リカコの、これは「ゴミのようなブログ」か「ブログのようなゴミ」か

今までの人生は挫折つづきでサボテンのぴょん太さんもベランダで干からびているけど、最近ようやく自分を肯定できてきてるかも…

妻のリカコです。

2007-03-24 12:44:01 | 日記
まさか、土曜日の朝こんなに早く、知り合いに出くわすなんて思わないじゃないか。

今朝6時38分に彼に起こされた。
私は6時54分の電車で通勤しているので、とんでもない朝寝坊だ。

彼は今日、同僚の結婚式に出席するために、6時54分の電車で東京に向かうことになっていた。私がいつまでたっても起きないので、もしかして今日は休みをとったのかなと勝手に想像して起こさないでいたけれど、さすがに少し心配になってちょっと声をかけてみたのが38分だったという。

彼「43分には家を出るけど」
リ「今準備するから待ってて」
彼「準備できんのかよ?!」


最近の私は昼も夜もギリギリの生活をしていて、昨日だって今朝方4時まで習い事の課題をゴソゴソやっていた。それで、2時間ちょっと寝るだけのためにパジャマに着替えるなんてメンドクサイ、と、服のまま寝ていたのだ。
髪をとかし、ちょっと顔を洗い、コートを着て5分で準備万端になった。化粧とかハミガキは会社に着いてからすればいい。普段職場でそういうことをしている女子社員がいて、私は彼女のことをかなり冷ややかな目で見ているのだが、習い事があるときは私だって女なんか捨てる。

それで、駅までダッシュだ。考えてみれば<寝不足><起床後5分>という悪条件をかかえながら走るのはかなりツライのだが、ここで夫とはぐれたら、乗換駅で起こしてくれる人がいないことになり、最近携帯電話のバイブでは全然起きられなくなっている私は必ずや終着駅まで行ってしまうだろう。

かくして、ヘロヘロMAXで駅の5番線ホームにたどりついたのだった。すでに両目は半開きの白目状態になっていて、電車に乗ったらそのまま座席に崩れこんで眠りこけるだろうと思われたその時。

「お~い!待ってくれ~!」

と後ろから長閑な声がして、振り向いた彼がたちまちギョームヨーの笑顔になった。
「おはようございます。」
「あれ?」
「あの…、嫁です。」
「なに、一緒に行くんだ?」
「いえ、コイツは土曜も仕事です。今、死んでるんでそっとしといてやってください。」

というわけで、彼の上司だか同僚だか後輩だかよく知りませんが、挨拶もせずに私は眠りこけましたね。それで、乗換駅に着いて、

「おーい、奥さん起きて起きて(笑)」

とか面白がって起こしてもらったけど、こっちは恥ずかしいとか思う余裕もなく。
「じゃ、行ってらっしゃいマセ」なんてペコリと挨拶して電車を降りてしまった。

今ごろ仙台で「コイツの嫁がさー、」なんて笑われてるんだろう。

会社帰りにスーパーでみつけたもの

2007-03-22 08:04:37 | 日記
うーん、これは名古屋っぽいのかなあ、と悩んでしまった。


せっかく先週末に名古屋に行ってきたのに、コンビニの菓子パンセレクションを拝見するのを忘れていた。名古屋でだけ妙に売れて他の地域ではサッパリ売れない「小倉マーガリンデニッシュ」やら何やらかんやら、名古屋限定の菓子パンがたくさん並んでいるというウワサだ。

思えば、今まで名古屋に4回行ったことがあるけど、名古屋らしさを満喫できたのは今回が初めてかもしれない。今回は現地添乗員(笑)ityちゃんがガイドしてくれて、味噌カツ、手羽先、シロノワールを食べてきた。

1回目はケンカしに行ったようなもので、見るものも見ず食べるものも食べずに帰ってきてしまい、2回目は愛地球博。3回目は不案内な彼と一緒に恥ずかしい観覧車に乗った。内心「名古屋はいいよ、もう」と思っていた。

今回は喫茶マウンテンが改装のため休業という憂き目を見たが、久しぶりに仲間と会ってなかなか楽しい週末が過ごせた。「三度目の正直」ではまだまだ足りないのだなということがわかった。

好きな人ができました

2007-03-17 23:59:18 | 日記
今日、手羽先を食べながらずっとその人のことを考えていて、そのあと本を読みながらさらにその人のことを考え続けていたら、ああ、自分はその人を好きなんだなということに気がついた。

べつに、その人とどうにかなっちゃいたいとか大それたことを考えているわけじゃないし、大恋愛なんか疲れちゃうから今さらしたくはないけれど、でも心の片隅でコッソリ好きでいるくらいなら自分にも彼にも負担はないからいいんじゃないのかな。

第一、その人とはほとんど接点がないし。悲しいことに。

生活のレベルを上げる

2007-03-13 19:04:20 | 日記
私と彼は共稼ぎで社宅住まいで子ナシだから、一般家庭よりずっと潤っていると思われるのだが、生活水準というのは相対評価ではなく絶対評価で見るものであるらしく、2人の生活は学生時代からあまり変わらず貧しいままだ。だから、2ヶ月に1度牛角に行くことがとんでもないゼータクだったりする。

で、土曜日の夜、私たちは牛角のカウンターで肉を焼いていた。その店には、店舗のど真ん中に18人座れる大きなカウンターがあり、そこに座ると周りの客の話が筒抜けなのでとても楽しい。とくに、外食したからといって特に話すこともないマンネリ夫婦にとっては、黙々と自分の肉を焼きながら他人の話を聞くのが楽しくてならない。あるときは「やっぱTOEICは700点以上取らなきゃダメだね」などと抜かしている有頂天サラリーマンを(ヘッ、700点ごときで自慢してんじゃねーよ)とせせら笑いながらタンをひっくり返し、またあるときは夫婦のコミュニケーション不足から焼きおにぎりを9つも注文してしまった一家5人(しかも3人の子どもは未就学児)がどういう配分で食べきるのかを横目で見守りながら冷麺をすすり、また、たいして会話もせずに男は肉を、女は魚介を、淡々と焼いては食っているカップルなどを見て(ああ、マンネリは自分たちだけじゃない)と安心しながら残ったネギのみじん切りをスプーンでまとめて片づけたりするのだ。

その夜、いつものように「ネギ豚タン塩」と「中落ちカルビ」で「ご飯(大)」をうめ~っとかっこんでいると、目の前に父親、息子(高校生)、娘(中学生)の3人組が座った。するとその親子の前に次から次へと大皿の色鮮やかな肉が並べられるのだ。目を見張ってしまった。
メニューを参照したところ、それが「国産牛特上カルビ」「厚切り牛タン塩」各4人前であることはもう疑いの余地なく、特上肉を食べることが当然であるかのごとく仏頂面して無言で貪るこの2人のガキどもと「いっぱい食べてね」などと猫なで声で語りかける父親を私はしばらく凝視してしまった。

いいのか?ガキにこんなゼータクさせて!!

彼「ゼータクって言ってもな、牛角じゃ高が知れてるけどな。」


うるさい。牛角で特上カルビすら頼めないお前が言うな!!

医者の言うことは本当だった。

2007-03-08 23:48:38 | 日記
半年くらい前から、べつに何を食べたわけでもないのにチクチクとお腹が痛むことが多くなった。半日もだましだましやっていればすぐ治ってしまっていたので「牛乳でお腹を冷やしたのかな」程度に思っていたら、ついに本震が来た。
最初に撃ち抜かれるようなズドーンという痛みが下腹部をつらぬき、キリキリキリキリキリキリキリキリキリキリキリキリキリキリキリキリキリキリキリキリと2日間痛み続けたのだ。
どす黒い血と、膿みたいなものも出てきた。

なななななんだなんだこれは?!?@%#$&

と、パニックに陥って、この前子宮がん検診をした病院に転がり込んだ。
先生に「うーん…。子宮内膜症かもしれないから、中を見てみましょう」と言われ、ズボッ。

「子宮の中も見るからね、ちょっと痛いよ」

と言うが早いか、なんか細長いものがののののの…、ののののののの…とさらに奥に差し込まれた。ズドーン!の腹痛に比べればこんなもの屁でもないが、それでも未踏の領域を検査具がこじ開けこじ開け入っていくというのはやっぱり気持ちのいい感覚ではない。

「あなたの内膜はとってもきれいですよ。モニター見える?これが子宮の中ね。」
「で、ここに見えるのが卵巣。右のね。」ぐりぐりっ。
「それで、こっちが」ぐりぐりぐりっ。「左の卵巣。あ、今月は左から排卵してますよ。」

「え?そんなことがわかるんですか?」

「わかりますよ。ほら、ここに映ってるのが卵巣で」ぐりぐりっ。

「うーん、でも影みたいで全然わかりません。」
あの白黒モニターを見てすべてを理解できるなんて、産婦人科医っちゅーのは、目から赤外線でも出ているのか、さもなくばマトリックスのモーフィアス一味に属しているに違いない…と、仰向けのカエルポーズをとりながら私は思っていた。

……。

「これは普通の「排卵痛」ですね。心配することないです。」

「フツー、なんですか?」

「あと2日くらい経ってもまだ痛かったり、出血が続くようだったら、また来なさい。」

その他、検査器具を入れて子宮の中が傷ついているので、今日は激しい運動をしないように、それから長風呂をしないようにと言われた。

なんか釈然としない。だって、中学生の頃から毎月排卵していたはずなのに、なぜ今さら痛み出さなければならないのだ ――。

夜になって、ジョギング(←激しい運動)をしながら「ああ、そういえばちょうど半年前にジョギングを始めたのだな」と気がついた。毎日ちょっとずつ走るようにしたら、代謝もよくなったし体のコリも取れたような気がする。手足が冷えなくなったし、快眠快便、ご飯も美味しい。運動を始めることで、自分の体のコンディションを敏感に察知できるようになったのではないか。今までが鈍感すぎたのだ。ちょっとした体の異変とかシグナルとかが今まで「にぶにぶ物質」に阻まれて脳まで届かなかったけれど、今は神経系が目覚めている。つまり自分は健康になったのだ、やるじゃん私!

…と、すばらしく爽快なことを考えているときに、第二波がやってきたのだ。

ズドーン!
5キロ走るうちの2キロ地点、つまり、家からいちばん遠いところで悶絶するハメになった。汗をかいているので、なるべく早く家に戻りたい、でも走れないし歩けない、汗が冷えてきて寒い。
とぼとぼ歩いてうずくまり、またとぼとぼあるいて塀に寄りかかり…を繰り返してやっとのことで家に戻り、お風呂に飛び込んだ。生理痛的な痛みなら温めればいい、でも痛みはなかなか引かないし、ひどく気持ちが悪くなってきて湯船から立ち上がれなくなってしまった(←長風呂)。

あぁごめんなさい。先生の言うことを守らなかったからバチがあたりました…。
体が敏感になると、なかなかどうしてつらいことが多くなってしまうらしい。

Google Mapの限界

2007-03-06 23:37:45 | 日記
上司が県外に出張することになり「お土産を持って行きたい」と言うので、地元の銘菓を用意することにした。
今まで何度か同僚が買ってきてくれて、その味に感動した洋菓子店があり、もう私の独断と偏見でここの焼き菓子詰め合わせを購入することにした、うひひ。(もはや、目的は別のところにあるのです…)

インターネットの地図で場所を確認して、かったるい職場をなるべく長ーいあいだ離れるために、歩いて出かけることにした。表通りに出てから1キロくらい、楽勝だ。ついでに、上司の書籍購入費も振り込んでくることにした。

しかし、道のりを半分ほど歩いて、今まで自分が踏み入ったことのない領域に入ると、そこは上り坂。地図や航空写真ではわからないけれど、ケーキ屋までの道は険しく、果て遠かった…。

よく考えてみたら自分はお土産代と書籍代を立て替えるのであり、これは領収証と一緒に経理に申請すると「給料日に振り込んでもらえる」のである。
もうちょっとよく考えてみたら、今の自分にはキャッシュカードがない(まだ銀行に行っていない…)のだから、口座に振り込んでもらったところで私の手持ちの金は減るばかり。これって、自分の首を絞めながら貯金してるようなものじゃないか。嗚呼、遠のく名古屋…!

坂道をせっせと歩いて自分のケーキは買えず、貧乏になり、やせ細る気分だ。
何これ、禁治産ダイエット?

保険は捨てるもの?

2007-03-02 19:22:19 | 日記
市民子宮がん検診に行ってきた。
集団検診にいけるほど準備のよい人間ではないので、社宅の人たちが「お産ならここ」と薦める近くの総合病院に今年も行って、半日待たされてきた。ちくしょう。

去年は待ち時間に『博士の愛した数式』を読み終えてしまったので、今年は東野圭吾の『手紙』を持っていった。

「お産なら…」というわりにはお腹のふくれた人が誰もいなく、50代60代と思しき人ばかりが待っていた。『プレママ』とか『たまごクラブ』みたいな雑誌も全然置いていない。ああ、きっと世の中は思った以上に少子化が進んでるんだろうなぁと思った。

だいたい、朝7:45に受け付けといて11:00まで待たせる病院は人道的ではないと思うので、ここにヒボー(誹謗)を書いちゃう。
こんな張り紙があった。↓


当院でお産を希望される方は、
分娩予約金20万円を妊娠30週
(8ヶ月)までにご納金下さい。
それまでに納金いただいていない場合、
当院での定期妊婦健診および分娩を
お断りする場合がございます。
なお、期日までに納金されていない
方には、声をかけさせていただくことが
ございます。ご了承下さい。



これって、なんていうかその、医療業界というか産婦人科業界というかベビー業界みたいなところではトーゼンのようにまかり通っている常識なんだろうか。
子どもを産んで育てるのは確かにものすごくお金のかかることだから、生まれる2~3ヶ月前でも一括で50万くらいポンッと払える心構えと経済力は必要だと思う。でも、払わなきゃ定期健診も拒否するぞって書いて貼っちゃうのは、読む側としては「え?何ここのビョーイン!?何様のつもりなわけ?!」みたいに思ってしまうんだよね。少なくとも私はそう思う。

それに、もし私が20万納めたとして、たまたま友達と名古屋に遊びに行ってるときに産気づいちゃったりして、あっちのオギャアだかダギャアだか言ってる病院で急きょ産み落としてしまったとしたら、こっちの病院に払った予約金は返ってくるのだろうか。ま、臨月に遊び歩かなくても、例えばお産の途中に容態が急変して健康保険適用になっちゃったり、そこの病院では手に負えなくてどこか遠くの大学病院なんかに搬送されちゃったりするかもしれない。そういう場合でもこの予約金は返ってくるのだろうか。それとも、あくまでこれは大学の入学金みたいに「すべり止めのために、捨てたつもりで」払うものであって、訴訟でも起こさない限り戻ってこないお金なのだろうか。

半日ムダに待たされているのだから、もう少し愉快なことを考えていたかったナ。東野圭吾じゃなくて椎名誠の本でも持って行けばよかった。