リカコの、これは「ゴミのようなブログ」か「ブログのようなゴミ」か

今までの人生は挫折つづきでサボテンのぴょん太さんもベランダで干からびているけど、最近ようやく自分を肯定できてきてるかも…

シリーズ『転勤』~その2 転勤先と社宅の距離~

2006-08-31 17:47:30 | 日記
転勤先の工場は何年か前に彼の会社が外資系企業から買い取ったものだそうだ。
その外資系企業には「社宅」という観念がなかったらしく、社員は皆普通に賃貸契約を結んで住宅手当てをもらっていたそうだ。

だから工場の近くには社宅がない。

今までのように徒歩圏に住んで毎朝8:25まで寝ていたいなどという甘い幻想を抱かずに、電車乗ってバス乗って通勤して下さい、以上!


それで議論は終わったつもりだったが、敵は思った以上に通勤時間短縮に執着していた。
今よりも少しでも近いところに社宅があれば是非そこに引っ越したいというのだ。
転勤先のA市をとりまくT市、Y市、E市、F市にも社宅があるはずだから、もしそこに空きがあれば絶対に引っ越すと言うのだ。

ふーん。

私は今片道1時間かけて通勤しているし、中学生の頃からずっと電車通学・通勤してきたのでここでひとつ持論を打たせてもらうけど、通勤は、公共の乗り物に乗るという行為そのものがストレスなのであって、時間がかかればかかるほどストレスがもっともっとたまっていくかというと、案外そうでもない。むしろ、30分とか1時間とかある程度まとまった時間をひとつの場所で過ごせるので、本や雑誌を読んだりDVDを見たりゲームができたりとなかなか有意義に過ごせる。第一、家で「目指せテトリス20万点!」とかピコピコやっていたら、「そんなことより家の掃除しろよ」って言われるじゃないか。例えそれがTOEICの勉強だったとしても「そんなコトばかりしてないでご飯作ってよ」って言われるじゃないか、私は主婦だから!
だから、誰にも邪魔されない自分の時間を持てて、ときどき「キミは毎日遠くまで大変だね」とねぎらってもらえる通勤は、私にとっては欠かせない時間だったりする。

だから、時間短縮ではなくて「座れる路線」という視点から住む場所を選んだ方が利口だと思う。
今の最寄り駅は始発駅だ。どこへ通勤するにしても理想的な社宅だと私は思うんだけど。

シリーズ『転勤』~その1 子ナシ夫婦の受難~

2006-08-30 23:46:18 | 日記
突然こんなことを言うのもなんだが、夫の転勤に伴い引越しすることになりそうだ。 転勤先は40kmほど離れた工場だ。なに、全然引っ越す必要ないじゃん、通えよ。と私は内心思っているのだけど、今までの人生で徒歩と自転車でしか通勤通学したことのない彼にとっては、電車2本とバスを乗り継いで片道1時間…という経路は死ぬほど遠いらしい。

そもそも転勤の話は1年くらい前からあった。今の工場の建物の一部が老朽化していて取り壊すような話があり、その際には周辺の工場に部署ごとに引越するらしいというウワサがあり、話はなかなか具体化せず延び延びになっていて「多分来年の4月だろう」というテキトーこいた憶測や「あれはやっぱりなかったことに」説まで飛び交っていたのに、週が明けていきなり10月1日に決まったそうだ。

突然すぎるよ。

で、問題はどこに住むかだが、今まで修繕費がどうだ敷金返還するしないだで大家や不動産屋と散々もめてきた経験上、年齢制限ギリギリまで安い社宅に住んでお金を貯めようということに決めている。

2年前、今の社宅に入ったときには

 ・彼は本社の人間で、子会社の工場に出向していた
 ・結婚した
 ・この辺の社宅はいい物件が有り余っていた

というわけで優遇してもらえて3DKに入れた。でも今回は子ナシ夫婦には2Kしか紹介しませんから、と言われたそうだ。

「私が妊娠7ヶ月ってことにして、どうにかして今と同じ広さを確保できないの?」

「で、キミは引っ越したとたんに流産するわけだ」

「そりゃもちろん。1週間毎日焼肉に連れてってくれれば、妊娠7ヶ月の腹くらいいくらでも捏造できますよ。」

「あのさ、そういうタチの悪いウソをつくなんて、人間として許されないよ。」

ま、そりゃそうだ。社宅ってコワイところらしいから、なるべく波風を立てずにコッソリ入ってコッソリ出ていきたい。

それで、今ある家具をどうしようかという話になったのだが、これがこれが…。私としては、親にうるさく言われてしようがないから結納金で買った嫁入り道具のタンスめちゃくちゃ要らねえって思ってるのだけど、彼はソファを捨てると言う。だって、あのソファは知り合いからタダで譲ってもらったやつなんだけど、バブル全盛期のときに高級マンションのモデルルームに飾られていたメッチャ豪勢な造りのヤツで(古いけど)、その辺のニトリで売ってるような寄りかかるとすぐズリリッと動いてくヘボソファなんかとは全然違うんだから。それを捨ててあの安っちいタンス持ってくだなんて、アンタどこに目ェついてんの??あれを捨てるんだったら私はここに残るからアナタひとりどこへでも単身赴任してちょうだい!みたいなバトルになってしまった。たかが40km向こうで単身赴任なんかしてたら笑われるケド。

だから私は嫁入り道具なんて要らないって言ったのに。親の見栄って迷惑だ。

結婚記念日のあの日、

2006-08-29 23:58:19 | 日記
結婚2周年だというのに、2年連続2人揃ってすっかり忘れていた。
彼は残業で日付が変わるまで帰ってこなかったし、私は青汁バナナ牛乳を飲みたい一心でカビたジューサーをバラしてハイターに浸けていた。ゴムパッキンをまるっきり見当違いの部位に組み付けてしまったらしく、試運転してみたらゴムが焼けて溶けて部屋中がブリヂストン那須塩原工場大火災のような煙と臭いに包まれた。今までにも知ったような顔をしてラジオやアイロンなどを解体して元に戻せなくなって御釈迦…にしたことが何回かあったので、今度も神妙な顔をして謝ろうと彼の帰りを待つことにしたけれど、10時頃力尽きて寝てしまった。そういえば前の晩は1時間しか寝ていなかった。

思い出したのは翌日の夜11時45分だった。彼は残業で日付が変わるまで帰って来なさそうだったので、メールを書いておいた。「週末は牛角行こうな」って返事が来た。

ジャンルをおしえて。

2006-08-28 23:26:20 | 日記
遅ればせながら『今日の猫村さん』にハマり、電車待ちの数分間を書店で立ち読みしながら過ごすようになった。
数分間だから、ほんの数ページめくるだけの良心的な立ち読みで、タイミングよく電車に乗れる日は立ち寄らないのでほとんど読み進められない。
マンガを読まないとされている堅物リカコのささやかなひそやかな楽しみだった。

ところが。


あの本屋、猫村さんの平積みをやめやがったのだ。
今まではエスカレーターを降りてすぐ左側の、『鉛筆で書く奥の細道』や『いわゆるA級戦犯』や『ゴーン家の家訓』なんかがひしめいている超売れ筋本コーナーに積まれていて、非常に目につき易く、手に取り易く、少年老い易く何とやらで、短い待ち時間をフルに立ち読みに費やすことができた。それなのに。

改めて考えてみたのだが、そもそも『今日の猫村さん』とはどのジャンルに分類される書籍なのだろうか?マンガコーナーをざっと見渡してみたが見つからず、エッセイでもないらしい。自己啓発書でもないし、ビジネス書でもない。小説でもない。趣味でもないし、実用でもないし、参考書、資格試験、医学、スピリチュアル、NHKテキストでもないし、文庫でも新書でもない。ほんの数分しか本屋にいないと決めているけれど、気分は根無し草で迷子で難民だ。

離れていても。

2006-08-24 23:12:54 | 日記
セロリの入ったスープと、ゴーヤチャンプルーを作りましょう

と唐突に思い、仕事帰りに駅前のスーパーで野菜をしこたま買い込んで、1時間電車に乗って帰った。換気扇をガンガンに回して湯を沸かし、だしをとって、たまねぎを放り込み、セロリを刻んでいたところで彼が帰ってきた。

出迎えようと玄関に行くと、まるで鏡のようにセロリを持った2人が向かい合ってしまった!


彼も「今日は早く帰ってセロリのスープとゴーヤチャンプルーを食べよう」と思い、会社の近くのスーパーで買ってきたらしい。
何から何まで同じ物を買っていた。
気が合うのか、それともレパートリーが少なすぎるのか…。


スープとゴーヤ、しばらく食べ続けることになります。

災害時は歩いておいで

2006-08-23 23:44:39 | 日記
災害時の連絡用に部署で連絡網を作りましょう、ということになった。
で、書けといわれたのが

・電話(自宅)
・電話(携帯)
・住所
・通勤手段と所要時間
・職場まで歩いた場合の所要時間
・家族構成

何でこんなことまで…と思うじゃないか。10人に満たない部署なんだから、誰がどこに住んでいるかとか結婚してるかなんてだいたいわかりそうなものだし、こんな詳細な個人情報が電話の脇に貼られて、毎晩上司が歯を磨きながら「あらら○○ちゃんはまだ独身かぁ」なんて眺めるのかと想像したらウンザリしてきた。

災害時に歩いて職場に来いと言われそうなのも、遠くから通う身としてはとてつもなくイヤだ。

でも、仕方がないので言われたとおり書いて提出した。職場まで歩いたことはなかったけれど、地図を見て想像で書いておいた。


で、数日後。出来上がった連絡網を見て、目を疑いたくなった。

 通勤手段:電車、所要時間:1時間
 歩いた場合:3時間

なのだそうだ。だいたい、電車で1時間かかったら最低でも50kmは離れている。
そこを3時間でどんな速さで歩けというのか。

この連絡網をつくったH君に聞いてみると
「普段の所要時間の3倍くらいを目安にしろって部長に言われたんスよ。実際の災害時にはその倍かかるみたいですけどね。ま、目安ってコトで。」

って、どういう目安だよ。
フルマラソンよりも速いスピードが目安って、すごすぎるよウチの部署!


要するに情報のほとんどは役に立たないってことで…。

上司がくれたモノ

2006-08-22 22:16:15 | 日記
その紙袋は、たしか先週の半ばごろから上司のデスクの脇に置いてあった。

差し入れをもらうと、たいていは「皆でわけなさい」「ちょっとこれ、切り分けてくれる?」などと言いながらそばにいる誰かに渡してしまうのだが、それが大好きなチョコレートだった場合、上司は何も言わずにデスクの引き出しにしまい、ひとりでこっそり味わっている。

この紙袋はいずれのパターンも踏まずに長らくそこに放置されていたので、多分食べ物ではないのだろうと私は思っていた。

今日、呼ばれたので行ってみると
「これ、何だかわからないんだけど、あなたにあげますよ」
だって。
皆の手前、「ありがとうございます、皆でいただきます」と押し頂いたが、上司は
「分けられるならそれでいいけど…、いいよ、持って帰りなさいよ」
と言い、小指で耳の穴をかっぽじりながら向こうに行ってしまった。

戸惑うじゃないか。

もらった袋と包装紙には「セントラルフーズ」と書いてあって、おそらく食品の輸入販売会社なのだろうけれど、振ってみたところ洋酒ではないようだった。バリリと破くと濃紺の上質紙でできた箱が出てきた。セロテープをはがすためにひっくり返してみると、
「!!」
金文字で「要冷蔵」と書いてあるじゃないか。これはまさか…

次の瞬間、私は箱の中身をつかみ給湯室の冷蔵庫めがけてダッシュしていた。


ハム!!

これ1個だけ化粧箱に入れて贈るくらいだから、結構高いものなのだろう。
ああ、なんてもったいない!ギフトハムは彼の大好物なのに!

しかし、食い意地の張りすぎている私はハムを持って帰ってしまった。
周到に毒見をして安全性を確かめようと思う。というか、私ひとりで全部食べる。
だって、またお腹でもこわして会社休まれたらたまらない。

しかし、包装紙の外に大きく要冷蔵!と書いておいてもらいたいものだ、セントラルフーズよ。

夏休み終了!

2006-08-21 22:04:49 | 日記
彼の9連休が終わった。最終日の昨日は、朝、目が覚めて開口一番サザエさんを歌い出すくらいブルーだったようだ。

昼ごろ、彼からメールが届いた。
「具合が悪いから、有休取った」
ちょっと君サ、1週間以上も休んでいたくせに、それはあまりにもバレバレな理由じゃないか。

仕事が終わって家に帰ると、彼はパイレーツオブカリビアンのDVDを観ていた。あーあ、やっぱり!
「どうしたの?」
「お腹が痛かった」
「どうしてお腹が痛くなったの?」
「桃が腐ってた」
「桃?そんなわけないじゃない」
いただいたばかりの桃だ。全然傷んでなかったのは、皮をむいた私が保証する。
「吐いたの?」
「べつに…」
「じゃ、どんなふうに痛かったの?」
「…会社行きたくなかった。」


ウソはついてないのだと思う。お腹が痛かったのは本当だろうと思う。
登校拒否の症状が出てしまうほど仕事が嫌いなんて、かわいそうだ。私が今の2倍くらい稼いでいれば「いいのよ、1人くらい食わせてやれるから」と言えるのに。
今はいいけど、今後子どもが生まれて私が仕事を休んで…なんてことになったら、彼に2倍3倍の重圧がかかる。大丈夫か、彼??

私、仕事はずっと辞められないなー…と思った。

彼の夏休み

2006-08-17 23:56:41 | 日記
銀河英雄伝説のDVDを全部観るのだそうだ。
もちろん、28巻110話を1週間ちょっとの夏休みに見切れるものではないので、会社から帰ってきてちょこちょこ少しずつ観ているのだが、8月1日から見始め今日現在13巻45話くらいまできたらしい。ものすごい忍耐力だ。
TSUTAYA DISCASだけでははやる気持ちを抑えきれないらしく、バーチャルTSUTAYAとリアルTSUTAYAをフル活用して毎日見られるように調整しているらしい。

私は、「舞台が宇宙」というだけでもうSFはダメだと投げてしまったのだが、ところどころ一緒に夕飯を食べながら見ていると、なんだかとっても面白そうなのでチクショウと思っている。SFよりも歴史や人間模様に重点が置かれていて、最初から一緒に見ていれば私も相当ハマって現実世界に戻って来れなくなった挙句に夏休みの自由研究課題にしてしまったのではないかと思われる。

でも、彼は冷たい。
「キミはバカだから理解できないよ」
だって。
たしかに、スターウォーズのアナキンが将来ルークスカイウォーカーになるのだと固く信じてエピソード3まで見ていたくらいの大バカだから、悔しいけれど反論できない。

また、私が一緒に観ていると、
「今のはスネ夫だよね」
とか、
「あ、ディランだ」
とか
「シティハンターの人じゃない?」
とか
「次元じゃん!!」
とか
「なぜベト9?」(ベートーベンの交響曲第9番)
「これってドボコンじゃん。」(ドヴォルザークのチェロ協奏曲)
「すげぇ、マジンガー。」(ワーグナー、ニュルンベルクのマイスタージンガー)

とか、いちいち口を挟むので「うるさい、あっち行け」と言われる。私にとっては声優とか音楽もすごく楽しいのに。

(もちろんそういう方面での楽しみ方もできるのだ。↓)

      Wikipedia 銀河英雄伝説


とにかく、ウチの夏は熱い。

姑の本音 嫁の本音

2006-08-16 23:08:26 | 日記
9連休…なんて大型の夏休みをもらえるご身分ではないため、私は夫を実家に置いてさっさと家に戻ってきた。
今日、TSUTAYA DISCASから届いた銀河英雄伝説7・8を見るために夫が2日遅れで帰ってきた。保冷剤めっちゃ沢山携えて、向こう2~3日分の夕飯のおかずをもらってきた。やった!

今回はこんなお言葉もいただいてきたそうだ。
「あのコはあんなにお菓子ばかり食べて、糖尿病になるんじゃないの??」

なんでそんなコトを私が言われなければならないのか。「リカちゃんのためにお菓子たくさん買っといたよ、アイスもあるからね。」とエサを散らばしておくのはそっちじゃないか。それで、滞在中に食べきれなかった分は全部持って帰らせるじゃないか。
…と一瞬、反論したくなったが、義母が言いたいのはそのことではないのだとすぐ思い当たった。

寿司と焼肉のバイキングに行ったのだ。食べ放題のお店に行くと私は必ず「デザート全種類食い」というパフォーマンスをすることにしている。しかし、焼肉を食べてしまったらパフォーマンスができなくなるおそれがあるため、急遽デザートを先に持ってくることにしたのだ。

初っ端からのケーキ10個食いは義母にとっては少々ショックが大きかったかもしれないが、そのあと普通にサラダで口直しをして、焼肉に参戦したじゃないか(寿司には興味を示さなかったけど)。最終的には肉も寿司も少しずつ残ったけれど、それは私が主食をないがしろにしてデザートを食べたからではない。皆がそれぞれ食べたい物を食べたいだけ取ってくるシステムの店で、全員分の肉と寿司を山盛りにして持ち帰ってくるという父親の行為がそもそも間違っているのだと私は言いたい。

それでも、糖尿病を心配されて今後はお菓子やアイスを食え食え言われなくて済むと思えば、あのおバカなパフォーマンスにも意味があったのだと思う。バンザイ。

ヨーグルトって本当に便秘に効くのだろうか。

2006-08-13 23:09:05 | 日記
「アンタはお腹が頑丈だから、ヨーグルトを毎日食べなさい」という母の言葉を胸に四半世紀近く食べ続けているけれど、イマイチ効いているという実感がわかない。

って私の食べる量は普通じゃない、言っとくけど。職場でのお昼にブルガリアヨーグルトの500gと果物の缶詰を買ってきて豪快に混ぜて完食。ダメ押しに飲むヨーグルト。カスピ海ヨーグルトなんかも育てて食べてみたが、明らかにこれはヨーグルトじゃなくて大腸菌なんじゃないの?というヤバイ臭いがする状態になったブツを食べてみても、私の胃腸はウンともスンとも言わなかった。世の中には1日100g食べただけでお腹こわしちゃってもうダメ…なんて効果を実感している人がいるみたいだけど(夫と彼の実家がそうだ)、なんて幸せなんだろうと思う。

こんなに食べてはいるが、私はヨーグルトというものが好きではない。なんか酸っぱくて、オリゴのおかげは中途半端な甘さでオエッて感じだし、砂糖入れるのもはちみつ入れるのもフルーツ入れるのもきな粉入れるのもコーンフレークにかけるのも、どんな食べ方ももうマンネリで、こんなゲロみたいなもん食えっか!!と思いながらも仕方なく食べ続けている。

夫の実家では痛風予防にヨーグルトを毎朝1さじ食べているそうで、「リカちゃんも食べる?」と聞かれ「ハイ」と答えて食べて見せたのが運の尽きだった。結婚してから2年、実家に帰る度に「リカちゃんの大好きなヨーグルト買っといたけんね」と言われ、たった2泊の帰省なのにデカいブルガリアが3つも4つも冷蔵庫に鎮座している。スプーン1ぱいで充分とか言っているこの家庭がこんなに大量のヨーグルトを買って、食べきるのに一体いつまでかかるのだろうか…。そう思うとこのヨーグルトを食べきって見せるのは嫁としての私の義務ではないか!と思って、ついガッツリ食ってしまうのであった。

かくして、「リカちゃんはヨーグルトなしでは生きていけないんだねぇ」と完全に誤った認識を夫の親に与えてしまっている。ヨーグルトなんて本当は大嫌いなのに。本当に本当にオエップなのに!!

要らないぼっかけ

2006-08-12 23:07:48 | 日記
先日、神戸の「ぼっかけ」という食べ物を知った。
牛スジとこんにゃくを煮込んだもので、お好み焼きにかけて食べるものらしい。
私がもらったのはボンカレーのような袋に入った保存食ぼっかけで、お皿にあけてレンジで温めたらまことによい匂いが辺りに充満し、ビールを飲んでいた彼に瞬速で食い尽くされた。
私はレトルトの袋の口をチュッと吸って味わっただけだが、それだけでご飯1杯いけそうだった。

そして今日、ラーメンでも食べようかと駅ビルに寄ってみたら、あるじゃないですかぼっかけ!!これ見よがしに大鍋に入って屋台のカウンターにドーンと置いてあった。でも、このぼっかけを売ってくれるんじゃないんだな。焼きそばとかオムそばとかオムそばメシとかをぼっかけを散らして作ってくれるのだ。

思わず食券を買って並んでしまった。しかし、鉄板の前にドンと居座って焼きそばをかき混ぜているババァが、後ろで麺や皿やタマゴを準備している下働きのお兄ちゃんを怒鳴り散らしてるのを順番がくるまでずっと聞かされて、なんだかヒジョーに不愉快な思いで胸がいっぱいになった。後ろにいるお兄ちゃんとは相性が悪いけれど、テーブルの片づけシフトのお兄ちゃん2とは仲が良いようで、「おばちゃん、今日は花火やると思う?」なんて声をかけられて「こんな雷じゃ中止でしょ~、ゲヘゲヘ」なんて手を止めて薄気味悪い笑い声を上げていた。

言っとくけど、ババァ、唾とばすんじゃねーぞ。

どうして自分がこんなに不機嫌になってしまうのか…とずっと考えていたが、やはり原因はぼっかけにあった。
この店、鉄板が小さいのだ。一度に2人前分を作るほどの大きさしかない。鉄板がちいさいのは、そう、カウンターに大鍋のぼっかけが置いてあるからだ。この大鍋がなくなればもう1枚鉄板を置いてもう1人おばちゃんを置いて2倍のスピードでオムそばを作れるはずだ。

ぼっかけ、ひっこめ。

虐げられているお兄ちゃんがとびきりの笑顔でオムそば並盛を私に手渡してくれ、一瞬だけ心が和んだが、すぐに気を取り直してマヨネーズとソースを鬼のようにかけてその場を立ち去った。

いつだって絶不調

2006-08-10 19:01:31 | 日記
おととい昨日とリゾート地で遊んできたので、今日はやたらめったら世界に向かって毒づきたい気分で働いている。

2日間で机の上にドーンと積まれた仕事を横目に、上司の部屋のゴミ箱から古新聞の束を拾ってきて「簡単料理レシピ」を切り抜いた。
ついでにぱらぱらと広げていたら、「基礎体温を測れ」と便利グッズを紹介している記事があった。
曰く、女性の体は、1ヶ月サイクルの中で代謝が良くなったり悪くなったりして、代謝が良いときをねらってダイエットすれば効果が出やすい。
で、いつ代謝が良いのかは、基礎体温を測っていれば把握できるんだって。


ふーん、今はそういうエサ撒いて体温計売るんだ…。

で、何ヶ月分かの体温が保存できてグラフを表示できるような大きいディスプレイのついた体温計やら、パソコンに接続してデータを取り込めるソフトだとか、いろいろ紹介されていたけれど、そんなものが売られてるなんてコトずっと前から知ってたもんね。今更「ダイエット効果」を謳ってこんな特集やってるのは、売れてないんだろうなぁ取り込みソフト。

で、勝手に命名「基礎体温ダイエット」のカラクリを以下にご紹介。
基本的に体のサイクルは低温期と高温期の繰り返しだけど、この
 1.低温期
 2.排卵日に体温急上昇
 3.高温期
 4.生理が始まる日、ストンと低温期に戻る

のサイクルをこのダイエット法では4つの時期に分けていて、
(というか上のまんまだけど)
 1.卵胞期(生理が終わってから排卵までの7日くらい)
 2.排卵期(排卵日の前後あわせて5日くらい)
 3.黄体期(黄体ホルモンが出て体温が上がる12日~2週間)
 4.月経期(生理5日間くらい)

このうち、1と2が好調な時期でダイエットに適しているそうな。

心身の状態の特徴として、
1.運動に最適、代謝がよくてダイエット効果が出やすい
  気力充実、髪や肌にツヤが出る

2.妊娠しやすい、肌が最も安定して美しい

3.精神的に不安定になり、体がむくんで体重増加
  紫外線に敏感になってシミができやすい
  体がエネルギーをため込もうとするので、甘いものを食べたくなる。
  肌が油っぽくなり、吹き出物が出る

4.免疫力低下、代謝が悪くなる、吹き出物が増えて肌がくすむ


だそうだ。
要するに、女性の体の場合、28日周期のうち体調の良いのが12日だけ。半分以上がダメダメな日なのだ。

うーん…。労働意欲が一気に失せたなぁ。(ってそんなもの最初から持ち合わせていないが)

しかも、貴重な好調期にダイエットしなさいなんて言われたら、1ヶ月ずっと苦しい思いをし続けることになる。うわぁ…。受難の生き物、メス。


電子体温計は30分放っておくとスイッチが切れてしまう。だから二度寝屋さんの私には不向きだった。そんなわけで安っちい水銀計で測っていたら、ある朝ムカつく女と取っ組み合い噛みつき合いのケンカをする夢を見てしまい、バリーンッと凄い音がして目が覚めた。口の中、ガラスの破片と水銀だらけ。

基礎体温ごときに命懸けちゃイカン…と、それ以降は測定をやめた。

ホルン吹きに会った。

2006-08-09 23:52:28 | 日記
私は中学・高校で吹奏楽をやって、大学ではオーケストラに所属していたホルン吹きだ。
オーケストラ(以下、オケ)での活動がいちばん楽しかったかもしれないけれど、基本的に団体行動が苦手な流浪人なので、全体練習よりもパート練習よりも、個人練習がいちばん好きだった。

大学オケでは、近くに住んでいるプロ奏者の河野先生に時々パート練習を見ていただいた。
その河野先生が言うには、
「ホルン吹きには、ハゲかデブかヒゲしかいない」
らしい。

ちなみにそれは河野先生の自虐ネタでもあって、河野先生は1.の条件に当てはまっている。

ま、でもへっぽこホルン吹きの私にとっては
(ホルンが上手く吹ける)+(それで食ってる)=(神)
として崇拝の対象となっているので、ハゲだろうがデブだろうが全然カンケーない。ヒゲは最初から大歓迎だし。
私のゲテモノ好きはここから来てるんだろうな、きっと。


で、今日出会ったホルン吹きは、2.の条件に当てはまる人だった。

ずーっと昔、私のことを好きだと言ってくれたホルン吹きのおじさん(この人も2.)に雰囲気が似ていて、話していると22歳の頃に戻ったようで誠に気持ちがよかった。

ここからは私の印象だけでものを言うけれど、ホルン吹きというのはオケやブラスバンドの中心的な存在で(部長とかやっていて)、大らかで、大酒飲みで、豪快で、ついでに後輩食いしちゃう人が多いのではなかろうか。

私は同業者(ホルン吹き)とつき合ったことはないし、そもそも音楽やってる人と恋愛関係をもったことがないけれど、同じ趣味を持った恋人ってどうなのかしら。先輩の言うことを真摯に受け入れられない流浪人の私は「キミの奏法は…」とか言われたら「うるせぇ」って別れちゃうのかな。

ちなみに、今日のホルン吹きはホルンパートの後輩と結婚したそうで、昔私を好きだと言ってくれたホルン吹きのおじさんも奥さんお嬢さんがホルン吹いているらしい。この人も後輩食いだろうな。

って、当時すでに奥さんお嬢さんがいて私を口説いてる時点で大らか過ぎるよ。