一期一会

つい先日、とてもとてもお世話になった方を天国へ見送った。
すごく困った時に、冷静に中立な立場から意見をいただいた。
そして、そうか！と、その方の言葉は胸にストンと落ちた。
いつも周りへの気遣いがいっぱいで、
最後の最後まで周りのことを気にされていたらしい。

発表会が終わったら…というイイワケをタテしていて、
結局お見舞いに伺うことが叶わなかった。
時間なんていつでも作ることはできたのに。
「会いたい」と思う人には、
その時にきちんと会っておけばよかったのに。
目一杯の後悔が残る。
そして、感謝の気持ちでいっぱいになる。

そして別の先日。
大学時代の同窓会があった。
気の置けない仲間たちとの十ウン年振りの会話。
音大だから？なのか、
歯に衣着せぬ会話にカドがたたない。
自己主張の音楽人間だからか、言いたいことは言う。
でも互いを尊重し合う。
こんな仲間はそういない。
それでも連絡の取れなくなっている仲間もたくさん。
あの貴重な出会いを、あまりにもいい加減に流してしまっていたことに気づく。


人との出会いは一期一会。
大事に大事に大事に、
自分の誠心誠意、大切にしていきたいと思う。