復習の嵐

「お願いします」といいながらＮちゃんが手渡してくれた楽譜の数。
すっごく多くてびっくり。

「どうしたの？これ？」
とＮちゃんに聞くと、
「今日はこれ全部弾いたの」って。

その楽譜たちは全てＮちゃんが卒業した本ばかり。

「なんか楽しかった」って。

すっごく嬉しい

たま～に、卒業した楽譜を端から処分されてしまうお家もあるけれど、
それ、ちょっと悲しい。
楽譜たちは、どんなに易しい楽譜でも大事な大事な成長の証。
…と共に、Ｎちゃんのように思い立った時に、
何かをパ～っと弾いてみたいと思ったときに、
楽しく弾ける曲たちであり、
そうした復習的なことから再び学びを深くさせてくれたりする
大事な大事なもの。

Ｎちゃんは、そうした復習を日々繰り返してくれるようで、
これまでのことが全て力になってきているから、
最近の曲の進みは早い。
ビックリするくらい。

「弾き通すんだ！」という根性もすごいけれど、
練習の仕方も小１なのに大人顔負け。
楽譜の中に「第１パート」「第２パート」…などとＮちゃん自身の手で書き込んであって、
そのパーツ分けしたところを、納得がいくまで練習するんだそう。
それも「片手譜読みはあんまりしないでね…」と口が酸っぱくなるまで言う私の希望も汲んだ
それはそれは立派なパーツ分け。
フレーズの意味のあるまとまりを決して外さない。
こんな風に理解して弾いているんだねぇと感心させられる。

「こうしたら上手に弾けるようになったんだよ」
と笑顔いっぱいで報告してくれるＮちゃん。

そんなＮちゃんの頑張りに置いて行かれないように、
私も毎日がんばってピアノに向かわなければね