!