新曲の宿題の際、
これ何の音?
このリズムは?
等々、
Rちゃんが詰まりそうなポイントを
前もって聞く。
それに対しRちゃん
「ファ? それともシ?
あー、でも分かんなーい!」
「こうかな? こうかな?
んー、知らなーい!!」
と言うことが殆どだった。
およそ、
考える気ナシ。
五線の仕組みを話していても
全く受け付ける気がないようで、
リズムのことも、
ボンヤリしか受け止めてもらえない。
チャンネル
みたいなものがあると思っている。
当人が欲っしている情報でも、
言葉遣いや表現の仕方、
場の雰囲気みたいなもの、
これが合わないと
腑に落ちる
というところまでは行かない。
チャンネルが合っていないのだなぁと思う。
違う言葉、違う表現、
違う雰囲気で話したら、
ストンと理解できてしまったりする。
または、理解する気がない
ということも。。。
当然、何をどうすればいいのか
よく分からないままなので、
家でピアノを弾くことも少ない。
…のRちゃん。
先週のレッスンで、
何度目かの五線の仕組みを話した。
と、「!!」という表情をして
しばらく黙って話を聞いていた。
そして「あーあーあーあー!」
どうやらやっとチャンネルが合ったらしい。
1週間、家で取り組み、
来週まで「!」に疑いが残らなければ…
願いながらの翌週。
Rちゃん。
宿題の曲、弾いて来てくれた。
どうやら「!」は間違いなかったみたい。
新曲に対する質問にも、
「これは、こうこうこうなるから、
だから、コウだ!」と。
Rちゃん自身も嬉しそう。
私も嬉しい。
チャンネルを合わせられるだけの
たくさんの引き出しを、私の中に
まだまだ、まだまだ増やさなければ
と思わされる。