リカコの、これは「ゴミのようなブログ」か「ブログのようなゴミ」か

今までの人生は挫折つづきでサボテンのぴょん太さんもベランダで干からびているけど、最近ようやく自分を肯定できてきてるかも…

思い出したこと。感じたこと。

2008-12-31 19:09:24 | 日記
思い出したこと。
火星と木星が接近していて、今夜は三日月だから、夜空にニコニコマークが見えます ―― なんて今月の始めに言ってたなぁと思い出した。昨日しつこく思い出せとケーサツのおじちゃんに言われたからそんなこともついでに思い出した。
片目でもこんなにかわいく見えるのなら、見たかったなぁ。

感じたこと。
寒いので、カレに借りたタイツをはいている。やだ、これ前に穴が開いてるやん!って面白がってはいてみたら、婦人用ズボン下とちがってお尻よりお腹の方がふっくらしたつくりになっている。
おぉっ、これってやっぱりアレ用のゆとりか!ってひとりで静かに感動した。

だったら私は年増女に旦那寝取られて嫉妬に狂う妻ってことか。

2008-12-30 17:08:13 | 日記
今月前半戦は雫井脩介の『犯人に告ぐ』を読んで、かなり面白い小説に出会えたのがうれしくてなかなか次の本に集中できなくてそれも困るなぁなんて思っていたら、うちにもケーサツが来た。

小説では、犯人が住んでいるであろう地域をしぼりこんだ上でそこに住む成人男性全員の指紋採取をするんだけど、今日来たケーサツのおじちゃんも「この女の人、洋服に特徴があるんですけど見覚えないですかぁ」なんてプラスチックファイルに入れた資料を手渡してさりげなくカレの指紋を取っていったっぽい。

20日くらい前に、うちの近くの海岸で50代の女の人が殺されて砂に埋められていて、近所の釣り具屋のおじちゃんが第一発見者でテレビに出てた。

その女の人は交友関係が派手だったらしく何人か愛人がいて、このへんに住むそのうちの一人を訪ねるために横浜からやって来て殺されたんじゃないかとケーサツのおじちゃんは言っていた。それで、うちの近くにあるコンビニの防犯ビデオを全部見直していたら、女の人の愛人に似てるんじゃないのかなと思われる男性が映っていたのでこうやって近所を一戸一戸あたっているらしい。

ってことは、土曜日から毎日のようにピンポンピンポン鳴らされてメンドクサかったからずっと居留守を決めこんでたうちなんてかなりマークされてたんじゃないか、だいたい今日はピンポンだけじゃなく「ドンドン!すいませーん、警察です、いるんでしょ?いないんですか?警察なんですけどねー、ドンドン!」とまでやられてしょうがなくドアを開けたくらいで、『犯人に告ぐ』でも「居留守や指紋採取を拒否する者は要注意」とされていたから、うちのカレなんか「かなり黒に近いグレー」だったにちがいない(笑)

実際、「12月8日に何をしてましたか」と聞かれて「携帯の着信とか買い物したときのレシートなんかも確認して思い出してください」とまで言われたんだけど、ケータイなんてゲーム機としてしか使ってないから誰にも電話かけてないし誰からもメールひとつ届いてないから何があったかなんて思い出せませんなんて寂しい回答しかできない。
ちなみに私は帰ってきて運動をちょっとやってイノセントラブを見てスマスマを見てあいのりを見てました。

犯人は男とも女とも断定できないらしくて、私も勤務先とか通勤経路とか買い物はどこに行くのかとかしつこく聞かれたけど、結局ケーサツのおじちゃんは収穫ゼロで帰っていった(と願いたい)。


でも、大掃除をする気配もないキタナイ部屋を見られてしまったので「ろくな夫婦じゃねぇな」と思われたのはほぼ間違いないだろう。

今年の収穫、かな?

2008-12-27 13:47:46 | 日記
苦節7年、というのは2002年2月に出会ってから結婚して今に至るまでの約7年間だけど、ようやくカレと私の共通点がみつかった。

それは「出来上がるまでが楽しい」ということ。
そして「出来上がったら興味を失う」ということ。

ずっとまえに実家でケーキを焼いたときにカレがなかなか芸術的なデコレーションを施してくれたのがきっかけで、クリスマスや誕生日などのイベントの時はスポンジケーキと生クリームとイチゴを買ってきて飾りつけてもらうことにしている。
「ちくしょう、俺買ってきたケーキの方がずっと美味しくて好きなんだケドな」
なんて文句を言いながらも背中を丸めてバターナイフを器用に使って細工を凝らしてくれるのが、私としてはめちゃくちゃ嬉しい。もちろん、あまった生クリームは全部私がなめるので、そこんとこもかなり嬉しい。

そして、今年のクリスマスケーキがこれ。


しかし、この日はもらってきたデメルのザッハトルテが一切れあったので、ブランド志向のカレはそっちを「うめぇ!!」と食っていた。
クリスマスケーキはほぼ私が専門に食べた。ちょっと複雑な気持ちになったけど。
カレが言うには、
「俺って機械屋だから、ものを造っていく過程はすんごく楽しくて集中できるんだけど、出来上がるとあとはどうでもいいんだよね。会社の実験道具も企画して細かい計画立てて設計したり組み立てていったりするのは大好きだけど、いざ完成してさあ実験始めましょう!ってなると途端につまらなくなっちゃうワケ。ケーキも一緒。」
なのだそうだ。

これ、私にもよくあてはまることで、私も物事の「準備」が大好きだけど、実際に物事が始まるとどうでもよくなる。
たとえば旅行。プランニングやチケットの手配、宿の予約、観光名所や美味しい物の下調べ、荷造りなんか嬉々としてやっちゃうし、特に荷造りは入れたり出したりを何度も繰り返して徹夜も全く苦にならないのに、いざ成田空港に着くころになるともうテンションが下がっていて、全部とりやめて帰っちまいたくなる。
たとえば料理や手芸。何を作るかレシピ検索から始めて、何度も何度も説明を繰り返し読んで覚えてしまい、そのとおりに作ってみせるんだけど食べないし使わない。人にあげちゃったりする。
たとえば買い物。綿密にスペック、価格、口コミを徹底的に調査していちばんコストパフォーマンスの良さそうなものを見つけ出すんだけど、それで満足して買わない。必要だと思ったから調べてるはずなのにな…。
それからTOEICみたいな資格試験。申し込んでお金を払ってかなり真剣に勉強して、鉛筆をきれいに削って出かけるのに、試験会場の手前で気が変わってバックレたことが何度かある。(あ、これは逃亡って言うのか。)

カレは、私に言われてしかたなく料理とかもするけど、興味を失っているから「がんばって作ったからきっと美味いぞ!」と思うことがなく、ただ坦々と食うだけらしい。自分で作ったものよりレストランで出てきたりコンビニで買ったりするものの方が何千倍も美味いと思うようだ。ちょっと不思議だけど。


「出来上がるまでが楽しい」
「出来上がったら興味を失う」
なんかあんまりいい共通点とは言えないけど、ま、いいや。

エビのオカシラは私が開いてミソをしゃぶります。

2008-12-26 19:05:31 | 日記
箱根湯本にスコットという洋食屋さんがあって、志賀直哉が通っていたという老舗の洋食屋スコットは熱海にあるのでこっちのスコットとは関係ないかと思うのだけど、こっちももう何十年と続いている評判のいいお店で、ここのご主人が気まぐれで夜だけやってるお店が近くにあるので行ってきた。

10年に一度くらいの頻度で母の弟から飛騨牛ステーキ肉が送られてきて、今までに1回か2回くらい食べて「うわっ、ビーフステーキは自分にはちょっと重すぎるなぁ」と思った私は滅多なことではステーキなんて食べないのだけど、スコットのステーキはぺろっと食べてしまった。
ステーキにフライもつけたカレにはでっかいエビフライとかにみそが隠し味に使われているカニクリームコロッケとかが出てきて、このボリュームはちょっとムリかも…と不安になったのに気がつけばご飯のお代わりをしていた。

とても愛想のよいご主人(イラストのまんまだけど、髪も髭もきれいな白髪になっている)にすっかり恋してしまった。

宇宙からメリークリスマス!

2008-12-25 14:18:38 | 日記
というメールが届いた、添付ファイルつきで。

うわ、きたよ。もうこれ絶対ウイルスだ!もうふざけんな(殴)と思って、開かないで速攻捨てた。そのあとウイルス駆除ソフトを2種類起動して入念にスキャンして、ひっかかったファイルはバックアップもとらずに全部削除した。

ふぅ。



…と思っていたら、なんと、この宇宙からのメールは上司からだったという。
宇宙を飛んでいるインターネット衛星「きずな」を経由してクリスマスメッセージを贈ろうというキャンペーンがあったとか。
それを何日か前に新聞で記事を見て知り、5人に送れるというので私にも送ってくれたのだそうだ。
すっ…すっ…すみませんでしたぁっ!!

宇宙からメールが届いたことよりも、私が上司の選んだ5人のうちのひとりになれたことの方がありがたく、うれしく、心が温まる思いだった。

って、メール捨てたオマエが言うな、って話ですが。


このメールは、はるか宇宙の36,000kmの静止軌道を
まわっている超高速インターネット衛星「きずな」(WINDS)
を経由して、あなたに届けられています。
このメール送信は、超高速インターネット衛星「きずな」
を使ったE-Mail伝送実験に参加した、○○○○○様からの
ご依頼によりお送りしました。
※「きずな」がどのような人工衛星か知りたい方は、
JAXAホームページをご覧下さい。
http://www.jaxa.jp/
宇宙航空研究開発機構(JAXA)


ってことになるはずだったらしい。
うぅ、ものを知らない部下でごめんなさいでした。

桐の箱に入ったケーキ

2008-12-24 16:31:15 | 日記
デメルのザッハトルテをもらった。

いや、私がではなく上司が(あたりまえだけど)。

緩衝材でぐるぐる巻きにされているのをバリバリ破くと保冷剤がポロンとこぼれ落ち、分厚い白い紙でゆるふわに包装してあるのを無造作にむしり取ったらその中からチョウツガイのついた桐の箱が出てきて少々驚いた。
おそるおそる金具をはずして蓋を持ち上げるとまた白い紙に包まれた物体が出てきて、それを外したらようやくパラフィン紙に包まれた濃茶色の珠宝が顔をのぞかせた。
イイカゲンもううんざりだ、この過剰包装。
しかも中味、軽っ。そして小さっ!

デメルにはこのまえのバレンタインのときに少々がっかりさせられたから全然期待していないけれど、そんなに美味しいのだろうか。そんなにありがたいのだろうか。
私は庶民とか貧民とか言われても全然かまわないから、この2倍くらいあるコージコーナーのクリスマスケーキをモリモリ食べたいと思う。

お別れを言いに行こう

2008-12-23 23:55:59 | 日記
その店に入ったのは、いつも行っているお気に入りの店とたしか同じグループ会社だったっけなぁという安心感があったからだ。

でも、いつも行ってるお店ほど満足度は高くなかった。名古屋コーチンだからと言ってやたら高い値段をつけてるけど、焼鳥屋の多いこの界隈でこんな金取ってたら生き残れないんじゃないかとか、店の中がなかなか凝っていて雰囲気の良い造りなんだけど天井が高すぎて寒い…のに体の温まりそうな料理がメニューにないとか、すみませーん!と3回くらい叫ばないと店員さんに気づいてもらえないとか、いろいろ思った。やっぱ、同じグループ傘下とは言っても客への心遣いってこんなに違ってきちゃうんだな。


食べ終わってお金を払った後に「来年も当店をよろしくお願いします、南口に引っ越します」とチラシをくれた。いらないけど、あ、お蕎麦タダ券がついてるヮなんて見ていたら、この店の引越先がいつも行っているお気に入りの店のある場所だった。

えっ、それじゃあそこは潰れちゃうの?とインターネットで調べてみたら、果たして「年内をもって閉店することにあいなりました」などと書いてあった。

はぁー、もうがっかり。
でもこのお店があの店に取って代わるのなら、あのお店のいいところをしっかり引き継いでほしい。できればメニューのいくつかは移行してほしい!と心から願うけど、ムリだろうなぁ。

あのお店がなくなる前にもう一度だけ行こうよと彼が言って、私も行きたいと思ったけど、1週間に2度も外食したらゼータクしすぎじゃないですか。

要するに事故米って言うんじゃ?

2008-12-22 05:34:08 | 日記
1年くらいファンケルの発芽玄米を食べていたけれど、白米にこんなもの混ぜてわざわざマズくして食べるなんて、私ってなんて罰当たりなことしてるんだろう…と内心うしろめたく思っている。
で、たまたまファンケル米と同じくらい価格に値下げされた「プラチナ米」というものを見つけ、試しに買ってみた。

これは普通の米粒よりも若い小さい実を青田刈りしてきたようなもので、なんとなく緑がかっている。これを流水に浸けて発芽させたのだという。
栄養分は他の発芽玄米の何倍もあるとかないとか。

食感はファンケル米よりずっとプチプチして、面白い。
そして、意外にも美味しかった。

でも冷静に「発芽した米って…」と考えていると思い出すのが子どもの頃の出来事だ。
台風がくると、よくおばあちゃんが「強風で稲が倒れて水に濡れたら、芽が出ちゃって食べられなくなる!」と大慌てをし、田んぼに連れて行かれたっけ。
要するに、このプラチナ米ってそういうお米と同じじゃないのかしら。

プラチナ米を水に浸して白米と混ぜていると、もみ殻や明らかに米ではないイネ科の別の植物とおぼしき実がプッカリ浮かんできたりする。黒ずんでいるからつまみ出してよく見ると、虫に喰われて半分くらいの大きさになっている米粒もある。

そんな米を普通の白米の3倍くらいの値段で買ってありがたがって食べてる自分って、なんだか滑稽だ。
でも、美味しいから続ける。おばあちゃんごめんなさい。

教育水準の低さ

2008-12-19 23:20:32 | 日記
昨日母と話していたら、やっぱりイナカの子どもは都会の子どもよりも頭が悪いという話が出た。

ここで母の言う「イナカ」とは山梨県大月市のことで、「都会」とは山梨県甲斐市のことであり、さらにこの話はあくまで「ある教師が持った印象」にすぎないので、田舎の人たちはあまり怒らないで下さい。

母によると、その教師は「都会」で小学1年を担任し、何年か持ち上がって教えたあと、「イナカ」の学校に転勤して1年を担任している。「都会」では1クラス30人で、「イナカ」に来るときに1クラス20人しかいないと聞いたので「やった、ラッキー!きっとラクだぞ!」と喜んだのも束の間、なんだかものすごく物わかりのよろしくない生徒たちばかりで、とんでもなく苦労しているんだそうだ。


そんなにバカだったのかなぁ私も…
(いや、今もバカだって話…)


山梨って、たしか教育水準でも全国ビリを争うほど低いところらしいけど、そん中でもそこまで顕著にバカの地域差が出てるなんて正直驚いた。
親がホント気をつけて子どもの能力を見出だすように努力しないと、仮にいくらポテンシャルが高くても環境がダメなゆえに埋もれちゃうんだろうな、と熊川バレエの番組を見ながら思った。

食い物の恨みは、きっとこわいんだと思う

2008-12-18 23:06:29 | 日記
しかし、クリスマスのブーツってどうしてこんなに高いんだろう。1000円とか1600円とかするくせに、中にはうまい棒とか見たこともないような製菓会社のマシュマロや綿菓子やおかきくらいしか入っていない。なんでもっと各メーカーが競ってクリスマス福袋的なブーツを作って売り出さないのか。

気に入らないので姪用ブーツは自分でお菓子を詰めることにした。小さい子が食べるたまごぼうろとか、ビスコとか、アンパンマンビスケットとかを買ってきて、ミッキーのぬいぐるみも買って(これがいちばん高くついた…ぼったくりディズニーめ!!)去年上司がくれて1年間捨てられずにテレビの上にぶらさがっていたブーツに詰めてみた。

チュッパチャップスを抱え込むミッキー、かわいいっ!(自画自賛)


で、実家に持って帰ったら、ちょうど明日が父の大腸ガン検診で、今夜のうちから下剤を飲むんだとか言ってヘンなカスカスの検査食を食べてる隣で私はすき焼きをモリモリ食べて、なんだかとっても親不孝なことをしていると思った。

クリスマスプレゼント

2008-12-18 18:41:09 | 日記
うちの親の誕生日は12月25日だったりする。

社会人になってから父の日とか誕生日とかにプレゼントを渡すことにしたけれど、何をあげてもあんまり喜んでもらえてないような、無難なところで済ませようとしてるのを見透かされてるような、ま、要するに親が何を求めてるのかがぜんぜんわからない。

実際、プレゼントしたマフラーとかベルトとかネクタイとか、全く使ってくれないのだ。靴下でさえ。

ま、私だって父が買ってきた服で気に入ったのなんてあったことがないから、おあいこだけどサ。

でも、私が父と決定的に違うところは、次の日にちゃんとそれを着て父に見せ、その服で出かけることだ。プレゼントをもらったら使うのが礼儀だってのをわからない父は失礼だと思う。


まぁ、こんなところで親を糾弾しててもいいこと何にもないから話を戻すけど、誕生日にあたり、いや、クリスマスにあたり父が何をいちばん求めているのか真剣に考えてみた。

というか、なにも真剣にならなくったって、そんなことすぐにわかる。
孫に会いたい、それだけだと思う。
だったら私にできることって、姪にプレゼントを買って、実家に置いといて「取りに行きなさい」と弟に言うくらいか。
で、いつまでたっても子どものできない人と幸せな家庭をもつ人がはち合わせて気まずくならないように、私は実家に帰らない。

親へのプレゼントって、これでいいの?
これよりいいプレゼントを誰か思いついてくれないかなぁ。

はからずも韓流に唸る

2008-12-16 13:31:21 | 日記
なんの予備知識もないまま、スカーレットレターという映画をみた。

まず、韓国映画だということに「おぉっ!」となった。
(そんな基本情報すら持ち合わせてなかった。)
主演がハン・ソッキュという、二重スパイとかシュリとか韓国・北朝鮮間の軍事的っぽい映画に出てくる人なので、あぁきっとハードボイルド系の刑事物なのかなぁと思いながら見ていったら、なんだかドロドロでぐだぐだな愛憎劇に発展していったので、なおさら「おぉっ!」となった。

これがイケメンとされる韓流スター(イ・ビョンホンとかウォンビンとか)主演だったらたぶん途中で見るのをやめてたくらい、主演ハン・ソッキュの衝撃は大きかった(ワタシ的に)。
さらに、誰が犯人かなんてどうでもよくなるような結末だったので、映画が終わったときはちょっと頭の中の整理が必要だった。

で、ネットで調べていてR15指定だと知り、またまた「おぉっ!」となった。
オッパイひとつ出てこなかったけど、それでもハードな映像はじゅうぶん撮影可能で、これは昔ぎらぎらしてた頃のワイダ監督の撮り方にも通じるところがあるなと思った。(反共とエロを一緒にしたら怒られるかな)

このまえの恋空は☆★★★★だったけど、スカーレットレターは、私が嫌韓流なのを差し引いても☆☆☆☆★くらいあげちゃう。

タダ食いできる方法

2008-12-14 23:01:46 | 日記
黒ゴマと豆乳のモンブラン 450円也
お飲みものをつけて 550円


読書したいのでゆっくりできそうなカフェを探していたら、イタリアントマトの隣にガラガラの喫茶店をみつけたのでそこに入った。

パプリカという冴えない店名だったけど、中はかわいくてきれいだった。
定年を迎えてさっそく長年の夢を実現してみました…っぽい団塊夫婦が経営していた。

そしていちばん入口に近い席にはご婦人(客)がひとり。

私が店のいちばん奥の席についてケーキセットで1時間半ねばる間、新しい客は来ず、ずっとこの婦人とサシだった。
そしてこのご婦人、最初はケーキを食べていたらしいのだが、そのあとココアか何かを追加注文し、1時間くらいあとには夜の部に突入していた。
そこで私も気がついたのだけど、定食メニューもあって、オムライスやハンバーグやカレーなんかも食べられるのだ。
ケーキセットも良心的な値段だったし、また来よう♪
(しかもこのモンブラン、自家製ではないみたいだけど、激うまっ

で、このご婦人、追加注文をするごとに奥さんをつかまえて、飲み物や料理の味について、価格について、店内のインテリアについて、BGMについて、カウンターの中にいるご主人の様子について、雰囲気がいいだとか配色がいいだとか、シックだとかかわいらしいだとか、褒めちぎっている。

ま、クレームじゃないだけいいけど奥さんも直立不動で20分も30分も聞き役に徹しているのはたいへんだろうなぁ…。私は内心、うるせー、雰囲気こわしてるのはおめーだよと思いながら、読書になかなか集中できず、ご婦人のおしゃべりに聞き耳を立てたりチラ見したりしていたけど、ケーキもドリンクも半分以上残して、定食も2~3種類持ってこさせてるくせにひと口食べて感想を言うだけでほとんど手をつけないのだ。

あ、このご婦人、タウン誌かなにかの記者なんだ!と思い当たったけど、だったら料理の写真を撮ったりしそうなものだし、質問して奥さんやご主人に話させる努力をすることなく自分ばっかりしゃべり続けてるし、いったいこの人は何者なんだろう。
あ、もしかしてカフェ評論家とか?
全国喫茶店振興会の立ち入り調査とか?(そんなのあるのか?)


最後は私の方が音を上げて、カウンターの中にいるご主人にお金を渡して出てきてしまった(奥さんはご婦人の相手に手いっぱいでレジに立てない)。

きっと、ちょっとでもよく書いてもらいたいって気持ちがあるから、このご婦人に代金を請求できないどころか、広告料を何万円も払うんだろうなぁこのご夫婦。
もしかしたらご夫婦へのインタビューや写真撮影なんかは私が店に来る前に終わっちゃってたのかもしれないけど、このご夫婦が新手の詐欺にひっかかりませんように…と祈りたい気分だった。

地球の歩き方のウソ

2008-12-13 18:33:28 | 日記
いつか書こう書こうと思いながら1年半以上過ぎ去ったけれど、じつは昨年の5月に義姉の結婚式でオーストラリアに行ってきた。
昨年の5月と言えば、もう思い出したくないほど仕事漬けの最悪な日々が続いていて、出発日だって夜7時の飛行機に乗るために夕方4時に東京駅で待ち合わせていたのに昼の2時半過ぎまで神奈川で働いていて、いろんなものを忘れて行った。

で、かなり致命的だけどお金を1万円しか持っていなかった。
私は新婦の弟の嫁という微妙な立場だったから、ひとりで勝手な行動が許されるはずもなく、ちょっと皆さんに待っててもらって郵便局へ…なんてことはできなかった。
あぁそうだ、あの日は土曜日だったから、成田に着いたらATMも両替所も閉まってたんだ。夜だったし。

(そして、義親や義姉にお金を借りることもできない…恥)

それで、早速忘れてきた歯ブラシや日焼け止めや化粧落とし拭くだけコットンなんかを買ったりしたので、せっかくの諭吉が野口と小銭に崩れてしまったり。

幸いわが夫が4万円持っていたので(って、両替をまったくしてなかったコイツも緊張感なさすぎだー)とりあえずスーパーでパンとハムとコーラが買えれば5日食いつないで会社のみんなにおみやげも買えるね、と安堵したけど、せっかくタダで海外旅行ができてるのに何やってんだ私たちは!?…と思った。

それにひきかえ、新郎新婦とその両親夫婦はかなりビビっていたらしく、万全の準備をしていたらしい。
朝の5時にケアンズに着いてとりあえずホテルに連れて行かれて、旅行社の人と5日間のプランの確認をしたのだが、オプションツアーの料金を今ここで払ってくださいと言われてまず義母がゴソッとハンドバッグから取り出したのが1800オーストラリアドルキャッシュ。
ちょ、ちょっと待て…。そんなに派手にキャッシュを使ってしまってよいのかこの人は?
ここは私がクレジットカードで払うから、そのオーストラリアドルくれよ!と叫びたかった。

彼も同じ心境。ふたりで必死に堪えたけど。


ま、どうせ基本的に団体行動をしなきゃならないんだから、ご飯も交通費もタダですむから一文無しでもいっか!と思ってたら大間違いだった。
あっちの親(つまり新郎の親)が気をつかってすべての費用を払ってくれようとするから、お世話になりすぎるのは申し訳ないからあんたたちは別行動で好きにやりなさいっ、つーことにされた。

口減らしかよ私たちは。

でも向こうの家族と一緒にいても何にもしゃべることはないし、結婚式だけちゃんと出ればあとは好き勝手に遊べることになってチョー好都合だわ♪と喜んだけど、…あ、そうだ金なかったんだ私たち(涙)

ホテルの隣が免税品店で道を渡った向こうが大橋巨泉のOKショップだったけど、考えてみればものすごいラフな格好で田んぼ道ぬけて会社行ってその格好のまま飛行機に乗ったから、いくら旅の恥はかき捨てですぅとか言ってもグッチやエルメスやアルマーニショップには間違っても立ち入れない。
OKショップだって3回も行けば飽きるし、あとはネットカフェに行ったり、ホテルの部屋でごろごろしたり、郊外のショッピングモールに行って普通のオーストラリア人が買い物するのを眺めたり、それから動物園のカンガルーと戯れることができるコーナーに行ってフンだらけの砂場に一緒になって寝転がって蹴飛ばされたりしていた(着替え持ってないのに…)。

帰りに空港のみやげ店でありったけのオーストラリアドルをはたいておみやげになりそうなお菓子を購入。ばら売りのチョコレートなんかもひっつかんで、最後のおつりは5セントだった。あー使いきった!!

ところが隣の人たち(義姉夫婦、義親夫婦とか)は「あ、今のうちに円に戻しておきましょう」なんて並んできたかと思ったら「10万円も戻ってきちゃったよ」などとのたまってるではないか。
もーどんだけ金あまってるんですか。

世の中はキャッシュレスの方向へ進んでるんじゃなかったのか。海外は危ないから現金はできるだけ少なくしてトラベラーズチェックとクレジットカードを使おうとか指南するガイドブックはウソ並べ立ててるだけだったのか。旅好きだとか豪語してる義姉も金銭については無計画に両替を繰り返して手数料ばっか損してるんだから、ぜんぜん大したことないなぁ…と思いながら私の貧乏旅行は幕を閉じた。