宿題の曲を演奏する前に
「先生、質問でーす」
と言って来るのが最近のRちゃん。
この質問が素晴らしいのだ。
右手は細かなスラー、
左手はスタッカートだったりすると
「右手を繋げて弾いて
左手は短く跳ねるのが
むずかしくって
本当にそんなことやるんですか?」
「タタ(8分音符)が続くと
リズムがくっついちゃうんですけど
(2つ組になって、整わない)
それを気にすると
左手が上手くいかなくて…」
等々、
練習の中から
きちんと課題を見つけて
それに取り組むRちゃんの姿。
ただただスゴいなぁ
と思う。
ほんのちょっと前までは
これ、どういうことでしょう?
なんて、私から質問されても
「えー、分かんなーい」
と言って、
考える気なんてサラサラございません
が如く、
「教えて教えてー」
と言っていたのに。
今は、自分で弾きながら
アレコレ考えて、
上手くいかないところを見つけて
課題を次々にクリアしていく。
考えることを
面倒くさがる人も多いけれど、
こうして考える人をやってくれる。
嬉しいなぁ。
目の前の難しそうなこと、
知らないフリして
気付かぬフリして
通り過ぎようとせず
真正面から対峙する。
Rちゃん。
なかなか、たのもしい人になりました。