子どもがあまりに小さすぎると、親も一緒に習い事に参加しなければならない。
英会話とか、音楽教室とかがそう。
でも、4歳にもなれば親ばなれしてレッスンを受ける。
その間私は待つ。レッスンを見守りながら。
ほんとうは子どもが習い事をしている間に買い物を済ませたりするのが効率的だけど、今はまだ子どもの意思ではなく親の意思で習い事をさせているのだから、この習い事が子どもにとって有意義かどうかどうかを見て判断する必要があると思うからだ。
先月から太郎にやらせているコナミスポーツクラブのスイミングでも、2階のギャラリー席にはたくさんの保護者が鮨詰めになって座って、プールをじっと見下ろしている。
後ろのほうでママ友どうしおしゃべりしている親もいるし、ずっとスマホやマンガを見ている親だっていないわけじゃないけど、わが子を見守る親が圧倒的に多いのには感心した。私も見習わなきゃと思う。
そんなときに、ラジオでこんなことを話していて、なるほどなぁと思った。
(正確には、ラジオ番組を録音していたものをずっと後になって聞いているので、今日の放送じゃないです)
親から子どもに相続できるものには4つあって、
・経済資本
・文化資本
・社会関係資本
・感情資本
経済資本がいちばん基本的なもので、お金とか、家とか土地とか。
文化資本というのは、どんな育て方をするかということ。意識の高い親だと子どもも意識が高くなる(親が高学歴だと子も高学歴、みたいな)。それから、本を読む習慣とか、映画を見る文化とか、音楽に親しむ姿勢とか、規則正しい生活とか、健康的な食生活とか。
社会関係資本は、親のネットワーク。いちばんわかりやすいのが2世議員みたいな、親の地盤を継ぐみたいなやつ。身近なところで言えば、親が会社勤めをしてるとか、商売をしているとか、どんな交友関係を築いているとか、社会とどう関わっているか、社会にどう貢献しているかを子どもに見せること。
感情資本は、プライド、自信。
経済資本がいちばんの基盤にあるもので、経済資本が高ければ、高い文化資本を得られる。
高い文化資本があれば、社会関係も広がる。
社会関係が充実して、かつ文化的にも豊かになれば、自信にもつながる。
私なんて何のとりえもない人間なので、子どもに教えられるものなんてないので、やっぱ習い事をさせることでしか子どもに文化的資本を与えられないなぁ…ってなっちゃう。そのためには(人任せにするためには)、経済資本(お金)って本当に大事だ。
それに、どんな習い事をさせるかのコーディネートや、どんな教室をさがしだすかは、親の情報収集能力や経験値にかかってくる。これは、親のネットワークの分野かな。
私は子どもには音楽を習わせたかったので、スポーツジムに入れようなんて発想は最初はなく、夫に言われて「ふーん、そっかぁ、じゃ、見学行ってみるよ」と体験入塾させたクチなのだが、楽しんで体を動かしているたくさんの子どもたちを見て、自分の子ども時代と比べてみて、あぁこれは意義がある習い事だなとすぐに思った。
そして自分の子ども時代に思いをはせちゃうんだけど…、よく「教師の子どもは大抵がバカ」とか「警察官の子どもにはロクなのがいない」とか言って、私は前者に当てはまるんだけど、これって
公務員 → 共働きが多い → 子どもはほったらかし → バカになっちゃう
という図式で考えると、けっこう真理なのかも…と思ってしまう。
実際に私だって、働いているときは「太郎にメシ食わせて風呂入れて寝かす」のが1日の目標!ってくらい時間に追われていて、教育するとかしつけするとかほとんど考えられなかった。その結果、太郎のケモノっぷりはすさまじい。
このまま太郎に文化資本を与えないでいたら、私は自分の親と一緒だし、太郎も私みたいにただのロクデナシになってしまうだろう。
かといって、共働きが悪いと言っているわけではなくて(だって今は共働きしなきゃ食ってけないでしょう)、自分のことばかり考えてるんじゃなくて子どもにも目を向けることが今の私には必要だ。これってすごい体力を要すけど。
太郎がプールでジャブジャブ暴れているのを見下しながら、そんなことを考えた。
しかし、子どもは太郎だけじゃなくもうひとりいるのに、2人に高い文化資本を提供するなんてことが私にできるのか?!?
英会話とか、音楽教室とかがそう。
でも、4歳にもなれば親ばなれしてレッスンを受ける。
その間私は待つ。レッスンを見守りながら。
ほんとうは子どもが習い事をしている間に買い物を済ませたりするのが効率的だけど、今はまだ子どもの意思ではなく親の意思で習い事をさせているのだから、この習い事が子どもにとって有意義かどうかどうかを見て判断する必要があると思うからだ。
先月から太郎にやらせているコナミスポーツクラブのスイミングでも、2階のギャラリー席にはたくさんの保護者が鮨詰めになって座って、プールをじっと見下ろしている。
後ろのほうでママ友どうしおしゃべりしている親もいるし、ずっとスマホやマンガを見ている親だっていないわけじゃないけど、わが子を見守る親が圧倒的に多いのには感心した。私も見習わなきゃと思う。
そんなときに、ラジオでこんなことを話していて、なるほどなぁと思った。
(正確には、ラジオ番組を録音していたものをずっと後になって聞いているので、今日の放送じゃないです)
親から子どもに相続できるものには4つあって、
・経済資本
・文化資本
・社会関係資本
・感情資本
経済資本がいちばん基本的なもので、お金とか、家とか土地とか。
文化資本というのは、どんな育て方をするかということ。意識の高い親だと子どもも意識が高くなる(親が高学歴だと子も高学歴、みたいな)。それから、本を読む習慣とか、映画を見る文化とか、音楽に親しむ姿勢とか、規則正しい生活とか、健康的な食生活とか。
社会関係資本は、親のネットワーク。いちばんわかりやすいのが2世議員みたいな、親の地盤を継ぐみたいなやつ。身近なところで言えば、親が会社勤めをしてるとか、商売をしているとか、どんな交友関係を築いているとか、社会とどう関わっているか、社会にどう貢献しているかを子どもに見せること。
感情資本は、プライド、自信。
経済資本がいちばんの基盤にあるもので、経済資本が高ければ、高い文化資本を得られる。
高い文化資本があれば、社会関係も広がる。
社会関係が充実して、かつ文化的にも豊かになれば、自信にもつながる。
私なんて何のとりえもない人間なので、子どもに教えられるものなんてないので、やっぱ習い事をさせることでしか子どもに文化的資本を与えられないなぁ…ってなっちゃう。そのためには(人任せにするためには)、経済資本(お金)って本当に大事だ。
それに、どんな習い事をさせるかのコーディネートや、どんな教室をさがしだすかは、親の情報収集能力や経験値にかかってくる。これは、親のネットワークの分野かな。
私は子どもには音楽を習わせたかったので、スポーツジムに入れようなんて発想は最初はなく、夫に言われて「ふーん、そっかぁ、じゃ、見学行ってみるよ」と体験入塾させたクチなのだが、楽しんで体を動かしているたくさんの子どもたちを見て、自分の子ども時代と比べてみて、あぁこれは意義がある習い事だなとすぐに思った。
そして自分の子ども時代に思いをはせちゃうんだけど…、よく「教師の子どもは大抵がバカ」とか「警察官の子どもにはロクなのがいない」とか言って、私は前者に当てはまるんだけど、これって
公務員 → 共働きが多い → 子どもはほったらかし → バカになっちゃう
という図式で考えると、けっこう真理なのかも…と思ってしまう。
実際に私だって、働いているときは「太郎にメシ食わせて風呂入れて寝かす」のが1日の目標!ってくらい時間に追われていて、教育するとかしつけするとかほとんど考えられなかった。その結果、太郎のケモノっぷりはすさまじい。
このまま太郎に文化資本を与えないでいたら、私は自分の親と一緒だし、太郎も私みたいにただのロクデナシになってしまうだろう。
かといって、共働きが悪いと言っているわけではなくて(だって今は共働きしなきゃ食ってけないでしょう)、自分のことばかり考えてるんじゃなくて子どもにも目を向けることが今の私には必要だ。これってすごい体力を要すけど。
太郎がプールでジャブジャブ暴れているのを見下しながら、そんなことを考えた。
しかし、子どもは太郎だけじゃなくもうひとりいるのに、2人に高い文化資本を提供するなんてことが私にできるのか?!?